焙煎機の掃除の大切さについて

焙煎屋は、火を扱っているわけです。当然・・火事は出したくないものです。
となると真面目に掃除しなければならないわけですがどこの掃除が重要かを知らねば意味がありません。そこでちょこっと解説を・・・・

焙煎機の火が出やすい場所は、2ヶ所・・・

ダンパー手前の曲がり部分と冷却器この2か所を掃除しておくだけで火事の危険性は大幅に軽減されます。曲がり部分は、排気の弱い前半に外れたチャフが曲がりの所にたまってき温度が上がってきたときにチャフに火がついて排気を開けた時にサイクロンの方に飛んでいくパターン・・・

うちの焙煎機の場合は、チャフがどれだけたまっているか判るように窓がついている。

まぁ・・これはたまったチャフに火がついて飛んでいくだけだから大した量ではないし温度も最高値ではないので運が悪くない限りは大丈夫。

問題は冷却器・・・

だいたい焙煎機から火を出すパターンはこっちが圧倒的です。

ただし、掃除をしっかりやれば全然危なくないのです。

冷却器に入ったコーヒー豆とは、一番の高温の状態で冷却器に入るわけです。そこでチャフが外れて冷却器の下にたまっていくわけです。毎回掃除していれば問題ないのですが、掃除を怠るとどんどんチャフが冷却器の下にたまっていきます。そこに火のついたチャフがたまたま乗っかると空気の流れが速いことと高温であるためくすぶったチャフの塊がサイクロンの方に飛ばされていきます。

そして・・サイクロン部分燃え上ったり冷却器部分で燃えたりして大騒ぎになるのです。

そうなった場合はあきらめて・・・冷却器から水を適当に流し込みます。

そうすると冷却器の所の火は消えるし・・・

排気のファンが水を吸ってサイクロンの方に飛ばしてくれてサイクロンや煙突の火も消えてくれます。

間違っても焙煎機を止めちゃうとけっこう残念な結果になっちゃうので気を付けてもらいたいと思います。

冷却器のこの部分にごみをためておくと火事の危険性が一気に上がることになります。
必ず懐中電灯を冷却器に置いてこの部分にゴミがたまっていないかをチェックすること。
火は、この部分のゴミに引火して下に落ちて下で大きくなってサイクロンに飛んでいくことになる