ドリップバッグ袋の活用法

こんにちは。。

昨夜、TOTRONで玉露を立てロシで淹れた時、味は美味しいのに「水色が薄い」ことから解明したことなのですが・・・

先日の週刊フレーバーで紅茶を淹れた際、1滴目が落ちてくるまでに時間がかかり、珈琲より遅いことが気になっていまして(よく見ていたら、紅茶の時は、ドリップバッグ袋の外側が濡れない時間が長く、80g程度、注湯した時点でやっと1滴目が落ちてきました)、湯だまりが出来ていたから紅茶の抽出が上手くいき、茶葉が完全に開いたのではないかと想像してました。

空間減圧抽出装置を試す・週刊フレーバー

なので、玉露をドリップバッグ袋を使い、TOTRONで淹れなおすと、水色も味も濃くなり、甘い。。

そこから、ドリップバッグ袋を検証することに。。

袋に水を入れてみると、まったく通らない。。
お湯を入れてみると、最初は湯が通らず溜まっているけど、少し時間が経つと湯が点滴で落ちてくる。
湯温を上げてみると、最初の湯溜まり時間が短くなるから、湯通りには温度も関係する。
油を通してみると、袋に溜まらず、直ぐに油が通る。

等々、次々と検証していき、最終的にドリップバッグの素材を調べてみると、「PP,PE」でした。

そうなんです。ドリップバッグの袋は吸水性が低い素材で出来ているから、湯通りが悪く、湯溜まりが出来るのです。

浸漬式で淹れる「紅茶・緑茶」には、この湯溜まりが最適なのです。

紅茶や緑茶の淹れ方については、本格的な淹れ方が沢山、あることと思いますが、簡単にズボラで美味しく淹れたいなら、ドリップバッグ袋を使ってみて下さい。

茶葉をドリップバッグ袋に入れ、お湯を注ぐだけ。後は、自然に湯が落ちるまで放置です。

時間は掛かりますが、他の作業をしている間に、雑味も渋味もない美味しいお茶が出来ていますよ。

紅茶、緑茶は、ドリップバッグ袋で淹れるべし・2022年11月12日

このことについては、中川が感動してみましたから、恐らく、今後の週刊フレーバーでじっくり取り上げると思います。お楽しみに。

実験したい方は、ドリップバッグ内袋でお試しくださいませ。