データーを紐づける

生豆が来るとまずやるのがほこりとばしという作業です。
これは、焙煎機に生豆入れて排気を全開の状態で適当な時間まわすことによりほこりや虫など取り除く作業です。(当然火はつけていません)

この作業で生豆の水分測定を行います。
この時のばらつき具合で豆の保管状態がけっこうわかるものです。
それと、灰皿にたまったチャフの量と虫の有無がわかるのは結構ありがたいです。

そして、ほこりとばしの終わった生豆は焙煎量に合わせて計量して気密性の高いチャック袋に入れておきます。この袋を使うことにより生豆保管庫内にて水分量が変化する問題を克服することができました。

焙煎時には、このデーターカードを煎り豆用ストッカーに貼って焙煎日と目減りを記入するようにします。

この後ハンドピックで良品と不良品の比率をエクセルに入力すると実際の原価からなんやかんやが計算されます。

これによりどれぐらいの価格が適当かを算出する訳です。

この作業のすべての原点はトヨタ・かんばん方式の黄色いかんばんなのです。

やってみてわかったことは自分がいかにどんぶりで商売をしていたかということです。
大いに反省しなけれならないと思っています。