アイスコーヒーの冷やし方 2

通常一回に作るアイスコーヒーは、3400ccなんです。
1400ccの珈琲を抽出して2000ccの水で薄める感じなんです。
実際に日常で作る場合にかき氷で冷やすなんてどれだけ頑張ってもいゃになっちゃいます。
そうなると冷却効率が良くて手間がかからない冷却法が必要となるわけです。
実際に家庭でも出来て簡単にやれる冷却法・・・・

1500ccの浄水器の水に製氷機の氷をぶち込んで2000ccの氷水を作っておきます。
次に珈琲を抽出します。だいだい抽出が終わるころには5度ぐらいまで水の温度が下がっています。

抽出した熱い珈琲を作った冷水に入れてかき混ぜます。
これで一気に30度以下に下がります。
後はボトルに詰めてできあがりとなります

この冷却のポイントは液体同士を混ぜる場合は一瞬で混ざって温度を一気に冷やすことが出来るのです。冷却スピードだけならば冷たい水で薄めて冷やすのは最強なのです。

融解熱のようなインパクトはないのですが確実で簡単なところがいいところです。

アイスコーヒーの冷やし方

急冷のアイスコーヒーの作り方を考えています。
そして分かった方法はめちゃめちゃシンプルでなんだと思うような方法なのです。
ここに行きつくまでに5年ほどかかった気がします。
わかってしまえばすごく簡単な方法でびっくりですがこれが最強なアイスコーヒー冷却法だと思います。

コンビニのアイスコーヒーの冷却法がなぜおいしくないのかが完全に分かった気がします。。

なぜコンビニのアイスコーヒーでは急冷が出来ないのか・・・
コンビニのアイスコーヒーに使われるクラッシュアイスは―20度ぐらいの冷たい氷です。
ゆっくり凍らせて溶けにくい氷なのです。
実はこの溶けにくさが一番のネックなのです。

氷が0度になる段階では70度前後なのです。
氷の比熱は2カロリー程度に対して氷の融解熱は80カロリーぐらいで40倍の差があるのです。

かき氷とキューブ氷を合わせた状態にしておくと熱い珈琲がかき氷に当たった瞬間にかき氷が溶けて融解熱で珈琲を一気に冷やすことが出来ます。これにより60度から30度の一番味を落とすエリアを一気に通過できてコンビニのアイスコーヒー特有の粉っぽいざらつきのある苦味がない珈琲を作ることが出来るのです
後はキューブアイスが保冷してくれて長く冷たい状態を保ってくれることになります。

結構わかってしまえば簡単なことですが・・・5年ほどの謎が解けた気がします

ウォータサイクロンの完成形の完成形

ウォーターサイクロンを色々と改造しているのですが・・・
今度こそ完成形です。
まず・・・・下のザルをプラスチックにしました。
これにより洗濯ネットがワイヤーに引っかかることがなくなりました。
トラップポットの径を少し大きめにしてチャフが流れやすくしました。

ウォーターサイクロンの水量を一定にするために流量計を取り付けました。
これにより焙煎時の水量を一定の状態で焙煎することが可能になります。

ボトルを使った氷出し珈琲

たぶん・・・・この氷出し珈琲が一番らくちんなパターンとなる気がします。
普通・・・ドリッパーに珈琲を入れてその上に氷をのせるとなるとけっこ氷を積むことがむずかしいものです。
それに対してこのボトルに氷を入れることはめちゃめちゃ簡単なわけです。

今までペットボトルの底を切って氷出し珈琲をやっていました・・・
それよりも今回のボトル式の方が楽だし衛生的です。

氷をボトルに詰めてその上に水出し珈琲用のパックをのせる・・・
中蓋を付けてからお湯をすこしかける・・・
少し時間をおいて珈琲に水がしみ込んだらそこでボトルをひっくり返す・・・・

後は氷が溶けて濃厚な珈琲が下にゆっくりたまっていくだけです。

この濃厚な珈琲をアイスにかけると・・・・・最高にうまいです。

ウォータサイクロン完成形・・・

たぶん・・・富士ローヤルのウォータサイクロンを使っている人はこの方法が一番いいように思います。もともとついていたざるに洗濯ネットのでかいのを被せた状態使うのです。
これならば細かいチャフもある程度止めることが出来ます。
それと洗濯ネットならばチャフの水を切る時に絞ることが出来で早く捨てることが出来ます。
この絞るということが価値があるのです。
しっかり水が切れて素早く捨てることができますから・・・

洗濯ネットを被せた状態

ちなみに・・・・下のもろもろは実験してだめだったもの・・・
パスタのざる・・・・
排水口の網・・・・
玉ねぎの収穫用のネットの袋・・・
まぁ・・・いろいろ試したから勉強になったしそれはそれでよかったと思います

10kgの焙煎機を動かして思ったこと

代表が10kgの焙煎機を動かしたいといったもんだから大騒ぎです。
もともと忙しくて改造なんかそっちのけで何もやっていなかったもんだから慌てて10kgの焙煎機のセンサーとロガーを繋ぐように前日の夜中に突貫工事でつないで・・・
バーナーに火をつけでロガーの動きを確認して・・・

ロガーの設定を変更して何とかなって・・・・
一番のネックは煙なんです。
本来・・・排気と冷却2本の煙突を出さねばならないものを1本でごまかしているのでそれがうまくいくかが一番の心配だったのです。

冷却と排気が同時に動いたときにどのような動きをするか・・・・
やってみないとよくわからないというのが本当の所なんです。

そしてやってみてわかったこと・・・・
排気と冷却のファンが同時に動くと煙突の排気が追い付かずに排気ダンパーの方に逆流してくる
つまり・・・3kg釜のように切り替えダンパーのような使い方をしなければならないと感じました。

逆に言うとそこを気を付ければ何にも問題なく動かすことが出来ると思いました。
データー入力用のエクセルも問題なかったし、ロガーのグラフも問題なかった・・・
あとは・・・10kgの排気ダンパーに角度計を付けたり分度器を付けたりすれば大体改造が終わってくる。最後に廃熱温度計とバーナー温を測定するセンサーを取り付けれは完成するとおもう・・・

何とか使える状態になってきてよかったと思う。

10kgの焙煎機が動かないときは代表用のテーブルが排出口のはかりの所に鎮座している

排気ダンパーと火力の切り替え部分

本体・排気・フロントパネルの切り替え部分

みるっこ修理中

ミルっこの吹き出し口についている磁石がはずれまして・・・・
ミルっこが壊れるなんてめずらしい。
とりあえず接着剤で磁石を吹き出し口に取り付けよう接着剤を流し込んだら・・・・

なぜかお客さんが立て続けきちゃって・・・
接着剤が固まっちゃったらとちょっと心配になりました。

まぁ・・・何とか固まる前に無事取り付けることが出来ましたが・・・

接着剤が固まるまで固定するためにラボジャッキで押さえつけておきました


豆の保存では温度が重要です

珈琲豆を保存するときに何となく涼しい所がよさそう気がするのですが一応理屈はあるのです

アレニウスの法則・・・・化学反応速度に関する法則で、温度が10℃下がると化学反応(この場合は酸化や香りの揮発など)の速度が約半分になる

ぼくたち珈琲屋が温度が10度さがると珈琲豆の劣化のスピードは半分になる。
これが元々の理屈のよりどころです。

これに結構強引に拡大解釈をして30度から20度になって倍持って・・・・
20度から10度になって倍持って、10度から0度で倍持って・・・
0度から-10度で倍持って・・・・のようにお客さんに語ると冷凍保存ならば珈琲は劣化しないんじゃあないかと勘違いします。

実はここで問題となるのは珈琲屋の側の管理の問題です。
つまりコーヒー屋の側が焙煎した後常温でほっといたとしたら・・・・
お客さんがわざわざ冷凍したとしてもあまり意味がなくなります。

ちなみに・・・コーヒープロの場合焙煎後の珈琲はエアコンで冷やされたスペースに置かれます
このスペースは焙煎室側からもハンドピック側からも取り出せるようになっています。
焙煎した豆は選別機にかけた後ここに収納されます。
ハンドピック側では必要な豆を取り出してハンドピックしていきます。

ハンドピックした豆を入れておく場所
ここもエアコンで冷やされた状態にしてあります

カウンター下の冷蔵庫
ここの豆をお客さんに販売することになります。
基本珈琲豆の温度管理はしっかりできていると思います。

ちなみにフレーバー以外の松屋コーヒー本店、DFR環、珈琲遊戯、Coffee Pitsの珈琲に関しては完全なる冷凍保存となりきっちりと管理しています。

紅茶を小分けする

実は・・・紅茶も売っています。
ティーポットも売っています。

珈琲屋なんですが・・・結構紅茶も売れるんです。
紅茶の淹れ方なんかもレクチャーすることもあるんです。

紅茶に関しては仕入れたものを地味に小分けしているのですがこの紅茶小分けセットが手作り感満載でぼく的には結構気に入っています。

焙煎時のモニターを大幅に変更

焙煎中はデータロガーのデーターでグラフを出しているのですが今までと大幅に表示を変更しました。
通常・・・メインのモニターを2画面で使っていたのですがこれを1画面に変更しサブ画面の方にはグラフの重ね合わせの画面を常時出すようにしたのです。

今までグラフの重ね合わせは焙煎が終わってから使うようにしていたのですが・・・
今回の変更で焙煎途中にグラフの重ね合わせができるようになったわけです。
その時にカーソル情報と現在のデーターと焙煎プロファイルの3個を右端に置いておくと欲しい情報がすべて消えることなくいつでも存在していてくれて途中までのグラフの重ね合わせもスムーズにできて結構気に入っています。

代表のいう0.5度の壁だとか焙煎中に調べられるのは凄く役立つ感じです。
排気ダンパーの1度の差とか中点の0.5度の差の意味がちょっと理解できた気がします。

折角開発したグラフの重ね合わせのシステム・・・
もっともっと活用していきたいと思います。