珈琲豆を保存するときに何となく涼しい所がよさそう気がするのですが一応理屈はあるのです
アレニウスの法則・・・・化学反応速度に関する法則で、温度が10℃下がると化学反応(この場合は酸化や香りの揮発など)の速度が約半分になる
ぼくたち珈琲屋が温度が10度さがると珈琲豆の劣化のスピードは半分になる。
これが元々の理屈のよりどころです。
これに結構強引に拡大解釈をして30度から20度になって倍持って・・・・
20度から10度になって倍持って、10度から0度で倍持って・・・
0度から-10度で倍持って・・・・のようにお客さんに語ると冷凍保存ならば珈琲は劣化しないんじゃあないかと勘違いします。
実はここで問題となるのは珈琲屋の側の管理の問題です。
つまりコーヒー屋の側が焙煎した後常温でほっといたとしたら・・・・
お客さんがわざわざ冷凍したとしてもあまり意味がなくなります。
ちなみに・・・コーヒープロの場合焙煎後の珈琲はエアコンで冷やされたスペースに置かれます
このスペースは焙煎室側からもハンドピック側からも取り出せるようになっています。
焙煎した豆は選別機にかけた後ここに収納されます。
ハンドピック側では必要な豆を取り出してハンドピックしていきます。

ハンドピックした豆を入れておく場所
ここもエアコンで冷やされた状態にしてあります

カウンター下の冷蔵庫
ここの豆をお客さんに販売することになります。
基本珈琲豆の温度管理はしっかりできていると思います。

ちなみにフレーバー以外の松屋コーヒー本店、DFR環、珈琲遊戯、Coffee Pitsの珈琲に関しては完全なる冷凍保存となりきっちりと管理しています。