焙煎機のシリンダー交換をして感じたこと

たまたま10キロの焙煎機のシリンダーをライブで交換したんですが・・・
本来じっくりと考えながらやるべきことをやらなかったんでいろいろとミスをやらかしました。
そんなミスの反省がノウハウになるわけですからけっこう大切です。

隙間ゲージを使うように心がける
ぼくは、隙間ゲージを持っているのですがそれを手元に用意していなかった・・・
だから今回のシリンダー交換では使わなかった。

焙煎機のフロントパネルとシリンダーの隙間をどれぐらいに調整するかを数値化するには隙間ゲージが一番確実な方法です。せっかく動画にするのならばシリンダーを交換する人に役立つように動画も作らねばならなかったなぁと反省しました。あまりにも行き当たりばったりで参考にならない気がしました。

隙間を計る場所は5か所ある
一番大切な隙間はフロントパネルとシリンダーの隙間
この部分は左右の隙間のばらつきとどれぐらいの隙間をつくっておくかを考えねばなりません。
直火式の焙煎機の場合はパンチングなんで熱膨張は弱いのである程度ギリギリまで近づけても擦れることはありません。半熱風の場合は逆に鉄板で巻いてあるので熱で伸びることを考慮して隙間を広めにとっておく必要があります。
左右の隙間が極端に違うようならばならば左右にずらせて隙間を合わせる必要があります。

ただしシリンダーと本体の隙間左右と下の三か所の隙間がある程度同じならばフロントパネルの隙間もある程度同じになるのでとりあえずシリンダーが真ん中ぐらいに来ているのを左右と下の隙間をチェックして仕上げてフロントパネルの隙間をチェックするぐらいで十分だと思います。

基本・・・釜が擦れるようならば音で分かるわけでそれからの対処でも十分大丈夫なものです。

シリンダーの交換時にVベルトを忘れずに

今回の一番のチョンボはシャフトにVベルトを通し忘れたことです。
プーリーをはめ忘れることはないですが、Vベルトの通し忘れは・・後がつらいものです。

きっちりとセンターが出ている後ろの腕を外してVベルトをはめてセンターを合わせなおさねばならないのです。実際には本体にある穴の真ん中ぐらいにシャフトが来るぐらいに腕の位置を調整するぐらいで十分だと思います。

スタンプカード交換珈琲改定のお知らせ

連投で誠に恐縮ではございますが・・・

今般のコーヒー生豆相場における歴史的な急騰に加え、長引き円安の影響により、パナマ・バンビート農園の珈琲をスタンプカード交換珈琲としてサービスすることが厳しい状況となりました。

パナマ・バンビート農園の珈琲は、パナマ珈琲の人気により2017年に原料価格が一気に高騰してましたが、「高品質なスペシャルティコーヒーを味わって貰いたい」という思いから、7年間値上げ幅を抑えてご提供してきた珈琲です。

つきましては、誠に不本意ではありますが、2024年5月1日(水)よりパナマ・バンビート農園の珈琲はスタンプカード交換の対象外とさせて頂きたく、宜しくお願い申し上げます。

楽しみにされていたお客様には大変、心苦しいお知らせとなりますが、何卒、ご賢察の上、変わらぬご愛顧を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。

珈琲価格改定のお知らせ

こんにちは。。

大変、心苦しいお知らせとなりますが、四月に入り、ニューヨーク先物取引ではコーヒーの生豆価格が急騰しております。

また、長引く円安の影響もあり、従来の価格を維持することが困難な状況となりました。

つきましては、2024年5月1日(水)より珈琲の価格を改定させて頂きたく、宜しくお願い申し上げます。

お客様には今回の改定で大変、ご負担をお掛けすることとなりますが、何卒、諸事情ご賢察の上、今後も変わらぬご愛顧を賜りますよう、伏してお願い申し上げます。

アウベルクラフト活躍中

現在・・カフェインレスの珈琲やなんやかんやをアウベルクラフトを使って焙煎しています。
この焙煎機で100gの少量焙煎ができるのでテストのテストをやる時に使っているのです。
ただしDirectFireRoast環の場合はアウベルクラフトの焙煎機にいろいろと手を加えた状態で使っているのです。

まず・・・火力は全開を使って焙煎機の高さを調整しての火力調整するようになっています。
このやり方では再現性が圧倒的に確実なのです。テストの場合はこの再現性がキモになりますから
このような方法をとっているのです。

そして生豆は焙煎する前に保温庫で一定の温度に保存されている豆を使います。
生豆の温度が違えば焙煎時間にも大きく影響が出るのでそこもしっかりと一定状態をつくっています。

あと一つ重要なのが焙煎前に水分量を必ず計っています。
水分量が多ければ焙煎時間に大きく影響があるのでその辺を事前に加味して焙煎ができるのでこれも大切なことです。

最後にアウベルクラフト自体をはかりにのせた状態で焙煎することによっていろいろなタイミングにての重さをチェックすることができるようになっています。

けっこうテスト焙煎の前段階のテストでもけっこう真面目に取り組んでいるのです

面白がることが大切です

COFFEE PRO TVにて帰山人さんが如水舎さんの珈琲とのセット商品の紹介がてらネルドリップを使って珈琲をたててくれました。人のいれてくれた珈琲というものは素直に発見があるものです。ネルドリップの贅沢抽出で深煎りの如水舎さんの珈琲をたてると濃厚な甘味がストレートに感じられる珈琲なんです。ネルドリップの持っているねっとりしたオイル感と低温抽出による苦味を抑えた感じが濃いのに飲める感じだったのです。

次の日にわざわざ松屋式を使って如水舎さんの珈琲をもう一度飲んでみました。
当然・・・ネルドリップと比べるとドロドロ感はなく綺麗な苦味の珈琲なんですが口に残る苦味が長いのです。オイルによるベールがあるかないかでこんなにも印象が違うのかとけっこうおもしろかったです。

珈琲の抽出だけでこれだけの味幅をつくることができることを再発見することができた感じがします。

今回のセット商品の良さは最初から試すのにちょうどよいことです。
如水舎さんの珈琲と帰山人の珈琲は同じ1本焼きで釜が直火式と半熱風の焙煎機の違いが
みえてきたり淹れ方をちょっと工夫することにより新しい味を体験できたりが自由に楽しめると思います。特に深煎りの珈琲は湯温を変化させることによって珈琲の印象を劇的に変化させることができるので楽しいと思います。

この辺は浅煎りや中煎りよりも楽しめる部分だと思います。
抽出にはまったならば深煎りのレンジの広さを体験することはすごくいいことだと思います

ディープドリッパーを使って感じたこと

ディープ27とたらちねという二つのドリッパーとハリオのV60をちょっと比較実験してみた感想です。
ただし、僕の場合は松屋式という抽出方法での検証で本来の抽出法とは異なるためこの検証は絶対でもないし意見もあっけなく覆るかもしれません。
実験方法 
ドリッパーを浮かせた状態でドリッパーの重さを量る。
・蒸らし後の重さを量る
・抽出中の重さを量る
・抽出時間を計る

ポイントとなるのは抽出中のひたひた感を合わせる・・・
その状態の時にドリッパーの重さと抽出時間を測定すること

これによって何がみえてくるかというと・・・
水の抜けやすさがわかるようになります。

ドリッパー蒸らし抽出
V6037.2g62.0g
deep2734.4g57.0g
たらちね37.4g68.0g

この実験ではお湯のたまりやすさを調べようと思ったわけです。
つまり、抽出時のドリッパーの重さが重いほどお湯の通りが悪いということです。
この3つのドリッパーではたらちねが落ちにくい状態となっています。
これはたらちねの出口部分が完全なる丸に近くペーパーのはめ込み方によっては粉の重さで隙間を埋めてしまってリブの効果を全く失わせてしまうためです。
らせんのリブの最後の部分をもう少し大きく作ると必ず水抜け用の隙間ができてリブがリブとしての効果を発揮して面白かったと思います。
ちなみに隙間をつくりたかったらペーパーの曲げ部分リブの最後ノブ部に合わせるような感じにすると隙間ができでフン詰まり感は解消されてリブの効果が多少は起こるようになります。
ただし、たらちねの場合はリブが水平に近い分リブの効果としてあまり期待できない感じがします。

たらちねの抽出後のペーパーは、リブの形が非常に弱くついています。
フン詰まり状態になってお湯がたまった状態になるとリブの跡がもっと弱くなります。
リブによって表面張力で引っ張る力は空気がリブの所になければ働かないからです。
このときは、リブを働かせるために折り曲げ部分によって隙間をつくりリブが効果的に働くように工夫しました。

ペーパーの先端がはまり込んでペーパーの外側の珈琲が流れにくくなっている状態
この状態がおきると抽出時間が伸びる。リブの効果が現れない。

フン詰まり状態では下の写真のようにリブの跡が非常に表れにくい

ディープ27のリブについて
ディープ27の場合は底部分に隙間ができるようになっています。
これにより珈琲層が厚い割に水の抜けが非常にいいのです。フィルターとペーパーの隙間に出た珈琲は素早く底部分の隙間を利用して素早く排出します。

このフラワードリッパーのリブはきっちり空間をつくるので表面張力を利用した引っ張る力が強く働いて上部のリブの部分にけっこう微粉がたまっています。つまり、まだ珈琲の層を通っていないお湯を引っ張りやすくて薄く抽出されやすい傾向があるということです。

この辺はハリオのv60などと同じ傾向があると思います。

松屋式の金枠のディープの場合

この場合は水の重さでおしだす傾向が強く全体として微粉がペーパーに詰まる感じは少ないように思えます。特に下の部分では縦の柱の跡が見えない感じになっています。

水圧は高さに依存するので珈琲の層が厚い状態では珈琲が濃くなりそうですが、実際には鋭角な分、ペーパーまでの距離が短く先端に到達する前に珈琲が絞りだされてしまって思ったほどの濃さにはなりません。そう考えると60度界隈のドリッパーは絶妙な気がします。

補助バッテリー付き携帯動画撮影用装置

オークションに出している商品がいかにすごいかを解説します。
というか今回の商品は流れる可能性が大なので必死こいてPRです。

この装置をつくったのはユーストリームが流行っていたころなので10年以上前だと思います。
これでイベントなどで動画を撮影していました。
ぼくが主で使っていたのがipod touchだったのですが何時間もの動画撮影だとバッテリーが持たないのです。そこで補助バッテリー取り付けて長時間の撮影も可能としたわけです。

後ろの鏡は、どこが写るかを確認するためでカメラマン兼演者ですからこの鏡は必須となります。

この三脚は115cmの高さまで伸びるので通常の撮影では問題ありません。
三脚の足は有名ブランドのものなのでしっかりしています。

折りたたんで25cmに収まります。三脚の下のねじはマイクスタンドなどに使われているねじでマイクスタンドにも取り付け可能です。

携帯用動画撮影装置

補助バッテリー付き携帯動画撮影用装置の解説動画・・・・どんな装置かがわかりやすい

Deepドリッパーを考える

週刊フレーバーでフラワードリッパーのディープドリッパーを実験したんですが・・・
思ったよりもいい感じで ・・・ちょっと驚きました。

松屋の金枠で同じことをやった時には薄くなったのであまりいい結果にはならないだろうと思っていたのですが実際にやってみると美味しくはいるのです。
このディープ27で松屋式をやっても美味しくはいるのです。
ただし、ヒタヒタの水位にするために粉のひき方を細かめにしないと雑味が出るところまでわかってきました。
圧力は高さに依存するので粉の厚さがあるとお湯の通りがよくなるのです。
松屋式のように水位をヒタヒタまでに持ってくる抽出方法の場合あまりにも抜けがいいとけっこう困るのです。そこで粉の粒度で調整するかお湯をさすスピードで調整するかになるのです。
週刊フレーバーでは、ドリップ$を使ってしまったため、お湯をさすスピードが変えられずに通常の松屋式のひき方でやった時にはうまくいかなかったんだと思います。

こうなると次の実験は抽出時のドリッパーの重さを測定して水の抜けやすさを測定することとなります。

てなわけで忙しい仕事の合間15分で作ったそれ用のスタンドです。

このスタンドでサーバーを浮かせた状態をつくれば抽出時のドリッパーの重さが測定できることとなるわけです。

ちなみに・・・・たらちねドリッパーも購入して実験しようと思います