松屋式ドリップを極める・ユーチューブ

入れ方でこんなに違います
コーヒーは、いれたてでなければと思っていませんか
コーヒーは抽出の技術で劣化のスピードはまったく違うのです

写真解説
A… 三日前に抽出。松屋式の入れたもの
B… 三日前に抽出。コーヒーメーカーで入れたもの
C… 二時間前に抽出。松屋式の入れたもの
D… 二時間前に抽出。コーヒーメーカーで入れたもの
備考:コーヒー豆はキリマンジャロを使用

上からの蛍光灯の光が乱反射してBとDのコップは白っぽくひかっています。
これが、コーヒーのにごりです

コーヒーメーカーは30分ぐらいでにごりが生じます。
正しくハンドドリップした場合、 2~3週間はコーヒーがにごりません。
正しく抽出されたコーヒーは劣化が遅いのです
熱い時は飲めたのに、冷めたらまずくて飲めないコーヒーというのは、 熱い時もまずかったのですが熱かったので舌が味を感じることができなかったのです。
冷めてくると人間の舌が敏感になってきてまずく感じるのです。
本来、おいしいコーヒーというのは冷めてもおいしいコーヒーです
ちなみに冷めると、酸味を強く感じる様になります。
ですからアイスコーヒーは深いりにして酸味を消す方法をとります。
冷たいコーヒーはすっぱいより苦い方がおいしく感じますから

松屋式コーヒーの入れ方教えます

松屋式ペーパードリップでいれたコーヒーは
いつまでも透き通っている
時間がたっても味が変わりにくい
時間がたっても濁りにくい
そんな、プロのコーヒーのいれかた教えます

まず、器具をそろえます

松屋5人用金枠
松屋5人用ペーパー
カリタ600ccドリップポット
河野5人用サーバー

松屋・ペーパーの折り方・2010/10/08

ペーパーをミシンのところで折り曲げ、
ドリッパー(金ワク)にセットします

ミシンの部分で折り曲げたら、ペーパーを軽く広げます。
そして、今折り曲げたミシンの部分と反対側の折り目がついている部分を合わせます。
あわせたら、まったく折り目がついていなかった部分に先端から半分まで折り目をいれます。
ここで折り目を半分でなく完全に折り曲げるとペーパーはまるく開かずに四角い感じで開くことになります。
(先端から見ると折り目が十字になる)
この作業をしておくとペーパーが開いてくれますから金枠におさまりがよくなります。
もっと詳しく知りたい場合は、 松屋のペーパーの折り方 を参考にしてください。

ちなみに、コーヒーに使う水は、浄水器を通した水かミネラルウォーターを使ってください。
水道水を使った場合には、カルキがコーヒーの味を悪くします
詳しいことは、松屋式ドリップの弱点をみてください

基本的には、松屋式では、ペーパーをぬらしません。
しかし、もし紙くささがどーーーしても気になるようでしたら別にぬらしてもかまいません。
その辺が詳しく知りたいときは コーヒーをいれるときペーパーをぬらすべきか、否か? を参考にしてください。

松屋・穴のほりかた・2010/10/08

あらめにひいたコーヒーの粉を、
ドリッパーにいれます

1人分約10g ひき方はあらめの方が良い
1人から3人分ぐらいまでは、1杯あたり15gのコーヒーを使います
それ以上の杯数の場合は、1杯あたり10gにします
(結局、好みもありますけどね)
なぜ、1杯のときと5杯以上のときでコーヒーの量を変えるかは、 一杯だしの極意を参考にして下さい
コーヒーの粉の荒さはむらしの時間に関係します。 たとえば、30秒のむらしをおこなうと、30%の粉が水に沈み70%の粉が水に浮きます
細かい粉を使うメリタ式のようにむらした後、一気にお湯をそそぐ場合、 粉がすべて沈んでいたら湯がとおらなくなってしまいます。
半分以上の粉が水より軽いからメリタ式はこまかい粉がろ過できるのです
(つまり、どちらのひきかたがいいというわけではなくいれ方に適したひきかたにするということ)
松屋式はすべての粉を水より重くしてから抽出する方法をとりますから、 こまかすぎるとお湯がとおらなくなってしまいます
ですから松屋式はあらめの粉を使います

スプーンなどでまんなかにくぼみをつけます

スプーンの背を使って穴を掘ります。スプーンの背を使うと粉が崩れにくくなります。
新鮮なコーヒーの場合は深めに、古いコーヒーならば浅めに掘ります。
これはお湯をさした時の粉の膨らみ具合で深さを決めます
(ちなみに新鮮なコーヒーは50gの粉から100cc~200ccの炭酸ガスが出ます)

松屋・蒸らしのお湯のさしかた・2010/10/08

沸騰した湯を真中にできるだけゆっくりかけ、サーバーにコーヒーがおちはじめたら、 円をかくようにしてまわりの粉にも湯をかけます。湯が粉全体に行きわたったらやめます

できるだけ真ん中に細くお湯をさします。 コーヒーが下からしみ出すまではまん中にお湯をさし続けます

下からコーヒーがしみだしたらコーヒーの粉の乾いている部分とぬれてる部分の境界に お湯をさしてだんだんと大きな円を描くようにします。この時、ペーパーは下から順番にぬれてくるのが ベストです。

お湯をさし終わったあともコーヒーが膨らむのが理想です。 最初元気よく膨らんで途中で膨らまなくなる時は焙煎の不備で火が豆のしんまで通っていない時に おこります。

むらしというのは、いかに少ないお湯でコーヒーの粉の内部および、 粉の隙間のガスをいかにスムーズにぬくかが重要なのです

ペーパーがぬれるとガスが通れなくなりますし、粉がぬれるとガスは泡になります。 一番スムーズにガスを抜く方法はお湯を下から順番にぬらしていくことですが、 お湯は上からしかさせないので、とりあえず真ん中の粉をぬらして、 その後はガスを外へ外へと押し出すようにお湯をさします

3分間の蒸らし

そのまま3~5分むらしておきます。
ふたがあればベストです
この長いむらしがおいしさのひみつです

むらしというのはコーヒーにお湯をさすことによりコーヒー内部のガスを蒸気でおいだし 抽出時にお湯が粉の内部までスムーズにはいり込める様にする作業です。 粉の内部にあるガスをぬくのには、まわりの湿度が高ければ高いほど有利なので、 蓋などをかぶせるとよいでしょう。

いりたてのコーヒーであっても3~5分むらすと粉内部のガスはぬけきってしまい、 次にお湯をさすと泡がでなくなります。 完全にむれたコーヒーは水より重いので、この粉を水の中に入れるとすべて沈みます

ちなみに、コーヒーの乾いた粉を水に浮かべて3分たっても沈みません。 これはコーヒーの粉の中のガスが水を押しのけてでてくるには力がいるのに対して、 蒸気が粉の内部に入りガスといれかわるのは力がいらないからです

蒸らしの部分は、抽出しているわけではなくコーヒーの表面を洗ってきているだけなので、 最初のコーヒーをすてた方がいいのではないかと考える方は、 蒸らしの時に出たコーヒーをいれるべきか、否か。 を参考にしてください。

松屋・抽出時のお湯のさしかた・2010/10/08

むらし終わったら、湯をまんべんなく常にゆっくりとかけるようにします。
この時泡を出さないことと、粉がペーパーの中で、できるだけ動かないように気をつけます

むらし終わったら、粉の中心より少し外側の部分に円を描きながら少し多めにお湯をさします。 粉がひたひたになるまでは少し多めにお湯をさして、 ひたひたになったらはじめて細くゆっくりとまんべんなく円を描くようにお湯をさします

最初に中心にお湯をささないのは、お湯で粉がひたひたになる前はコーヒーの層が崩れやすいからです。 (中心はコーヒーの層があついので崩れやすくなっています)

中心からだんだん大きな円を描いていき、端までいったら小さな円を描いてもどる。 その繰り返しをします。この時、粉がひたひたな状態を維持するのが大事です

粉が動かないように気をつけます
(粉は水より重くなっているので簡単には動きません)

お湯を注ぐのは粉のふくらんだ線までです。
ひたひたな状態を維持するようにお湯は、細くさし続けます。
もしも、粉がひたったら湯をそそぐのをやめ、お湯がドリッパーにたまり過ぎないように気をつけます。

ポイントはひたひたにすることです。 しっかり蒸らしたコーヒーの粉はどの粉も一気に成分がとける状態になっています。 ひたひた状態を維持するとまずうまみが一気にとけだします。 粉が動いていないのでどの粉も同じ条件で成分をとかすことになります。 うまみがとけている間は水溶液(コーヒー液)の濃度が濃くなっています

うまみのようにとけやすい部分は濃い水溶液中にもとけますが、 渋味や嫌な苦みなどはとけにくい成分のため薄い水溶液(ものをとかす力が強い) になってはじめてとけます。ですから、コーヒーが薄くなってきたらドリッパーをはずしてしまえば うまみだけのコーヒーがとれるわけです。つまり、前半でうまみが後半で渋味がとける事になるわけです

もし、ひたひたにしないで丁寧にお湯をさしすぎると粉の上の方ではうまみがとけ終わって 渋味がとけてしまいます。それを防ぐためにはひたひたにして全体的に濃度を緩やかに下げる必要が あります

うまみ

  • 高い濃度の水溶液(ものをとかす力がよわい)にもとける。
  • 全体としてとけやすい。
  • 低温でもとける。
  • 吸着されにくい。(二度ごしを試そうの所を参照)

しぶみ

  • 低い濃度の水溶液(ものをとかす力がつよい)にしかとけない
  • 全体としてとけにくい
  • 低温でとけにくい
  • 吸着されやすい

このうまみと渋味の性質の違いを利用してコーヒーをだすわけです

松屋・お湯で薄める・2010/10/08

コーヒーがサーバーに人数分の約半分まで出たらストップです。
この位でコーヒーのおいしい成分が出つくします。
あとに出てくるのは、渋みや、いやな苦味などです。

サーバーに人数分の約半分の量まででたらドリッパーをはずします。 これ以降、ドリッパーからおちてくるコーヒーが薄くなってきます。 半分くらいのところにきたらスプーンなどでドリッパーからおちてくるコーヒーをすくって 飲んでみてください。だんだん渋くなってくるのが判ります

ここで問題となるのはどこでドリッパーをはずすかということです。 渋味がではじめて、すぐにはずすとブラックで飲むにはさっぱりしていいのですが ミルクを入れるとミルクに負けてしまいます。 少し渋味が入るとミルクを入れたときにコクがでてうまいものです。 渋味をいれすぎれば単にまずいコーヒーになってしまいます

結局、どこではずすかは個人の好みが強くなります。 人数分の半分を目安にして後はテキトーに決めて下さい。

できあがり

ちなみに、豆によって渋みのでかたに傾向ががあります
”モカ”・”マンデリン”など種類別のいれ方は、 ”コーヒーの極意”を 参考にして下さいやかんの湯を沸騰させ、その湯でコーヒーを人数の量にします。 この時点で好みの濃さにします

やかんのお湯を沸騰させてサーバーに好みの濃さまで薄めます。 コーヒーの抽出自体の温度は85度前後でおこなっていますからサーバーにできた原液は 60度~65度ぐらいです。(5人分の時)

これに沸騰したお湯で人数分に薄めると80度前後になります。 このぐらいの温度ならばちょうど飲み頃となります。ちなみにアイスコーヒーの場合は、 抽出された原液をお湯で薄めずに氷や水で薄めます。 ただし、コーヒー豆はアイスコーヒー用を使ってください

砂糖・ミルクをたっぷりいれたコーヒーが好みの場合・・・・ 松竹コンボドリップという方法もあります。
これは、お湯で薄めるかわりに後半でかくはんを利用して微粒子をコーヒーの中にいれてミルクとの相性をよくする技法です。
ちなみに、金枠を使わなくてもカリタのドリッパーや河野のドリッパーでも 代用はできます
(使いやすさは、やっぱ松屋の金枠には劣りますが・・・・)

ネルドリップ

松屋式番外編(ネルドリップの松屋式)

松屋式は粉を動かさないで抽出することに特長があります
この方法の欠点は、オイルがとけこみにくいことにあります
ただし・・20杯以上を抽出する場合はオイルがとけこみます
これはペーパーが水に濡れるとオイルをはじく性質があり そのためにある一定圧力以下ではオイルがペーパーを通れないのです
つまり・・少量の抽出ではオイルがとおりにくいということになります
ただし・・・
ある条件で抽出するとオイルがペーパーを通過することがわかってきました
コーヒーの粉をひたひた状態にして
高さ20センチのところからお湯を落とすようにすると
オイルが通過します
松屋式でオイルを通す方法 参照

それ以外でオイルを通す方法は4つです
1.大量抽出によって高い圧力をペーパーにかけてオイルをとおす
2.アポロくん・ミニを使って減圧でオイルを通す
3.あなあけくんを使う
4.ネルドリップを使う

ネルドリップを使った松屋式ではなぜオイルがとおるか
ネルフィルターは使い込んでくるとオイルが付着します
そのためフィルター自体がオイルをはじく性質がどんどん弱くなるのです
(オイルとなじんでくる)
つまり・・・少量の抽出でもオイルが通るようになるということです

オイルの通ったコーヒーの特長は
・まろやかなこと(ブラックでもクリーミーに感じる)
・ミルクに負けない(ミルクもオイルだから相性がいい)
・余韻が長い(上あご全体にまとわりつくような感じ)

この場合・・・ネルは外起毛にします
これは、松屋式のように粉を動かさない方法ではろ過能力はあまり必要なくオイルのとおりやすさのほうが重要だからです
ひきかたは通常の松屋式よりも細かくひきます
これは、ペーパーよりもネルのほうがろ過する力が大きいためです
あとは通常の松屋式と同じで大丈夫です

このオイルの通過を考えたときにネルドリップの奥深さを感じます

真面目な珈琲教室

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

大口径投入誘導装置

★あけみちゃんの使い方

コーヒーの麻袋にあけみちゃんをさしこみます。
(袋が開いた状態になっていてコーヒー豆を取り出しやすい)

コーヒーは60kg入りの麻袋できます。その状態から、焙煎機を使ったほこり飛ばしを するわけですが、麻袋のままだと口が閉じてしまって非常にやりにくいのです。 それと、袋がすぐに転んでしまうのです。いかに、短時間でコーヒー豆を出すかを 考えてあけみちゃんはつくりました。

あけみちゃんのひさし部分が袋のはじを押さえてくれるので 最後までスムーズにコーヒー豆を取り出す事ができます。
コーヒー豆の入っている袋は、長いので袋の奥の豆を取り出すのはけっこう大変なんです。 しかし、あけみちゃんのひさし部分が袋のはじを押さえてくれるため最後までコーヒーの袋の奥まで 手が届きます。たかがこのひさしですが、あるとないとでは大違いなのです。けっこうこのアイデア 気に入っています。

仕入れた生豆は焙煎機を使ってほこりをおとし12kgづつに小分けします。
(生豆の小分けにはあけみちゃんとこわけちゃんが活躍します)

もともとこのあけみちゃんは、このような姿になる予定ではなかったんです。 あけみちゃんは、穀物タンクというものでこれに掃除機をつけて麻袋に入っているコーヒーを 吸いとってほこりだけを掃除機に吸わせるという装置を作ろうとしたのです。 実験でコーヒーを吸わせたら途中でタンクがべこっとへこんじゃったんです。 吸引の負圧にぜんぜん絶えられなかったんです。あっけなく全自動ほこり吸いこみ装置は 夢と消え、そのかわりにあけみちゃんになったのです。  

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

開閉型踏台機能付計量器

★はかるくんの使い方

こわけちゃんをはかりにのせます。
はかるくんは、もともと踏み台なんです。選別機にコーヒー豆をいれる時に使うものなんです。 うちの店では生豆が12kgづつ袋詰されていますから、それを選別機のホッパーにつめるのも 大変なんです。(詰めるときは当然人力です。)安全のためにもしっかりした踏み台でなければ 怖いんです。それと、はかりがドッキングしているところがけっこう優れものなんです。

豆をいれて12kgにします。
選別機は、15時間循環するようにできており、終わると下のコンテナにたまるようになっています。 はかるくんのふたを開けこわけちゃんをはかりにのせて、選別後の生豆を投入して12kgきっかりにします。 ここで使っているはかりは、実は単なる体重計でできる限り正確なように100g単位のものを使っています。

こわけちゃんをぬいて、袋のチャックをしてできあがり。
  狭いところでいろいろな作業をするため収納にはけっこう気を使っています。 このはかるくんも踏み台と計量機の機能を持っています。どちらの機能も選別機にはなくてはならない 機能です。だから、選別機のすぐそばでいつでも使えるようになっていなければなりません。 仕事をしていて思うように動けなかったりしたら、すぐにいろいろな装置をつくっちゃいます。 いろいろなものをつくるから、また作業場が狭くなります。狭くても、動けるようにまた、装置を 作るという堂々巡りをやっていたりなんかして。そんなことをしているぼくを、 パートさんたちは、いつもあきれています。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

汎用袋詰誘導機

「こわけちゃん」

★こわけちゃんの使い方

袋にかぶせます。
これは、生豆が12kgはいる袋に小分けするときに使う道具です。 コーヒー豆は通常60kgの麻袋にいれられてきます。これは、ぼくらのような小さな店には 邪魔になります。そこで、最初にする作業がコーヒー豆のほこり飛ばしであり小分けなんです。 その時に活躍するのが、こわけちゃんです。 これをつくるためにこの袋をもってデパートで 人目を盗んで袋がちょうどかぶさるごみ箱を見つけてきました。それを二つつないで バケツをじょうごにしてできたのがこのこわけちゃんです。

豆をいれます。
こわけちゃんのすごいところは、袋をかぶせた状態で立つことです。これにより、 豆をつめる作業がひとりでできるのです。ほこり飛ばしをしたあとの一次保管 選別後のコーヒーをつめる2次保管など非常によく働いています。バケツのじょうごが あるので、けっこういいかげんにいれてもこぼれることはありません。 バケツに目盛があり、だいたいどのぐらいの量がはいったかがひとめでわかるのも便利です。

こわけちゃんをぬきます。
だいたいバケツの8割まで豆が入ると袋がいっぱいになります。 ごみ箱とバケツをつないでいる10mmのボルトを持ってこわけちゃんを引き抜きます。 この時、袋の端を持たないとひき抜いた時に転んでしまうので気をつけましょう。 ぼくは、発明が好きでどんなものでもそのまま使ったことがないんです。 当然、改良しようとする材料は新品でデパートに売っていたものです。 それを買ってきてすぐにぶっ壊すのでよくみんなからおこられます。 ちなみに、ぶっ壊した8割はこっそりと葬り去られます。 こわけちゃんはその中では幸せものです。使われているのですから

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

真空式蒸不要装置

松屋式の蒸らしは3分間かかりますが、 このメカを使うと蒸らしが全くなくてもOKというスグレモノです。
もともと、ドリップのときに蒸らしは何のためにするのかを調べるために 作った装置です。 (真空ポンプでコーヒー豆の内部のガスを強制的に抜いてしまう装置です)

1.セットしてお湯をさします

サーバーにむらしいらーずをのせて、金枠に松屋のペーパーをセットします。
コーヒーの粉を人数分いれて穴をほります。
(松屋のいれ方を参照)

2.むらしいらーずのふたをきせます。

このふたはもともと、カリタがだしていた真空ストッカーのふたを
改良して別の容器に使えるようにしました。

3.ポンプを使って真空にします。

真空にするとコーヒーの粉がみるみるふくらんできます。
真空にしたあと、バルブを開けて空気を入れると先ほどまで
ふくらんでいたコーヒーはみごとにしぼみます。

4.フツーにコーヒーを抽出します。

全くあわがでずにお湯がスムーズにしみこみます。
人数分の約半分まででたらやめて、うすめてください。
(松屋のいれ方を参照)

5.できあがり。

このむらしいらーずはもともとが実験のためだけに作ったものなのです。 コーヒーというのは本当にむらしが必要であろうか?
3分間のむらしの意味が知りたかったのです。 コーヒー豆からガスを抜く方法なんかはけっこう簡単に思いついたし、器具も簡単にできました。
実験の結果、むらしいらーずで作ったコーヒーの方が味が単調でコクがないように思いました。 器具は簡単でしたが、コーヒーはどーも簡単じゃあありませんでした。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

全自動蒸不要珈琲抽出器具

お湯をダーっと入れるとボーっとしている間にトロっとしたコーヒーができあがるすぐれものです。
カンペキな器具で実用新案も2件だしました。
……売れませんでした。
(写真はそのとき作ったサンプルです)

実用新案登録請求の範囲

底板部に多数の小穴を有し、上端が開口された有底筒状のフィルター本体と、 該本体の内径よりやや小径に形成せられると共に、 適所に網部を有する押え板の上面適所より垂直にのびた棒を設け、 該棒の上方適所に前記押え板と略同じ大きさの外径を持つと共に、 底板部に複数個の小穴を有する底の浅い容器を取着せしめ、 該容器の下側におもりを有する構造の押え部分とからなるドリップ式コーヒー抽出器具。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

氷溶解滴下式水出珈琲抽出装置

氷だしコーヒーをつくろうで使った器具です。102-Dドリッパー(上部の氷をいれる部分) を改良して性能がぐっとアップしました。(基本形)
河野名門ドリッパーを利用した氷だしコーヒーです。 ここで使われている氷容器は穴の数も多く安定して水を滴下するのが大変なんです。 水だしには河野式の円すいドリッパーを使った方がいいようです。(SSS-DX)

氷がとけるのを利用して滴下させるんですが、いかにどの穴からも水を落とすかが問題となります。 麻のひもをたらすことにより安定して水を滴下しています。
特に横にのびているヒモがポイントです。(左と中の写真は102-Dドリッパーを使った氷容器です)

右側の写真は河野の名門ドリッパー用の氷容器です。 穴と穴を結ぶヒモが水を均等に落とす役割をしています。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

段差昇降機能付収納自在台車「ポチくん」

うちの店で使っている台車です
折りたたみ式のコンテナにあわせて作りました
軽くするために木製です。
最初はただの台車だったのですが
段差をのぼれるようにしようとか
もち運び用に取っ手をつけようとか
使わないときに収納がいいように立つようにしようとか
結局いろいろな機能をつけたら
けっこう、重たくなっちゃいました

写真は,段差を登っているところ

★ポチくんの正しい使い方
段差をのぼるときは、ハンドル兼ペダルを踏みます
そうすると、前輪が持ち上がります。
ペダルの下にサブタイヤついており
強く踏んでもサブタイヤがあたって
それ以上は,傾かなくなっています。
それと、サブタイヤによって
ウイリー走行を可能にしました。(ぜんぜん、意味がない)

写真は、ポチくんをたてて裏からとったもの

ポチくんの構造

ポチくんは前部に、四個のゴムバンパーをもち
収納時(立てる時)には、ゴムバンパーがスタンドとなります
ハンドル兼ペダルの下には、サブタイヤがついており
強く踏んだ時に前輪が持ち上がり過ぎないように
安全装置の役目も持っています
ハンドルを持って歩くにもちょうどよい大きさです
ポチくんをもって街をあるいても
違和感がないシンプルなデザインです
(ぼくだったら、こんなもんもって街をあるく勇気はありません)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

真空式銀皮除去装置付粉砕機

簡単にいえば、コーヒーの微粉とシルバースキンを取り除く装置です。 コーヒーをひくと必ず受け缶に微粉やシルバースキンが静電気でくっつきます。 それを、掃除機を使ってきれいにする機械です。 掃除機のすいこみくちが、受け缶をミルにセットした状態でぴったりくっつくようにできています。 コーヒー豆をひいて取り出したあとミルに受け缶をセットしてスイッチを入れると 空気がホッパーを通ってミルの刃の隙間を通り受け缶の内部についた微粉やシルバースキンなどを とって掃除機のほうにすいこまれていきます。

写真は、受缶とミルを同時にきれいにしている

★ミルク・リーナの正しい使い方

ミルは、富士ローヤルのR-440を使用。しかしなぜか、カリタのハイカットミルの受缶を使用。 (個人的に富士ローヤルのミルのがぼくは好きなんです。 しかし受缶はカリタの方のが使いやすいと思います)
ミルのふたには、空気は、吸い込まれるが豆が飛び出さないように工夫もされています。 ミルが、のっている台の下に掃除機と回路が組まれています。通常は、写真のような状態で ホースがついた受缶を軽く持ち上げておろします。そうすると、リミットスイッチがはいって 約10秒間掃除機が作動します。これにより受缶内および、ミルの刃を掃除することが可能に なります

写真は、受缶のみをきれいにしているところ

★ミルク・リーナのアブノーマルな使い方

ホースがついた受缶を上に引っ掛けておき、ミルの受缶をその場所に置くと、リミットスイッチが はいって受缶だけを掃除してくれます。これだと、受缶の内部がめちゃくちゃきれいになります。 もともとは、この使い方が標準でした。しかし、ミルのふきだし口なんかに微粉やシルバースキンが くっつくのがとれないので現在のようにミルの内部まで掃除する方式に改良しました。 けっこう、すぐれものです。

写真は、掃除機の掃除風景

写真は、掃除機内部の微粉とシルバースキン

掃除機の掃除

ミルク・リーナに使われている掃除機の掃除風景です。 ぎっしりと、微粉とシルバースキンが詰まっています。 これだけのコーヒーを捨てたのかと思うとちょっともったいないなぁと、思います。 しかし、微粉やシルバースキンなんかはコーヒーの味を悪くするだけで何もいいことがありません。 ミルの静電気を消して微粉やシルバースキンがつかない機械も売り出されています。 しかし、微粉やシルバースキンはどこへいっちゃうんでしょうか。
実は、お客さんの買っていくコーヒーの粉の中にうまい具合に混ざるだけなんです。 だって、今まで存在していたものが忽然と消えるわけないですから。 ただし、コーヒー屋の立場から言うと、このミルク・リーナを使うようになってから はかりでコーヒーをはかる時、1割ぐらい余分にはかることになります。 それは、掃除機が、1割ぐらい吸ってしまうからです。なんかいいだかわるいだか。

★ミルク・リーナの二号機

ミルク・リーナの掃除機がぶっ壊れて新しい掃除機にしました。この掃除機は、排気を使って ブロアーにしています。ブロアーだけ単独に動かすスイッチを取り付けています。 これを改造するときに、回路図がどっかにいっちゃって配線を調べなおしたんです。 大切な回路図は、必ず近くにはっておかねばと、つくづく思いました。(横に巻かれている ホースがブロアーのホースで真中にあるだいだいいろの丸いスイッチがブロアーを単独で 動かすスイッチです。)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

FAQの物置 2

質問  カリタの3つ穴はそんなにすごいことなのか? 昔、特許だとか聞いた気がする。( 男 34歳 )

回答  すごいです。 なんといっても、ずーーーーっと進歩しないところが ただものではない。 つまり、カリタのドリッパーのすばらしさは何の変哲もないことです。 そのため、抽出者の技術に依存してしまい、おいしくいれる人もいれば、 まずいコーヒーをたてる人もでるわけです。うーーーん、ほめてないなぁ。 (それに疑問を感じなかった珈琲屋も問題のような気もしますが・・・・)

質問  コーヒー豆は最初は柔らかい豆なんですか?( 男 18歳 )

回答  はっきりいってかたいです。焙煎した豆は、歯でかめば割れますが、 生豆はぜんぜん割れません。焙煎したときに、約1.5-2.0倍にふくらんで 豆がもろくなるようです。まあ、簡単に言えばポップコーンの元のとうもろこしは めちゃめちゃかたくて食べられませんが、ポップコーンにすれば食べられるようなものです。 しかし、コーヒー豆はいった後もまずくて食べられません。悪しからず。

質問  砂糖とミルクを入れて飲むことは はずかしいことなの?( 女 24歳 )

回答  コーヒーは、おいしく飲むのが基本ですから恥ずかしくはありません。 逆に、エスプレッソを飲むときに砂糖もミルクも入れずに目を白黒させながら コーヒー通のようなふりをしてブラックで飲むほうがよっぽど恥ずかしいと思います。 ちなみに、エスプレッソをブラックで飲むと粉っぽいんですが、砂糖とミルクをいれると その粉っぽさが消えます。

質問  アイスコーヒー用と普通のコーヒーと どういうふうに違うのでしょうか???( 女 31歳 )

回答 基本的にアイスコーヒー用の豆というものはありません。 アイスコーヒーにあう豆はありますが・・・ 実際には、深く煎った豆を使う事が多いです。これは、深煎りで苦味の 強いコーヒーのほうが冷やしたときにはおいしく感じるからです。 (ホット用のコーヒーを冷やすと酸っぱく感じておいしくない)

質問  コーヒーゼリーを上手く作れないんです。 ぷるんぷるんでのどごしがつるんとしていて、 コーヒーの香りと味をそこなわない美味しいコーヒーゼリーを作りたいのです。 コーヒーゼリーにあう豆とかのことを教えてください。お願いします。( 女 **歳 ) 

答  コーヒーゼリーは絶対の自信があります。 まず、コーヒーの種類ですが、ゆかた美人(アイスコーヒー)を使うのが基本です。 苦味が強いコーヒーのほうが冷たく冷やしたときにおいしく感じるからです。
それと、一番ゼリーで重要なのは、あのぷるるん感です。 これを決めるのは、ゼラチンをどれだけ正確にはかれるかが問題となります。 当店では、0.2g単位のはかりを使ってゼラチンを計量しています。 (単なる自慢だったりして・・・・)
詳しくは、コーヒーゼリーもつくつちゃおうをみてください。

質問  コーヒーを飲みすぎるとホントに胃が悪くなるのか?( 女 26歳 )

回答 コーヒーが胃液を活発にださせる刺激物ではあるようです。 ですから、空腹時にはあまり飲み過ぎてはいけないと思います。 どんな薬もほどほどがいいようにコーヒーもやっぱりほどほどにしたいものです。 ちなみに、ぼくのほどほどは、1日に10杯ぐらいなんですけどね。 (一応ぼくは、それだけのコーヒーを飲みながら、10年間病院にいったことがありません。)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)