左手で写真を撮る治具

ちょっとした自慢の装置です。
珈琲をたてながら写真を撮ったり何かをつくりながら写真を撮ったりするときに左手でシャッタを押せる治具です。
別に作ったわけではなくiPhoneを左に寄せただけなんですけどね。
これがけっこう調子いいんです。昔のホームページからcoffeeproにデーターを移そうとしたときに文章は簡単に移動できるわけです。しかし、写真が昔のものでは小さすぎで使えない・・・
そこで新しく取り直すわけですが単なる説明の写真ですからそんなにかっこよくなくてもいいわけです
このカメラを使ってじゃんじゃんブログを書いていきたいと思います。

正解は「Drip$ Lの台紙を切る治具を作っていた」

こんにちは。。

Drip$ Lの販売に向けて、準備を進めているのですが・・・

その内の大事な作業の1つは、治具作りです。
Drip$ Lの台紙は、1枚1枚手作業で切っています。効率よく作るには、この治具が欠かせません。

まだ、鑢がけが甘く、手を切りそうです

後は、チラシや淹れ方等、印刷物が到着すれば、販売です。

いよいよです!

抽出について-相手の目線に立つ

初めての人に抽出を教えるときに大切なことは
相手の目線に立つことだとおもう。

自分が出来ることは相手もできると勘違いするのではなく
相手にあったやり方にアレンジせねばならない。
そして、だんだん自分と同じことが出来るようにするのが近道になる。

ぼくは、ドリップポットでお湯を細く何分差していてもそんなに苦痛にはならない。
慣れだと思う。
慣れるまでは女の人にはドリップポットは重いのである。
だったら、水の量を減らすか途中で休憩させるかせねばならない。

つまり、自分の感じる重さと相手の感じる重さは全く違うという事をまず理解しておかねばならないという事である。
そうしないと相手に無理させてしまって一番大切な部分を教えるのに時間がかかってしまうことになる。

一番に教えねばならないこと・・・
本人がいれる珈琲が一回ごとにおいしくなっていくことを体験させることがまず大切である。
いれ方で味が変わることを知ることが一番大切なのである。
技術は練習で何とかなっていく。

自分でもできると感じさせることは、初めての人に絶対に体験させておかねばならないことなのである。
これを体験させれば確実に自信になっていくのである。

プロを作るというのは自信を体験させるという事に尽きるような気がする。

お湯を垂直に落とす練習・松屋式の基本はお湯のコントロールである

超お気楽抽出法


この抽出法は、蒸らしなしで抽出するどんな素人でも確実にできる抽出法です。
お湯のさしかたもへったくれもなくテキトーにお湯をさして落ち切ったコーヒー液を何度か珈琲の粉の中を通すというだけのいれ方です。(ベースとなっている技術は、二度ごしという技術です)

一度目の注湯・太めのお湯でどば―――っと注ぐ
粉が浮いた状態で水位が下がった時の特徴である蟻地獄が出来上がる
珈琲の成分は完全に溶けてはいない

お湯を”どばーーーっ”と注ぐ
コーヒーは、こまかく挽いてドリッパーにいれます。
粉は、平らにしても穴をほってもなんでもOKです。
人数分のお湯を沸かしたら、なーーーも考えずに”どばーーーっ”と 注ぎます。
(めちゃめちゃ大胆に、そしていいかげんに・・・)
お湯を細くだとかそんなこと考えずに、”どばーーーっと”がポイント!
ちなみに、一度目の注湯あとは、あり地獄のようにコーヒーの粉がすり鉢状に かべにくっついた状態になっています。
これは、コーヒーの粉がお湯に浮いた状態であった証拠です。
本来のドリップならば完全にダメなんですが、この抽出法ではたいした問題ではありません。

一回落とした抽出液をもう一度コーヒーに通す

壁に付いた珈琲の粉が少なくなっている。

ドリップしたコーヒーをもう一度ドリップする
一度目と同じようにコーヒーの抽出液を”どばーーーっと”ドリップします。
簡単にいえば、コーヒーかすの中を2-3度抽出液を通すだけなんです。
そうすると、コーヒーの持っている嫌味などが最初にでてきても、 2-3度目にコーヒーかすの中を通したときにコーヒーのカスに嫌味なんかが 吸着されちゃってひじょーーーに飲みやすく”マイルド”になります。
ちなみに、ていねいにいれたコーヒーよりは、味がやっぱり落ちますけどね
(あたりまえかぁ・・・・・)

基本この超お気楽抽出法は、二度ごしの原理を使っています。
本来の2度ごしは、蒸らしも普通にやるのですがこの淹れ方では蒸らしをしない代わりに何度か珈琲の粉の中をくぐらせる方法をとっているわけです。


二度ごしの原理

この原理を説明しますと、一度目の抽出の場合、高温のお湯でドリップしてますから、 ものを溶かす力が強くうま味もしぶ味もとけます。
ところが、二度目の抽出の場合は低温で高い濃度のコーヒー水溶液で抽出することになります。 この場合、コーヒーの粉に残っている不純物はとけにくい成分のため、 高い濃度で低い温度の水溶液にはとける事ができないのです。 そのかわりに、コーヒーの粉の別の性質がでてしまうのです。 それは活性炭と同じ吸着作用を持っているということです。
不純物は吸着されやすいため、二度目の抽出の時、 不純物がコーヒーの粉に吸着されて飲みやすくなります。 ネルドリッパーの場合、コーヒーの粉が細かいので吸着作用が効果的に起こります。 (つまり、こまかくひくとコーヒーの表面積が大きくなって吸着作用がおおきくなる)
ちなみにこの吸着がおこるためには低温(60度以下)でなければなりません。 (活性炭の浄水器にお湯を通さないように注意書きがあるのは吸着作用は、低い温度でなければ 効果が弱く、逆に高温のお湯を通すと今まで吸着した物質がはずれて溶けだしてきてしまうからです。)
よって、二度目の抽出の際、コーヒーを暖めてから抽出するとおいしくなりません。
下の二つの器具も二度ごしと同じ効果があります。

誤解のないようにしてほしいのですが、おいしくはいったコーヒーを二度ごしすると 味は確実に落ちます。まずいコーヒーをうまくすることはできますが、うまいコーヒーを もっとうまくすることはできません。

超お気楽抽出法はこんなときに利用してください
この方法の1番オススメは、アウトドアです。
別に、サーバーが二つ必要なわけでなく、なべでも何でもいいんです。
2つのいれ物があればOKなんです。
それと、パーコレーターやなんかを持っていかずにすみますから 荷物が少なくてらくちんです。

この方法では、お湯が沸かせればあとは何もむずかしい操作がいらないので はじめての人でもコーヒーをたてたことのない人でも大丈夫です。
喫茶店ぐらいのコーヒーならばバッチリできます。
(ても・・・・できれば、真面目にコーヒーをいれてほしいなぁ・・・・)

焙煎について-蒸らしという言葉の謎

昔から使われている言葉ですが、ちょっと・・・
ぼくたちコーヒー屋が、焙煎で使うことばで「蒸らし」という言葉があります。
これは、焙煎機の排気を絞って釜の中を「蒸し焼き」状態にすることをいいます。
ぼくも、この言葉になにも違和感もなく使っていました。
当然蒸し焼き状態ですから、空気の流れはめちゃめちゃ遅いもんだと思っていました。
(たぶん、他のコーヒー屋さんも同じだと思う)
昔、自分の焙煎機に排気監視窓というものをつけたときに 排気を絞っているのにチャフ(豆表面の薄皮)が勢いよくとんでいるのにびっくりしたことがあります。
実際に風速計で測定した時にびっくりしました。
一番排気を絞った状態で一秒間に14リットルの空気が流れているのです。
(ちなみに、ぼくの焙煎機のドラムの体積は16リットル)
これだけ空気が流れているのに「蒸らし」ということばはちょっとおかしいんじゃあないでしょうか。
ただ、しっくりとくる言葉をぼくも思いつきません・・・・

20年ぐらい前は蒸らしを空気の流れでとらえていた感じでした。
つまり、蒸らしは空気の流れが遅い状態でそれによって湿度が上がるというような感じにとらえていました。これは自然排気の概念からくる流れなんです。
これを業務用に当てはめるのはちょっと無理があるのです。
強制ファンのパワーでは自然排気のようなゆるさはやっぱり無理なのです。
大量の豆を自然排気で煙を抜くというのは無理がある。
だから強制排気なんですが実は強制排気は弱い排気が苦手なんです。
排気を絞ると隙間は小さくなるけど圧力差は大きくなってしまって思ったほど下がらないのです。
フジローヤルの3キロと5キロの場合は、切り替えダンパーの隙間があって圧力差を弱めてくれるという効果があるのです。単独ファンのタイプはそれがないので弱い排気がめちゃめちゃ苦手なのです。

・・・とりあえず湿度を上げる方法を書こうと思ったけど長くなりそうなので解説はまた別の機会にします。

排気の流れを見るための窓と・差圧を測っているチューブ

全開バリバリで、Drip$ L 製作中!

こんばんは。。

本日、Drip$ L の本格的な製作に入りました!

Drip$もDrip$ L も1個1個手仕事で丁寧に作っています。

先ずは、中川さんが松本君に作り方を教えて・・・
と言っても、既にDrip$に関しては製作の第一人者ですから、違いを確認する程度。
中川さんがお手本を1個作ってみせて、ものの数十秒で指導終了!

お手本として、1個、作ってみせただけですけど・・

松本君に変わって、治具にDrip$の蓋をセットして、さらりと1個穴開けしてしまい・・・
こちらも、数秒。。あら、完璧!

流石、手慣れたものです!

ということで、只今、「全開バリバリでDrip$ L 製作中!」です。

いよいよ、7/13(水)販売開始しますので、そちらも「ヨ・ロ・シ・ク!」です。

今年はYemeniaをふるさと納税に出品しています

こんにちは。。

こっそりですが、ふるさと納税に毎年出品しています。

昨年は、コピ・ルアクとエスメラルダ・ゲイシャ・オークションMIXの2品でした。

そして、今年は、コピ・ルアクとYemenia(ふるさと納税Version)の2品です。
Yemeniaが5月頃、掲載されていたのですが、告知をしていませんでした。

コピ・ルアクは、今後もふるさと納税に出品していきますが、Yemeniaは今年限りの珈琲となります。

ふるさと納税もご愛顧を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

【ふるさとチョイス】

【楽天】

【さとふる】

フレーバー店頭に瓶詰コーヒーの瓶が登場!

こんにちは。。フレーバー店頭に瓶詰コーヒーの瓶を並べました。

そのために、テーブルを掃除するのに40分以上もかかるのは如何なものかと思うのですが・・・

瓶詰、店頭でもお買い求め頂けます。

瓶の後ろにはKANAWAKU CHAN TOWERが鎮座してますので、ご覧になっていってください。

どちらかと言うと、後ろのKANAWAKU CHAN TOWERを写したかったりして・・

細かすぎて伝わらない遊戯 青嵐のあとで

青嵐(あおあらし)とは、青葉の上を吹きわたる風のことです。
句歌の季語としては三夏(旧暦の4月・5月・6月)を通じて使える言葉ですが、かなり多くは初夏(旧暦4月)の青葉を揺すって通る風を指します。
さて、sajou no hana(さじょうのはな)の楽曲「青嵐のあとで」は、TVアニメ「とある科学の超電磁砲T」の後期エンディングテーマです。
「とある科学の超電磁砲T」は2020年1月から6月まで放送される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響による制作遅延で放送が中断されました。
ようやく再開されて実際に後期「天賦夢路」(ドリームランカー)編が始まったのは2020年7月下旬、私はエンディングテーマの「青嵐のあとで」が時季外れになってしまったのでは、と心配になりました。
ところが、聴いてビックリ!
《夏の終わりを告げるような微温い風とともに、淡い紅掛けの空の色に染まっていくよ》
と、まるで晩夏から初秋へと移りゆくような詞で「青嵐のあとで」は唄われていたのです。
こうして、コロナ禍による放送の遅延を予見したかのように、「青嵐のあとで」は華やかで疾走感のある夏から涼やかで切ない秋へと移ろう時季にピッタリの名曲となったのです。
何? それがどうしたって?
こういう‘中二病’的(?)ネタを感じ取りながら、そこに表象される珈琲豆を作り出すところも「珈琲遊戯」らしさである、と言いたいワケです(笑)
そして、また一年が過ぎて、この時季の「THE SECOND LOOK」は再び珈琲豆「青嵐のあとで」にする、そう私は決めて待っていたのです。
それでは名曲「青嵐のあとで」を聴きながら、珈琲豆「青嵐のあとで SL」をお楽しみください。

sajou no hana 『青嵐のあとで 』(Music Video)