焙煎機のシリンダー交換をして感じたこと

たまたま10キロの焙煎機のシリンダーをライブで交換したんですが・・・
本来じっくりと考えながらやるべきことをやらなかったんでいろいろとミスをやらかしました。
そんなミスの反省がノウハウになるわけですからけっこう大切です。

隙間ゲージを使うように心がける
ぼくは、隙間ゲージを持っているのですがそれを手元に用意していなかった・・・
だから今回のシリンダー交換では使わなかった。

焙煎機のフロントパネルとシリンダーの隙間をどれぐらいに調整するかを数値化するには隙間ゲージが一番確実な方法です。せっかく動画にするのならばシリンダーを交換する人に役立つように動画も作らねばならなかったなぁと反省しました。あまりにも行き当たりばったりで参考にならない気がしました。

隙間を計る場所は5か所ある
一番大切な隙間はフロントパネルとシリンダーの隙間
この部分は左右の隙間のばらつきとどれぐらいの隙間をつくっておくかを考えねばなりません。
直火式の焙煎機の場合はパンチングなんで熱膨張は弱いのである程度ギリギリまで近づけても擦れることはありません。半熱風の場合は逆に鉄板で巻いてあるので熱で伸びることを考慮して隙間を広めにとっておく必要があります。
左右の隙間が極端に違うようならばならば左右にずらせて隙間を合わせる必要があります。

ただしシリンダーと本体の隙間左右と下の三か所の隙間がある程度同じならばフロントパネルの隙間もある程度同じになるのでとりあえずシリンダーが真ん中ぐらいに来ているのを左右と下の隙間をチェックして仕上げてフロントパネルの隙間をチェックするぐらいで十分だと思います。

基本・・・釜が擦れるようならば音で分かるわけでそれからの対処でも十分大丈夫なものです。

シリンダーの交換時にVベルトを忘れずに

今回の一番のチョンボはシャフトにVベルトを通し忘れたことです。
プーリーをはめ忘れることはないですが、Vベルトの通し忘れは・・後がつらいものです。

きっちりとセンターが出ている後ろの腕を外してVベルトをはめてセンターを合わせなおさねばならないのです。実際には本体にある穴の真ん中ぐらいにシャフトが来るぐらいに腕の位置を調整するぐらいで十分だと思います。