リブがどれぐらいの効果があるかをこの頃は検証しているのですがこれが結構面白いのです。
自分がイメージしているよう圧倒的リブの影響は存在しているのです。
それが今回よくわかりました。
今回の実験のやり方
・珈琲をみるっこのNo.3でひく
・ペーパーは松屋5杯用を使う
・ドリッパーにペーパーをセットし20gの珈琲をいれる
・普通の松屋式のような蒸らしをして3分待つ
・サーバーに落ちた珈琲を捨てる
・サーバーをセットしたら250ccのお湯を一気に注ぐ
・150ccと200ccの到達時間を調べる
リブなし
150cc・・・36s
200cc・・・82s
4.16cc/s(0-150)
1.08cc/s(150-200)
松屋の金枠
150cc・・・27s
200cc・・・49s
5.55cc/s(0-150)・リブなしの数値をひく 5.55-4.16=1.39
2.27cc/s(150-200)・リブなしの数値をひく 2.27-1.08=1.19
ハリオV60
150cc・・・15s
200cc・・・23s
10cc/s(0-150)・リブなしの数値をひく 10.00-4.16=5.84
6.25cc/s(150-200)・リブなしの数値をひく 6.25-1.19=5.06
河野名門
150cc・・・35s
200cc・・・56s
4.28cc/s(0-150)・リブなしの数値をひく 4.28-4.16=0.12
2.38cc/s(150-200)・リブなしの数値をひく 2.38-1.19=1.19
河野名門・2
150cc・・・16s
200cc・・・25s
9.37cc/s(0-150)・リブなしの数値をひく 9.37-4.16=5.21
5.55cc/s(150-200)・リブなしの数値をひく5.55-1.19=4.36
とりあえずのまとめ
ハリオではリブの効果は水位に依存するので水位をあげれぱあげるほど水を引っ張るようになります。
上部では薄い珈琲を引っ張ることとなり薄い珈琲になってしまいます。濃さをコントロールさせるためにリブの効果を利用するはアリのような気がします。
河野名門・1と河野名門・2の違い
この二つのデーターはまったく違うデーターとなっています。誤差というレベルではありません。
河野名門・2のデーターが多分使えるデーターで納得するデーターです。
問題は、河野名門・1のデーターで何故このようなデーターになったかを考えねばなりません。
河野名門・1のデーターの150ccまでの数値ではリブなしと同じぐらいの時間がかかっています。
これは上部のリブなし部分が完全に密着して空気が入らない状態の為リブの効果出なくなってしまったためと思われます。一度この状態に陥ると抽出自体がコントロール不能になることが考えられます。
お湯の差し方を変えても何も変わらない状態に陥るようななってしまうと思います。その場合は上部の密着部分に隙間をつくってリブの効果を戻してやることとなると思います。