11.23(日)Pits 長野さんがTake Out作ります!

coffee boxx Pitsから「TOMARiGI」が新登場しました。

「ホットワイン」をイメージして作った冬のブレンドです。

酸味・苦味・スパイス感がバランスよく共存していて、 ミルクとの相性もとても良く、ぜひカフェラテやカプチーノにして飲んでみてほしいです。 温まりますよ!

シナモンシュガーでスパイス感増し増しもお薦めです。

新ブレンド完成を記念して、
2025.11.23(日)coffee boxx Pits 長野氏がCoffee Pro店頭でTake Outを作ります!

是非、プロが作るエスプレッソメニューをご賞味くださいませ。
皆様のご来店、お待ちしております!

coffee boxx Pits「TOMARiGI」、新発売!

「 K 」さんの焙煎機

久しぶりに焙煎機をつくることになりまして・・・
せっかくだからぼくの持っている知識を全部いれた焙煎機をつくってみたいと思いました
今回はいつもよりも時間をかけてじっくりと取り組みました
その分・・おもしろい焙煎機になったと思います

(写真・焙煎機単体)

(写真・カバーがついた状態)

(写真・排気装置がついた状態)

改造の目玉・・・

ぼくが一番つくってみたいと思っていた機能は
チャフを取り除く装置と冷却器を持っている焙煎機だったんです
そのためには強制排気と冷却器との接続をどうすればいいかが課題でした
あと・・・冷却器のアミをどのようにつくるかはチョット手間取りました

(写真・吸い込み口)

(写真・ダクトの接続部分)

(写真・冷却箱単体)

焙煎機の構造
排気装置の下のバットに水を張ります
排気装置は仕切りが数枚ついていて・・・
排気を2回、水面に当てる構造になっている
この部分で焙煎中や冷却中の排気からチャフを取り除くことができるのです
排気用ファンはスピードコントローラーで無段階に制御できるので
自由に排気を調整できる
焙煎が終了したらカバーをはずし冷却箱にいり豆をいれます
そして、冷却箱をスライドさせると吸い込み口が冷却箱に接続して冷却状態になるので

(写真・スプーン部分のアップ)

(写真・ギャー部分のアップ)

(写真・排気接続部分)

主要部分のアップ
スプーン部分・・・この部分はスプーンが通る程度の穴しかあけない方式が
一番つくりやすく豆が飛び出さなくていいように思います
今回はスプーン用のガイドをいつもよりも細くしたので
豆を入れるじょうごのために斜めにカットしてあります

ギャー部分・・・今回初めて軸受けにベアリングを使いました
はっきりいってこの方法が一番楽だと思いました

排気接続部分・・・焙煎機排気装置は別なので接続部分にはガイドピンをつけておきました
それと接続部分にアソビをつくっておきました

(写真・「P」さん用焙煎機)

新しくつくる
珈琲屋の「P」さんに頼まれて焙煎機をつくることになりました
今回はできるだけ「まげ」を多くしてつくろうと思いました
これはある程度カタチがイメージできているので可能と考えたのです
それと今回は新しい試みとして、チャフを受ける灰皿を取り付けることにしました

(写真・チャフ落としカバー)

(写真・焙煎機の灰皿)

今回の改造点
チャフ落としカバー・・・チャフを灰皿に導くように付けられています
そして、簡単に取り外すことができるように工夫されています

焙煎機の灰皿・・・前回の機械はガスの配管をベースのアングルに取り付けたために灰皿を取り付けることができませんでした
そこで今回は、ガスの配管を持ち上げて隙間に灰皿をもぐりこませるようにしました
これによりそうじが非常に簡単になります

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

インスタント焙煎機

たまたま・・・安もんの焙煎機を買ったお客さんが・・
改造してほしいともっててきました
はっきりいってこの焙煎機にお金をかけるのはちょっともったいないと思いました
そこで・・・最低限の改造をすることにしました

(写真・もともとの焙煎機)

(写真・豆投入口)

(写真・かくはん用ドリル)

(写真・ドラム角度調整ネジ)

(写真・焙煎中)

焙煎機の改造の仕方
モーターの代わりにスピードコントローラつきの安いドリルを使っています
(2000円以下で売っていた・・・)
そのドリルをU字ボルトを使って板に固定しています
それをコンロにちょうつがいを使って固定しています
ついでに角度を調整するネジも取り付けました
豆の投入は園芸用のスコップを使います
排気の調整は基本的にはないのですが・・・
傾斜をきつくすると排気が強くなります

別にミルクの缶でも十分できると思いました
たぶん・・・3000円前後でつくれると思います
つくり方にもよりますが・・・3時間程度で可能だと思います

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

「K」さんの焙煎機

久しぶりの焙煎機製作です

松屋式抽出法を教えた「K」さんが・・・・
どうしても焙煎機をつくってほしいというもんだから・・・
久しぶりにつくってみることにしました。
せっかくつくる以上、今までの中で最高のものをつくりたいと思いました。
そこで、今回はじっくりと時間をかけて製作しました。
それといろいろなものをインターネットで買いそろえるようにしました。
とにかく・・・インターネットっていいなぁと改めて思いました。
(部品をさがす苦労はなくなったって感じです。)

完成した焙煎機(ユニオン・サンプルロースターの改造)

正面・ベース部分

後部・モーター部分

側面・微圧計部分

ベースについて

今回のベースの特長は、3*5センチの厚さ3ミリのアルミを使ったことです。
(けっこう丈夫です。)
それと、内側にアングルを向けてベースにしました。(左の写真)
これは、見た目や安定感よりも作業性重視の考え方で
この構造にするとネジ自体がすべて外にでてきます。
これにより高さ調節などいろいろな微調整が楽になります。
ちなみに、ベースをつないでいるネジは8ミリを使いました。

モーター部分

この部分から排気ファンの電源もとっています。
ただし、このモーターの線を一度切って圧着端子でつなぎなおす必要があるので
その辺はちょっと面倒な気がしました。

微圧計部分

この部分だけカバー受け部分の柱を利用して取り付けました。
できるだけ干渉する部分をなくして調整するとき楽にできるようにと考えましたが
微圧計の部分に関しては全く変更することがないので完全に固定するようにしたのです。

側面・カバー受け部分

バーナーの高さ調整部分

後部・軸受

側面・カバー受け部分

カバー受け部分は通常は軸受け部分と同じ柱を使うことが多いのですが
今回は単独の柱にしました。
同じ柱を使ったほうが干渉しあって強くなります。
しかし、微調整が難しくなることと改造するときに部品を外しにくいという欠点があります。
今回のようにベースを丈夫にすればこのような単独の柱で作ることが可能となるのです。

バーナーの高さ調整部分

バーナー自体が蝶ネジで止まっているだけなので調整は非常に楽です。
ただし・・焙煎中の高さ調節はできません。
実際に調節する構造は可能なんですが、多分焙煎中にそこまでは無理だろうと考えました。

後部・軸受

この部分は毎回ほとんど変わっていません。
今回少しだけ工夫したのは、ベアリング部分の座金の数を調整して
ドラムの間隙を調整できるようにしたことです。

フロント軸受

カバー受け部分のアップ

微圧計部分とバーナーの接続部分

フロント軸受

この部分はスプーンが入る程度の穴をあけて
ドラムの口を受けるようにベアリングが取り付けられています。
今回はバーナー自体もこのフロントの軸受部分に取り付けました。
バーナー自体も高さが上下できるように工夫しました。

カバー受け部分のアップ

カバー受けの問題は、ドラムとの隙間をいかに狭くするかにあります。
つまり、この部分を狭くしないと熱風がドラム内を通ってくれないのです。
(空気は流れやすいところを通る性質があるため)
それと、ある程度の調整ができる構造を作らねばなりません。
ポイントとなるところは、溝を固定する3ミリのネジがカバーが
前後に動くのを防ぐ役割を持たせていることです。

微圧計部分とバーナーの接続部分

この部分は今まで作ったものとほとんど変わりません。
とりあえず、バーナーを上下したことに対応できる程度に
ガス管に余裕を持たせることだけが大切となります。

ガスのバルブ部分

チャフ用灰皿

ドラムをおおうカバー

ガスのバルブ部分

この部分は今までと全く変更がありません。
L金具とU字ボルトで配管を固定するのも今まで通りです。
たぶん、この部分に関しては改良する必要はでてこない気がします。

チャフ用灰皿

ドラムから落ちチャフを掃除するためのさらです。
取り付け方法も簡単だしこれ自体はけっこう気に入っています。
アルミ板を曲げる時には、曲げた分だけ予定よりも大きくなることを
頭に入れて最初の寸法をださねば失敗します。
今になって思うに、カバー受け部分の柱を使ってチャフを集めるための板を
取り付けてもよかったかなぁと思っています。
これは・・次回につくる機会があったらやってみようと思います。

ドラムをおおうカバー

カバーのポイントは煙突とバランスをとるようにつけられたハンドルです。
このハンドルがあることにより左右のバランスをとりやすくなっています。
あと・・・煙突のパイプはしっかりと固定されていずにけっこうガタつきがあります。
これはそうしないと簡単にカバーを取り付けることができないからです。

豆投入用じょうご

豆投入時の様子

豆投入用じょうご

今回も今までと同じタイプのじょうごをつくりました。
滑り台部分をブリキでつくったんですが、ステンレスで作ったほうがすべりがいいとおもいました。
あと、滑り台の長さももう少し長くしたほうが早く流れるように感じました。
次回は、そのように工夫したいと思いました。
ガイドの傾斜は、もう少しゆるくても大丈夫だと思いました。
そうすれば滑り台とガイドのなじみがよくなると思います。

温度計付きスプーン

温度計付きスプーンに関しては、温度計に合わせてつくるというところが問題となります。
今までの温度計と比べると保護管の径が細いのでそれ用のタケノコを取り寄せました。
(3/8のタケノコを加工する)
今までは、温度計をシリコンでくっつけていたんですが、今回は差し込んであるだけです。
これはスプーンの中に入れてあるたけのこ2本の軸がほんの少しずれていることを利用しています

排気装置後部

ファンをはずす

排気ダンパー兼冷却ダンパー

シャッター部分のアップ

冷却器

冷却装置の底部分

排気装置の概要

箱の後部にななめにつけられたファンで吸引する構造です。
小さなバットの中にいれ、水を張って使います。
ファンで引っ張られた煙は水にぶつかってからファンで排出されます。
その水に煙をぶつけることによってチャフを外にださないようにするわけです。

排気の調節は、吸引する量をシャッターで調節しています。
そして、焙煎終了時には煎りあがった豆を冷却箱に入れて
シャッターを奥に押し込むと煙突からの吸引から
冷却箱からの吸引に変わります。

煙突や冷却箱から吸引された空気は、排気装置の下にある水に当てられた後にファンで排出されます。
つまり、大型の焙煎機のサイクロンの代わりにこの水に煙をぶつけてチャフを止めるというわけです。

焙煎機試運転中

試運転の感想

200gの豆を焼いたんですが・・・・
とにかく煙がすごいです。
ファンが後ろに排出するとはいうものの、やはり換気は大切となります。
これは、外に排出する専門の装置を考える必要がありそうです。
焙煎に関しては、排気の調整がすごく使いやすくて冷却も思ったよりも早く感じました。

次回は換気装置の開発が課題かなぁと思いました。

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

松屋コーヒー本店イパネマ、完売御礼!

こんにちは。。

お陰様で、松屋コーヒー本店イパネマ・プレミアクリュが完売となりました。
誠に有難うございました!

松屋コーヒー本店のイパネマ・プレミアクリュを使用した珈琲遊戯「丘に眠るダイアモンド」は
在庫がございます。

本格的な冬になる前に「秋の珈琲」をお楽しみ下さいませ。

そして、こちらインヘルトのモカも最後の1個です。
こちらも希少ですので、是非、お試しくださいませ。


Pits「TOMARiGI」、新登場!

こんにちは。。

coffee boxx Pitsから冬のブレンド「TOMARiGI」が新発売となりました。

テーマはホットワイン風。

これは、寒い冬にバンショウで体の芯から温まるようなイメージの珈琲が出来ればと思い、
Coffee Proからバンショウをイメージしたブレンドを冬用に作ってもらえないかと
無理なお願いをして始まった企画です。

是非、お試し下さいませ。


「I」さんの焙煎機

ダクト接続型焙煎機

今回の焙煎機の特長はダクトを接続することです。
つまり、室外に煙を排出する機能を最初から取り付けるということです。
これはこれで、やってみるとけっこうおもしろい・・・
どうすれば煙突を簡単に接続することが可能になるか・・・・
とにかく・・・いろいろな意味で勉強になりました。

今回の焙煎機の改良点

チャフ集め板を取り付けてチャフは灰皿の中央に集まるようにしました。
それによってスプーンをのせる台を灰皿に置くことが可能になりました。
これが思いのほか調子いいのです。
スプーンを抜いた状態ですぐに置く・・・
スムーズに作業をすすめることができます。
ストレスなくできる作業ではミスが起こりにくくなります。

冷却装置部分の改良点

ダクトは100ミリのじゃばら式の煙突を取り付けるようにしました。
できるだけ簡単に取り外しができるようにとネジ1本で固定できるようにしました。
それを可能にしたのがファンを固定するネジをわざと伸ばして3点で支持できるようにしました。

屋根と冷却装置の接続部分

今までの焙煎機と比べると横の配管が長いことと
配管が真横にきていないために接続や取り外しがしにくくなりました。
そこで、冷却側の煙突にもつまみをつけて両手で屋根をはずすようにしました。

冷却器の改良点

装置としては全く変わりません。
ただ、作り方としては大幅に変更しました。
(見た目は全く変わりません)
最初にパンチングメタルの部分をつくっておき
それに合わせて外側を現物あわせでつくっていく。
特に・・・
コの字形に曲げる時は、片側を曲げておき
そこで寸法をとってもう一方を曲げるようにする。
このやり方により曲げによる誤差が半分に防げるようになるわけです。

排気ダンパーの改良

この部分も作り方では改良しました。
冷却装置本体と上ふた部分の接続を外側のアングル部分のネジ止めにしました。
これにより、排気ダンパー部分との干渉なく取り付け取り外しなどに苦労せずにすみます。

このような機械は、部品点数が増えても
後で改造したり修理が楽なように工夫することが大切だと思います。

試運転の感想

排気用の煙突があるのはいいです。
なんせ・・・
部屋が煙だらけにならなくてすみます。
ただし・・・
煙を確認できないためにどれぐらい煙がでているかをチェックできないことは欠点です。
慣れてくれば煙は外に排出されるほうがやっぱり楽です。
次回つくるときはスプーンを排気チェック機能付きスプーンにしてみますか・・・

番外編

今回は焙煎機を2台いっぺんにつくりました。
そこで効率よく作るために材料を置いておく棚をつくりました。
これによりチャンネルやアングルなどをしっかり分けて置いておくことが可能になりました。
それと吊り棚を作業台の上に取り付けました。
ここにドライバーやレンチなどを載せて置くようにしました。
これは非常に作業性がアップして良かったです。
そして、焙煎機をつくり終わったら天井に棚が収納できて邪魔にならずに助かりました。
近所の「K」さんにドリルの砥ぎ方を教えてもらってドリルを砥ぐようになりました。
これがけっこうおもしろかったです。
わざわざ刃先が砥げているかを顕微鏡でチェックして使ってみると
見事に切れるようになってちょっとした驚きでした。

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

松屋コーヒー本店イパネマ、最後の1個!

こんにちは。。

松屋コーヒー本店「秋の風物詩」となったイパネマ農園のプレミアクリュ・シリーズが・・
ゴールドエディションがラスト1個となりました。

ダイアモンドエディションは既に終了しています。

秋の終わりを告げているようですね~


謎の焙煎機の改造

横浜でコーヒー屋をやっている「U」さんが持っている焙煎機です。
一応・・・3台の焙煎機がいっしょになっているような構造で1台で400gぐらいは焙煎できるようです。
ちょうど・・珈琲工房「H」でみさせていただいたサンプルロースターと構造としては同じようなものです。
ただ、珈琲工房「H」は、熱風式の構造でしたが、この焙煎機は直火式でした。
排気も一応調節できるようになっています。

今回のいきさつ
年末のめちゃめちゃ忙しいときに「U」さんからメールがきました。
焙煎機を改造して欲しいと・・・・
電話でどうしたいのか聞くと・・・
いまから行きますだって・・・
てなわけで、夜中の9時に「U」さんは、焙煎機と共に店にきました。
最初は、みるだけのつもりでした・・・
しかし、次の日には営業するらしい・・・
てなわけで・・・できるところまで改造してあげることにしました。
(ちなみに・・・明け方3時30分までかかりました)
「U」さんは、そのあと横浜まで帰っていきました。

今回の改造について

今回は、3台の焙煎機がつながったような構造になっています。
とても、すべての焙煎機を改造するわけにいきません。
(急な話で材料もなかったし・・・・)
そこで、1台だけを改造することにしました。
今回の問題は、いつものような温度計兼スプーンを取付けると豆を取り出すときの邪魔になってしまうということです。
そこで考えたのは、ドラムを傾けたときに取付け台が跳ね上がる構造です。
こうすれば、豆を取り出すときには邪魔にならないし普通に温度計は差し込んだままにすることができます。
実際にすべてを改造するかどうか聞いたら・・・
この焙煎機にはあまりお金をかけずにお金がたまったらもう少し大きい焙煎機を買おうと考えているようです。
まぁ・・・少量づつ焙煎できておもしろい機械ですけどね

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)