「アポロくん・ミニ」

アポロくん・ミニの特長

松屋の先代が開発した「アポロ」は、コーヒーのオイルも溶かすことができ
独特の味わいをつくりだしていました
そのため、ブラックでも美味しく砂糖・ミルクにも負けないコーヒーを
つくることができたのです
ただし、ハンドとリップほどお湯を自由にコントロールできない欠点も
あわせもっていました
このアポロくん・ミニは普通の松屋式では溶かせなかったオイルを
溶かすことができるようにしました
そして、松屋式の特長であるきれいな味も作り出すことができるようになりました
ちなみに・・この装置は、アイスコーヒーを40杯だしでつくったときに
コーヒー液面に油が浮いていたのをみてこの装置を考えました

アポロくん・ミニの装置

減圧装置(写真左)
簡単にいうと真空ポンプのようなものです
ポンプ性能 ・1600cc/分(弱いパワーがポイントです)
リリーフ弁 ・-200mmaq(めちゃめちゃ弱いです)
強すぎると雑味もひっぱってしまう

減圧ドリッパー(写真中)
河野の名門というドリッパーを改造しました
基本的には松屋式ドリップで抽出します

カリタの800ccサーバー(写真右)
このサーバーにセットして動かします

アポロくん・ミニの使い方
基本的に松屋式に準じた抽出法です
(松屋式ドリップを極める参照)
大きな違いは、粉のひき方が松屋式よりも細かいものを使います
これは減圧した状態でもお湯が緩やかに流れるための抵抗にするためです
(粉にお湯がある程度滞在しないと成分は溶けない)
蒸らしに関してはポンプとドリッパーのホースを接続しません
そして、蒸らしで3分間待つのも松屋式と同じです
(写真・お湯をさして蒸らしている状態)

抽出
ポンプとドリッパーのホースを接続します
そして、ポンプのスイッチを入れます
あとは通常の松屋式ドリップとまったく同じです
つまり、ひたひたの状態で人数分の半分まで抽出したらそれで終わりです
好みの濃さに薄めたらそれでOKです
(写真・抽出中)

抽出後のドリッパー部分

...

出来上がったコーヒー

アポロくん・ミニの基本原理
通常の松屋式ドリップではコーヒーの持っているオイルは溶かすことができません
水で濡れたペーパーは油をはじく性質があって
オイルがペーパーフィルターを通過できないのです
もし、ペーパーフィルターでオイルを通過させたかったら
コーヒーの粉を勢いよくかくはんさせることによってオイルを通過させるしかありません
(松竹コンボドリップ法参照)
ただし、この場合は松屋式のようなクリアできれいな味は不可能となります
粉を動かさない状態でオイルを通過させるためにポンプで減圧して力をつくり
その力によってオイルがペーパーフィルターを通過することができるわけです
松屋式のクリアさとアポロのミルクに負けない強さを兼ね備えたコーヒーを
簡単につくることが可能になりました

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

「アポロくん」の改造

基本設計は同じでも・・・・

減圧抽出法という基本設計は同じです
しかし・・こまごまとした部分の改造を施せばもっと使いやすく
もっとレベルの高いコーヒーがつくられると思います
そこで、改造部分だけのページをつくってみました

(写真・水を流すためのロート)

(写真・ロートに水を送るパイプ)

薄める実験装置
松屋式などではうまみが抽出されたあと薄めるという方法をとることがあります
そこでこのアポロくんでもその方法が有効かどうかを実験してみました
構造としては簡単でお湯の出口に一本外側に流れるパイプを用意します
そしてそのパイプを通った水はコーヒーの粉を通らずにサーバーのほうに流れる構造になっています
装置としては結構おもしろいのですが・・・・
実験してみると単に水っぽくなってしまってボツとなりました

(写真・回路全景)

(写真・圧力弁付近)

アポロくん制御回路
使い勝手を良くするために制御回路を新しくつくりました
工夫した点は、スタートボタンを押すと真空ポンプが動き減圧されたときに初めて
コーヒーメーカーが動くようになっています
そして・・終了ボタンを押さなくても勝手にタイマーで終了させるようになっています
ついでに・・・終了と同時にアポロくん本体に空気を送り込む電磁弁まで取り付けました
あたらしく精度の高い圧力弁を採用しています

(写真・ターンテーブルの内部)

原点復帰するターンテーブル

これはターンテーブルが決まった位置でとまるようにつくったものです
構造はいたって単純で100Vが流れるとターンテーブルは100Vで動きます
そして・・・100Vがとまると電池に切り替わってリミットスイッチをたたくまで動きます
つまり・・ターンテーブルが止まっているところは 必ずリミットスイッチがたたかれた場所となるわけです
この装置の利点は、サーバーの取っ手がどこで止まっても必ず元の位置に帰ってきてくれることです
それと・・もともと800gまでしか載せられないターンテーブルに
ベアリングをいれて重いものを載せても大丈夫なように改造しました

(写真・制御盤正面)

(写真・制御盤横)

(写真・制御盤後ろ)

プログラムリレー・ZENを使った回路
プログラムリレー・ZENは、使い勝手のいい回路を内部に組むことができます
その分複雑な作業をさせることが可能となります
コーヒーメーカーの場合ヒーターがあったまっているときとそうでないときでは 湯のでるタイミングが大きく違います
そこで実際に測定してヒーターが冷えているときとあったまっているときでは 蒸らしに使う時間を変えています
ついでにアイスコーヒー用の設定も組み込んであります
コーヒーができたときにブサーで知らせる機能や アポロくん内部を1気圧に戻す機能もつけました

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

「アポロくん」実験機

アポロの機械化について・・・

先代が開発したアポロは湯を沸かす機能がついていませんでした
今回ぼくがつくったアポロはコーヒーメーカーを改造して自動化に取り組んでみました
しかし・・基本的には先代が研究したアポロと原理は変わりません
ですからぼくのつくった機械は「アポロくん」と命名しました

(写真・アポロくん実験機)

アポロくんの基本構造

アクリル板でできた箱の中にコーヒーメーカーが入っており外側の回路で制御できるようになっています
アクリル板の箱の空気を真空ポンプで抜いてやり0.8気圧に固定するようにリリーフ弁が働いています
コーヒーメーカーにターンテーブルがついており均等にお湯があたるようになっています
あと・・・松屋の金枠が使えるようにハリオのドリッパーを改造してあります
そして・・サーバーはハリオのレンジサーバーを使っています
これはターンテーブルで回転したときに取っ手が引っかからないためです

(写真・制御回路)

(写真・真空ポンプと圧力弁)

制御回路と真空ポンプ付近

制御回路は最初にお湯を噴出す量と蒸らし時間を制御しています
一回目の抽出と二回目の抽出では蒸らしに使うお湯の量が変わってしまうのでタイマーを
変化させねばならないのがちょっと問題です
真空ポンプに関してはさほど大きなものは必要ありません
しかし・・機密性を作るのが難しく最初は強力なポンプを利用しました
そして一番の心臓部は、圧力を一定に保つための圧力弁です
この調整によって決まった圧力でとめることができるのです

(写真・圧力弁)

(写真・ターンテーブル)

圧力弁とターンテーブル

この圧力弁の出来で性能が決まります
もっというとばねが重要になります
真空タンクをつくったときにこの圧力弁を研究していたので今回はまったく問題なくできました
性能もまったく問題ありません
ターンテーブルは、宝石などをディスプレーするものを利用しています
コーヒーメーカーのウォーマーをはずした寸法にちょうどいい物があったのはラッキでした
それと・・このターンテーブルは電池でもアダプターを使ってもOKなところが気に入っています

(写真・ドリッパーとサーバー)

ドリッパー部分

問題となるのがドリッパーです
ハリオのドリッパーがちょうど使えるのですが、なぜか水っぽくなる欠点があるのです
たぶん・・らせんのリブが水を強く引っ張る性質を持っているんではないかと考えています
そこで松屋の金枠をハリオのドリッパーに取り付けて使うようにしました
実際に水の流れというのは不思議なものです
ついでに言うと・・サーバーはハリオのレンジサーバーです
たぶん・・ターンテーブルで回転させても取っ手が引っかからないように
取っ手が工夫されているのだと思います
この実験には非常に助かりました

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

アポロの研究

減圧抽出を考える

アポロコーヒーを使っていて、味が一定しないし減圧して抽出した後・・・
装置が大気圧に戻ってしまっていたりとよくわからん部分が多かったのです
そこで本格的に減圧抽出を実験することにしました

今回使った実験道具

真空ポンプ・・・電動のものを使いました
真空タンク・・・一定の圧力で止まるようにしてあります(調整は可能)
ごぼごぼびん・・空気の流れが視覚的にわかるようにつけました(逆止弁付き)
注湯タンクは・・「アポロ」のものをそのまま使いました(減圧ゲージ付き)
ドリップ部分・・松屋式の5人用のペーパー使用(温度計付き)
蒸らし時間・・・3分(これは絶対に必要)
コーヒーの粉・・細かめ(NO.4)
粉の量・・・・・50g
お湯の量・・・・800cc

この装置は、一定の圧力の中でドリップしたときに粉がどんな状態になっているかを実際にみられるように考えてつくりました
たかが減圧・・・されど減圧です
実際に減圧状態で抽出すると1気圧で抽出したものと味が明らかに違うし、粉の動きやすさやガスの抜けやすさも違ってきます
実験をやればやるほど・・・コーヒーって奥が深いなぁと感じました

今回の実験でわかったこと

減圧度合いとコーヒーに味について
アポロコーヒーは減圧すればするほど味が濃くなる傾向があります
しかし、雑味もでてくるようになります
つまり、そこにころあいというものが生まれます
そのころあいが、0.8気圧かいわいではないかと考えます
(2000mぐらいの山の気圧です)
とりあえず、0.5気圧まで下げると雑味を強く感じます
これは減圧することによってモノを溶かす力が強くなりすぎたためだと思います

抽出後の粉がふかふかなときにうまく抽出されるわけ
粉がふかふかなときというのはコーヒーにお湯を落とすスピードあっていると考えていいと思う
つまり、粉にお湯を多く落とすとコーヒーの粉から泡が吹き出して粉の隙間が埋まってしまう
粉が動くときに雑味の成分が溶けだすように感じます。
同じ様に減圧して少し湯の量を多くして粉を動かすようにすると雑味感が一気にでてきます。
コーヒーのふかふか感が残っているということは泡が吹き出して粉がしまることがなかった・・・
すなわち、粉が動いたことによる雑味はでなかったということなのです

アポロで抽出したコーヒーが、ミルクと相性がいい訳
通常の松屋式というのは、粉を動かさずに抽出します
その抽出法ではきれいな味になりすぎてミルクに負けやすい欠点があります
そして、それを防ぐために少しの雑味をわざといれたり・・・
粉をわざと動かして微粒子感をだして対応していました
アポロではそんなことなしにミルクに負けないコーヒーになります
どうも、減圧した状態で抽出すると大気圧下での抽出ではとけない成分があるように感じます
そのため、アポロを減圧せずに抽出したものと減圧して抽出したものではまったくコーヒーの味が変わってしまいます
(減圧しなきゃあ普通のドリップですけどね・・・)

減圧状態でのコーヒーメーカーでの抽出について
いえることは・・・・濃くなる・酸味を感じることが特長です
ただ・・・この特長というのはコーヒーの粉が動いたときにおこる特長と感じました
通常のアポロコーヒーを湯の量を多めに出して粉を動かすと同じような味が現れるのです
コーヒーメーカーはお湯のコントロールが難しく・・・
アポロの特長である粉を動かさずに 減圧することによりお湯が粉の内部にはいりやすくなるという特長を生かしにくいのだと感じました。
(これに関してはちょっとしたお遊びですが・・・)

通常の実験装置

コーヒーメーカーを動かす

アポロという機械について

減圧抽出というのはけっこう可能性があると思いました
特に・・・喫茶店で有効だと思いました
真空ポンプと減圧タンクを使えば何台ものアポロが同時に動かせます
それと、0.8気圧程度ならば熱帯魚に使うホース程度で十分耐えることが出来ます
つくりかた次第ではコーヒーメーカーのような装置も可能だと思いました

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

ポットのお湯で紅茶をいれてみよう

紅茶というのは、新鮮な水を沸騰させて使うのが基本です。
しかし実際には、90度ぐらいのお湯でも十分に紅茶の成分が溶けるのです
(90度・・・・沸騰ポットの保温状態)
ということは、温度的にいえば紅茶をたてるのに十分の温度を
沸騰ポットの保温は持っていることになるのです。
そこで、沸騰ポットを使って紅茶をたてるたてかたを実験してみました。

写真・茶葉をいれた瞬間

写真・3分後

写真・3分後の紅茶

通常のティーポットの状態
普通の陶器のティーポットの状態は、ハリオールでいうとフィルターが あがっている状態なのです。(通常は、この状態が普通)
ポットのお湯をハリオールにいれて茶葉をいれると1分もすると茶葉が 全部沈んでしまうのです。(お湯の中の空気が抜けていて茶葉に泡がつかない)
茶葉が全部沈んだ状態では、何分たっても紅茶は溶けてくれません。
つまり、ポットのお湯では温度がひくいこととお湯に空気が溶け込んでいないため
普通のティーポットではうまくはいりません。

写真・茶葉をいれた瞬間

写真・3分後

写真・3分後の紅茶

写真・茶漉しのついたきゅうす

茶漉しのついたティーポットの状態
ハリオールでいうとフィルターが半分おりている状態にあたります。 この状態で茶葉をハリオールにいれると通常のティーポットと同じように 1分ぐらいで茶葉が沈んでしまいます。 しかし、フィルターが半分のところでとまっているので それ以上は沈みません。紅茶の成分は重いので 下にどんどんとけて降りていきます。

濃さの比較
左がティーポットの状態
右が茶漉しのついたきゅうすの状態

ポットのお湯で紅茶をいれる注意点
ポットのお湯で紅茶をいれようとする場合、普通のティーポットよりも
茶漉しのついた急須の方がうまくいきます。(成分がよく溶ける)
できれば、急須をお湯で温めておいてください。
この場合、茶漉しに茶葉をいれてお湯の入った急須にゆっくりと
沈めていきます。

このやり方ならば、茶葉に無駄な刺激を与えることなくお湯と
茶葉を接触させる事ができます。
ただし、このやり方は落第点の紅茶ではないというだけて
最高点の紅茶になるわけではありません。
やっぱり、本当においしい紅茶をつくる場合は、
新鮮な水を沸騰させて紅茶をたてることを
お薦めします。

器具や湯沸かしの道具がなかったりしたときなどに紅茶をいれなければ
ならないときにこのやり方を使ってください。
簡単なわりにそれなりの味に出来上がるはずです。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

紅茶は何度でいれるのだろう

紅茶は、しっかりと沸騰したお湯を使うのが基本といわれています。 たしかに、ジャンピングをするのに温度は絶対に必要なものではあるんですが、 以前このページで実験した時に、ジャンピングしなくったって紅茶はいれられると思ったんです。
美味しい紅茶をいれてみよう参照
その時に、水の中に溶け込んでいる泡の量が重要だと言う結論になりました。 そのときには、何分沸騰させるかを実験したんです。 今度は、本当に沸騰させる必要があるのかどうかを実験してみました。

(写真・お湯を沸かす)

実験装置

たっぷりのお湯を沸かしながら正確な温度を測定します。
(温度計は、なぜか結構いいやつを持っているんです)
そして、80度と90度と100度になったところて紅茶をいれます。 実験としてはただそれだけ

80度

90度

100度

お湯を注いでみる

80度と90度と100度になった時に、ティーポットにお湯を注いで
紅茶をいれてみます。
(お湯を入れて紅茶をのせるように入れます)
このときに、三つのティーポットの差を調べます。

80度・・・・この温度では、溶けるスピードは 非常に遅いばかりではなく、 1時間たっても茶葉は沈みませんでした。
味も弱くコクもなく非常に物足りない感じでした。
茶葉をぬいてから丸一日たっても紅茶にごりませんでした。
(成分が溶けきれていない感じ)

90度・・・・この温度では、沸騰したお湯を使ったときとあまり変わりませんでした。 味もしっかりでていたし、茶葉の開き方も申し分ないような気がします。 一日放置した紅茶がにごったので成分はしっかりとでていると思います。 実際に90度ぐらいでも十分だと思います。

100度・・・・沸騰した状態で紅茶をいれるととーーぜんうまくいきます。 しかし、残念ながらゆっくりと温度をあげていったため水に溶け込んでいた 空気が抜けてしまったようです。
そのため、茶葉が沈むまでの時間が、予定よりも はやくなってしまいました。

結論・・・・紅茶をいれるのに沸騰寸前のお湯でも沸騰したてのお湯でも 大丈夫だと思います(90度以上。沸騰しすぎはダメ)
この場合、お湯の温度よりもお湯が沸くまでの時間が大切だと感じました。 (時間をかけて沸かすと空気が抜けてしまう)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

アイスティーのつくりかた

このアイスティーのいれ方は、紅茶研究家の磯淵猛さんの考案した
二度ごしをわかりやすく説明したものです。

(写真・水筒と氷の入ったサーバーとティーポット)

とりあえず紅茶をいれる

紅茶のいれ方は、美味しい紅茶をいれてみようを参考にしてください。
茶葉は、少しだけ多めにして時間は茶葉が完全に沈むまで待ってください。
アイスティーは、クリームダウンを起こしにくいアールグレイを使うことが多いのですが、この二度ごしの 方法をつかえば、どんな紅茶でもけっこう簡単にアイスティーができます。
ちなみになぜアールグレイだと クリームダウンを起こしにくいかといいますと、他の紅茶と比べるとタンニンの量が少ないからです。
(クリームダウンとは、冷えたときにタンニンとカフェインが結合して紅茶が白濁する現象。)

(写真・ティーポットから水筒に紅茶を移す)

できた紅茶を水筒に移す

できた紅茶を水筒に移します。
写真のティーポットでは茶漉しがいりませんが、普通のティーポットでは 茶漉しを使ってください。
けっこう紅茶を長持ちさせたいときには、コーヒー用のペーパーフィルターで 漉すと細かい茶葉まで漉せてうまくいきます。

(写真・水筒からサーバーに紅茶を一気に注ぐ)

水筒から氷の入ったサーバーに一気に注ぐ

一度水筒に紅茶を移したのは、氷の入ったサーバに一気に紅茶を注ぐためなんです。
ティーポットから氷の入ったサーバーに紅茶を注ぐとゆっくりと紅茶の温度を下げることになり クリームダウンの原因になります。
一気に紅茶の温度を下げるとカフェインとタンニンの結合が できなくて濁らなくてすむのです。
(結晶化は、急冷することにより起こりにくくすることができる)

(写真・サーバーにいれてすぐに紅茶を水筒に移す)

軽くかきまわして水筒にもどす

サーバーに紅茶を一気に注いだら、サーバーを数回振ってすぐに水筒に戻します。
コーヒーのサーバーだと茶漉しがついていて氷が漉せるので便利です。
この、氷と紅茶を一瞬だけ接触させる部分がこのアイスティーの作り方の特長なんです。
つまり、90度以上の紅茶と0度の氷では温度差が大きいので20度ぐらいまでは一気に 温度が下がってくれるのです。
一気に温度が下がると結晶化が起こらず紅茶の白濁が起きないのです。
サーバーからすぐに紅茶を出さないと、20度以下になったときゆっくりと温度がさがり 結晶化が起こり紅茶の白濁が進むことになるのです。

(写真・出来上がり)

アイスティーの出来上がり

水筒は、室温で保存してください。
絶対に冷蔵庫にいれないでください。
つまり、冷蔵庫で冷やすとゆっくりと温度が下がっていき結晶化が進み紅茶がクリームダウンを 起こしてしまいます。室温で保存しておき、飲みたいときにたっぷりと氷をいれたグラスに水筒に 入った紅茶を注ぎます。
そして、すばやくマドラーでかきまわして冷やします。室温に冷めた 紅茶をたっぷりの氷で急冷するのでクリームダウンを防ぐことができるのです。
つまり、紅茶を急冷 するのがポイントです。

紅 茶 の ク リ ー ム ダ ウ ン

左側・二度ごしでだしたアイスティー(透明で白濁していない)
右側・普通に氷で冷やしたアイスティー(しっかりと濁っている)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

おいしい紅茶をいれてみよう・初心者用

ぼくは、紅茶に関してはどちらかというと素人です。 ただ、紅茶に関するホームページが、科学的でなく紅茶の研究をしようかなあという人にとっては、 参考にするのがむずかしいように思ったのです。紅茶をいれることを理屈で考える事自体、 紅茶好きからやぼといわれそうで怖いですが、コーヒー屋のたわごととして聞き流してください。 (簡単に言えば言い訳です)

新鮮な水をやかんにいれます。

水は、必要な分だけをやかんにいれて沸かします。
ティーポットやティーカップで水を必要な量をはかってやかんにいれます。 今までの紅茶のいれかたでは、たっぷりのお湯を沸かす必要がありました。 (本当は、たくさんのお湯を沸かしたほうがいいんですけどね・・・・) 今回の説明の方法では、大量なお湯が必要なくて非常にらくちんです。

紅茶を計量します

計量スプーンで計った紅茶の葉を乾いたカップに入れます。 1杯2.5gが目安。最初紅茶をはかっておくと慌てずにすみますし 袋の中の紅茶をしけらせるようなことが起こらなくてすみます。 このときに、ティーポットにお湯をいれて温めておきます。 この場合のお湯は、どんなお湯でもかまいません。 (電気ポットに保温されているお湯で十分)

お湯を沸騰させます。

沸騰してすぐのお湯を使います。ただし、しっかり沸騰したのを 確認したぐらいで十分です。あまりあわてなくてもOKです

ポットに沸騰したお湯を入れ、そこに紅茶をいれます

  • ティーポットにはいっているお湯をすてます。
  • 新鮮な水から沸かしたお湯をティーポットに自分の飲みたいだけ正確に入れます。
  • 計った紅茶の葉を入れます。(茶葉を後からいれるのがポイント)
  • ふたをします。
  • 3分待ってできあがり

これでいれ方の説明は終わりです

もっと詳しく知りたい方は、 紅茶のいれ方・プロ用をみてください。
なぜゴールデンルールを破った方法にいきついたかが詳しくかかれています

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

おいしい紅茶をいれてみよう・プロ用

ぼくは、紅茶に関してはどちらかというと素人です。
ただ、紅茶に関するホームページが、科学的でなく紅茶の研究をしようかなあという人にとっては、 参考にするのがむずかしいように思ったのです。紅茶をいれることを理屈で考える事自体、 紅茶好きからやぼといわれそうで怖いですが、コーヒー屋のたわごととして聞き流してください。
(簡単に言えば言い訳です)

おいしい紅茶のいれかた

1. 新鮮な水をやかんにいれます
 この時水の量はおおいほうがうまくいきます。
これは、沸騰させたとき、 湯の量が多いと温度の低下が遅く、空気のぬける時間も長くかかるからです。
新鮮な水は、空気がおおく溶け込んでいて紅茶には適しています。
ここでは、手軽に紅茶をだすためにティーポット一杯分のお湯を沸かします。

2. 紅茶を計量します
紅茶を乾いたカップなどに計量スプーンで計ります。
先に、はかっておくと、ティーポットから立ち上がる湯気で計量スプーンが くもってその湿気が茶葉をしけらせるのを防ぐことが出来るのです。
それと、慌てずに済みます。

3. お湯を沸騰させます
 沸騰させている時間によって紅茶の抽出の仕方が変わってきます
沸騰し始めは、お湯の温度は低め(95度ぐらい)で、ジャンピングを起こす力 (ポットの上と下の温度差を利用した対流運動)は弱いのです。
そのため、ジャンピングによる成分の抽出は期待できません。
そのかわり、茶葉に泡が多くつき、紅茶が水面に上がってきます。
水面に紅茶があれば、しみだした紅茶の成分は、おもたいのでティーポットの下にたまっていきます。
今回はこの方法をとりますから、沸騰してすぐのお湯を使います。

4. ポットに沸騰したお湯を入れ、そこに紅茶をいれます
 あたために使っていたティーポットのお湯をすてて、沸騰したお湯をいれます。
この場合、勢いよくお湯をいれる必要はないので、自分の飲みたい量を正確にいれます。
そして、折り曲げた乾いたタオルの上にポットをのせます。
計っていた紅茶をティーポットにいれてふたをきせます。

沸騰の時間による紅茶の抽出の違い

A. 沸騰してすぐの場合
 泡がたくさんついて紅茶が浮きっぱなしになって成分が溶けます。
ジャンピングは、茶葉がお湯と同じぐらいの比重になったとき起こります。
茶葉についた泡の量で決まると考えても良いと思います。
沸騰してすぐのお湯では、泡が多くつきすぎて茶葉が軽くなり、ジャンピングがおこらないんです。
この方法では、お湯をいれてすぐに、ティーコージなどで保温してもよいと思います。
このいれかたで気をつけることは、沸騰は確実にさせることです。
あまり急ぐと、泡が茶葉につきすぎて10分以上たっても茶葉が沈まなくなってしまいます。

B. 3分以上沸騰させた場合(ゴールデンルール)
 湯の温度は最高まで達しています。しかし、お湯に含まれている空気の量がたりなくなってしまいます。
これでは、新鮮な水を使った意味がなくなってしまいます。
ティーポットに茶葉をいれると、最初はジャンピングをするのですが茶葉に泡が付いていない分だけ重く、 1分もしないうちに茶葉がティーポットの下に沈んでしまいます。
茶葉が沈んでしまえばそれ以上成分の抽出はできなくなってしまいます。

結 論
紅茶を実験していて、最初は茶葉をティーポットにいれてお湯を高いところから落としていました。
(こっちのほうが一般的で、ジャンピングしやすい)
実験を繰り返していくうちに、ジャンピングはしなくてもいいんじゃあないかと思うように なりました。茶葉がお湯に浮いてゆっくりと成分をだしてふやけて沈んでいく。
その方法ならば、茶葉に刺激を与えて茶葉の繊維が切れることが少なくなるんじゃあないかと 思いました。
そして、成分はお湯よりも重いので下に落ちてくれていつも、茶葉の近くには 成分を溶かす力の強いさらのお湯(なにもとけていないお湯)に囲まれていることになります。
茶葉をうかぺるためには、水の中に溶け込んでいる気体の量が問題になってきます。
沸騰を長くすると新鮮な水でたくさんの空気を含んでいたとしても とけこんでいる気体はどんどん空気中に逃げてしまいなくなってしまいます。
それを防ぐには、沸騰した直後のまだ空気が多く溶け込んでいるお湯を使うわけです。
沸騰したお湯は、空気を放出したがっています。そこに茶葉をいれると茶葉を核として 泡が出現します。(ちょうど、サイダーに粉末状のものがはいると泡がでるのと同じ)
その泡によって茶葉の重さが軽くなってお湯に浮いてくれるわけです。

ミルクティーのつくりかた
今までのいれかたは、ストレートティーのつくり方です
では・・・ミルクティーをつくる場合どうすればいいかというと、けっこう簡単なんです。
抽出が修了したときに蓋をあけてスプーンなどでひとかきまぜするだけです。
ただそれだけ。
こうするとミルクと相性のいい紅茶になります
(どんな紅茶でもOK!)

 めちゃくちゃ、横着な人が紅茶を飲む場合
・やかんにティーポット一杯分、新鮮な水をはかってお湯を沸かします。
(ティーポットがなければ、急須でもコーヒーのサーバーでも可)
・沸いたお湯をティーポットにいれて、紅茶をお湯の中にいれます。
(横着な人は、ティーポットの下にタオルをひいたりポットを暖めたりしなくてもよい)

これならば、かたひじを張らずに紅茶が楽しめると思います。

最終更新日:2016年 10月 2日 (日)

みるっこについて

みるっこというミルについて

非常に値段が高いミルです。
このミルのノーマル刃は、松屋式には最強です。

カット刃のタイプでは、刃と刃の間隙が非常によせられるので細かびきに向いています。
しかし、あらびきにするとスライスしたような状態になって厚さと幅に差が出るようになります。

それに対してみるっこのノーマル刃は、厚さと幅の差がなく球のような状態になるのです。
松屋式のように粉を水よりも重い状態で抽出する技法では粉と粉に隙間が出来なければ湯の通りが確保できません。
カット刃の場合は、どうしても厚さの部分で重なるようになります。
そのため隙間ができにくくお湯の通りが悪くなりやすいのです。

それと、カット刃の特長としてあらびきにすると極端に粉の粒度が不均一になる傾向があります。

シャッターの使い方について

ポッパーの部分に取り付けられているシャッターは、モーターの回転を安定させてから投入できるようについています。
ミルのスイッチをいれてからホッパーに豆を入れるんだったらいらないです。
松屋式のようにあらびきの場合は、ホッパーに豆を入れてかスイッチを入れてもあまりモーターに負荷がかかりません。
しかし、細かびきの場合はモーターに高い負荷がかかるのでモーターを回転させてから豆を挽くことがてベストです。
推奨の挽き方は、シャッターを閉じた状態で豆をホッパーに入れてスイッチを入れます。
モーターの回転数が安定したら、ポッパーをあけて豆を挽きます。
松屋式の場合は、あらくひくのであまりモーターに負荷がかからないので気にしなくても大丈夫です。

ダイヤルについて

通常のあらびきでも松屋式には細かすぎます。
そこで調整しなおすことになります。
ダイヤルの調整方法
・一番あらい10番にダイヤルを合わせます。
・ダイヤルを固定している真ん中のねじを10円玉で外します。
・ダイヤルを引き抜き8番の状態で取り付けます。
・ねじを締めます。
これで2目盛分あらく調整できます。
まだ細かい場合はもう一度同じように行います。

オートカットについて

本体の裏にある黄色いスイッチがオートカットのリセットです。
これは、受け缶がいっぱいになってモーターに高い負荷がかかったときに強制的に止める機能です。
これによりモーターを保護してくれます。
金属などの異物が入ったときにも負荷がかかって止まります。
その場合は、ダイヤルの両端にあるねじを外し刃に対する負荷の原因を取り除いて元に戻します。
そして、リセットさせて豆を入れずにスイッチを入れます。
それでモーターが回ればOKです。
回らなければ残念ながら修理となります。
(よっぽどは大丈夫です)

あらさを調整する動画

あらさの調整をする部分の動画です。
基本松屋式に関するものなので通常の挽きからあらい方へと調整しています。

ひきの基本は50gの粉を使って松屋式をやったときに300cc抽出するのに1分30秒から2分ぐらいになるように粉の粒度を調整します。

最終更新日:2016年 11月 12日 (土)