説明
ゆっくりモカです。ゆっくりグジだぜ。
今回は新時代のエチオピア高級モカを紹介するぜ。
新時代? エチオピア高級モカ? それはどういうこと?
内戦が続いたり財政が破綻したり行政区画が変わったり、
近頃のエチオピアはけっこうムチャクチャになってるが、
コーヒー生産でも‘Slow Dry’(スロウドライ)が
ムチャクチャ流行っているんだぜ。
「スロウドライ」って「ゆっくり乾かす」ってこと?
そう。謳い文句によれば、
《収穫から乾燥まで徹底的なハンドピックを行い、
農業用の網などを用いて乾燥時間を延ばすスロードライで
徐々に乾燥されることで生豆の芯まで引き締まり、
果肉がフレーバーとして閉じ込められています》
ってことなんだぜ。
それって丁寧な乾式精製っていうだけの気もするわね。
まあ、あの手この手で新しく感じさせる謳い文句を
繰り出すこと自体がイマドキ‘新時代’っぽいとも言えるな。
でも、高級ってのは間違いないのね? 本当に美味しいの?
ああ、それは大丈夫だろうな。だから紹介するんだから…
それでは、ゆっくりしていってね!!!
【生豆と焙煎の仕立て】
エチオピア連邦民主共和国 オロミア州グジ地方
ハンベラ・ワメナ地区(Tracon) G1
エチオピア在来種(?) スロードライ ナチュラル(乾式精製) 100%
直火の手廻し釜で火力一定の「一本焼き」、計20分45秒。
発酵系の匂いはありますが何よりも甘酸っぱい香味が特徴。
焙煎度合でライチ~モモ~ブドウ~リンゴと千変万化する香味のうちで、
モモ様っぽさを残してブドウ様を感じる甘さを狙って、
やや浅めの中深煎りに仕立てました。
新時代の高級モカ「ゆっくりハンベラ」、ゆっくりとご笑味ください。