紅茶は何度でいれるのだろう

紅茶は、しっかりと沸騰したお湯を使うのが基本といわれています。 たしかに、ジャンピングをするのに温度は絶対に必要なものではあるんですが、 以前このページで実験した時に、ジャンピングしなくったって紅茶はいれられると思ったんです。
美味しい紅茶をいれてみよう参照
その時に、水の中に溶け込んでいる泡の量が重要だと言う結論になりました。 そのときには、何分沸騰させるかを実験したんです。 今度は、本当に沸騰させる必要があるのかどうかを実験してみました。

(写真・お湯を沸かす)

実験装置

たっぷりのお湯を沸かしながら正確な温度を測定します。
(温度計は、なぜか結構いいやつを持っているんです)
そして、80度と90度と100度になったところて紅茶をいれます。 実験としてはただそれだけ

80度

90度

100度

お湯を注いでみる

80度と90度と100度になった時に、ティーポットにお湯を注いで
紅茶をいれてみます。
(お湯を入れて紅茶をのせるように入れます)
このときに、三つのティーポットの差を調べます。

80度・・・・この温度では、溶けるスピードは 非常に遅いばかりではなく、 1時間たっても茶葉は沈みませんでした。
味も弱くコクもなく非常に物足りない感じでした。
茶葉をぬいてから丸一日たっても紅茶にごりませんでした。
(成分が溶けきれていない感じ)

90度・・・・この温度では、沸騰したお湯を使ったときとあまり変わりませんでした。 味もしっかりでていたし、茶葉の開き方も申し分ないような気がします。 一日放置した紅茶がにごったので成分はしっかりとでていると思います。 実際に90度ぐらいでも十分だと思います。

100度・・・・沸騰した状態で紅茶をいれるととーーぜんうまくいきます。 しかし、残念ながらゆっくりと温度をあげていったため水に溶け込んでいた 空気が抜けてしまったようです。
そのため、茶葉が沈むまでの時間が、予定よりも はやくなってしまいました。

結論・・・・紅茶をいれるのに沸騰寸前のお湯でも沸騰したてのお湯でも 大丈夫だと思います(90度以上。沸騰しすぎはダメ)
この場合、お湯の温度よりもお湯が沸くまでの時間が大切だと感じました。 (時間をかけて沸かすと空気が抜けてしまう)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

アイスティーのつくりかた

このアイスティーのいれ方は、紅茶研究家の磯淵猛さんの考案した
二度ごしをわかりやすく説明したものです。

(写真・水筒と氷の入ったサーバーとティーポット)

とりあえず紅茶をいれる

紅茶のいれ方は、美味しい紅茶をいれてみようを参考にしてください。
茶葉は、少しだけ多めにして時間は茶葉が完全に沈むまで待ってください。
アイスティーは、クリームダウンを起こしにくいアールグレイを使うことが多いのですが、この二度ごしの 方法をつかえば、どんな紅茶でもけっこう簡単にアイスティーができます。
ちなみになぜアールグレイだと クリームダウンを起こしにくいかといいますと、他の紅茶と比べるとタンニンの量が少ないからです。
(クリームダウンとは、冷えたときにタンニンとカフェインが結合して紅茶が白濁する現象。)

(写真・ティーポットから水筒に紅茶を移す)

できた紅茶を水筒に移す

できた紅茶を水筒に移します。
写真のティーポットでは茶漉しがいりませんが、普通のティーポットでは 茶漉しを使ってください。
けっこう紅茶を長持ちさせたいときには、コーヒー用のペーパーフィルターで 漉すと細かい茶葉まで漉せてうまくいきます。

(写真・水筒からサーバーに紅茶を一気に注ぐ)

水筒から氷の入ったサーバーに一気に注ぐ

一度水筒に紅茶を移したのは、氷の入ったサーバに一気に紅茶を注ぐためなんです。
ティーポットから氷の入ったサーバーに紅茶を注ぐとゆっくりと紅茶の温度を下げることになり クリームダウンの原因になります。
一気に紅茶の温度を下げるとカフェインとタンニンの結合が できなくて濁らなくてすむのです。
(結晶化は、急冷することにより起こりにくくすることができる)

(写真・サーバーにいれてすぐに紅茶を水筒に移す)

軽くかきまわして水筒にもどす

サーバーに紅茶を一気に注いだら、サーバーを数回振ってすぐに水筒に戻します。
コーヒーのサーバーだと茶漉しがついていて氷が漉せるので便利です。
この、氷と紅茶を一瞬だけ接触させる部分がこのアイスティーの作り方の特長なんです。
つまり、90度以上の紅茶と0度の氷では温度差が大きいので20度ぐらいまでは一気に 温度が下がってくれるのです。
一気に温度が下がると結晶化が起こらず紅茶の白濁が起きないのです。
サーバーからすぐに紅茶を出さないと、20度以下になったときゆっくりと温度がさがり 結晶化が起こり紅茶の白濁が進むことになるのです。

(写真・出来上がり)

アイスティーの出来上がり

水筒は、室温で保存してください。
絶対に冷蔵庫にいれないでください。
つまり、冷蔵庫で冷やすとゆっくりと温度が下がっていき結晶化が進み紅茶がクリームダウンを 起こしてしまいます。室温で保存しておき、飲みたいときにたっぷりと氷をいれたグラスに水筒に 入った紅茶を注ぎます。
そして、すばやくマドラーでかきまわして冷やします。室温に冷めた 紅茶をたっぷりの氷で急冷するのでクリームダウンを防ぐことができるのです。
つまり、紅茶を急冷 するのがポイントです。

紅 茶 の ク リ ー ム ダ ウ ン

左側・二度ごしでだしたアイスティー(透明で白濁していない)
右側・普通に氷で冷やしたアイスティー(しっかりと濁っている)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

みるっこについて

みるっこというミルについて

非常に値段が高いミルです。
このミルのノーマル刃は、松屋式には最強です。

カット刃のタイプでは、刃と刃の間隙が非常によせられるので細かびきに向いています。
しかし、あらびきにするとスライスしたような状態になって厚さと幅に差が出るようになります。

それに対してみるっこのノーマル刃は、厚さと幅の差がなく球のような状態になるのです。
松屋式のように粉を水よりも重い状態で抽出する技法では粉と粉に隙間が出来なければ湯の通りが確保できません。
カット刃の場合は、どうしても厚さの部分で重なるようになります。
そのため隙間ができにくくお湯の通りが悪くなりやすいのです。

それと、カット刃の特長としてあらびきにすると極端に粉の粒度が不均一になる傾向があります。

シャッターの使い方について

ポッパーの部分に取り付けられているシャッターは、モーターの回転を安定させてから投入できるようについています。
ミルのスイッチをいれてからホッパーに豆を入れるんだったらいらないです。
松屋式のようにあらびきの場合は、ホッパーに豆を入れてかスイッチを入れてもあまりモーターに負荷がかかりません。
しかし、細かびきの場合はモーターに高い負荷がかかるのでモーターを回転させてから豆を挽くことがてベストです。
推奨の挽き方は、シャッターを閉じた状態で豆をホッパーに入れてスイッチを入れます。
モーターの回転数が安定したら、ポッパーをあけて豆を挽きます。
松屋式の場合は、あらくひくのであまりモーターに負荷がかからないので気にしなくても大丈夫です。

ダイヤルについて

通常のあらびきでも松屋式には細かすぎます。
そこで調整しなおすことになります。
ダイヤルの調整方法
・一番あらい10番にダイヤルを合わせます。
・ダイヤルを固定している真ん中のねじを10円玉で外します。
・ダイヤルを引き抜き8番の状態で取り付けます。
・ねじを締めます。
これで2目盛分あらく調整できます。
まだ細かい場合はもう一度同じように行います。

オートカットについて

本体の裏にある黄色いスイッチがオートカットのリセットです。
これは、受け缶がいっぱいになってモーターに高い負荷がかかったときに強制的に止める機能です。
これによりモーターを保護してくれます。
金属などの異物が入ったときにも負荷がかかって止まります。
その場合は、ダイヤルの両端にあるねじを外し刃に対する負荷の原因を取り除いて元に戻します。
そして、リセットさせて豆を入れずにスイッチを入れます。
それでモーターが回ればOKです。
回らなければ残念ながら修理となります。
(よっぽどは大丈夫です)

あらさを調整する動画

あらさの調整をする部分の動画です。
基本松屋式に関するものなので通常の挽きからあらい方へと調整しています。

ひきの基本は50gの粉を使って松屋式をやったときに300cc抽出するのに1分30秒から2分ぐらいになるように粉の粒度を調整します。

最終更新日:2016年 11月 12日 (土)

ネルドリップの研究

ネルドリップは抽出技術の頂点です
(・・ぼくはそう考えます)
そのネルのおもしろさを少しだけ書いてみたいと思います
ただし・・ぼくの知っていることがすべて正しいとは限らないので気をつけて!

水を吸い取るということ
ネルドリップは水につけて保存されています。
当然・・・抽出するときにはネルをしぼって使います。
ここで問題となるのがふきんなどを使ってネルに残っている水分を
取るかどうかかです。

絞ったあとのネルから
3杯用で約12ccの水を吸い取ることができます。

この12ccの水をどう考えるか・・・
ネルに残っている水は、抽出時に最初に押し出される水となります。

つまり・・
抽出技術の判定となるはずの最初の数滴のコーヒーが
判定に使えなくなる。

技術の上達段階であればふきんなどで吸い取るという作業はやるべきだと思います。

まるに近付くということ
ネルドリップの特徴は支えがないことです
ペーパードリップではプラスチックの支えがあります
(いわゆる・・・ドリッパーです)
ネルは何もありません
つまり・・・布の張力だけで支えています
この構造のよさは力が全体にいきわたって・・・
全体で支えるということです
(まるに近付くということ・・・)
上からお湯をさすという力が粉を動かす力に変わりにくいのです
ペーパーよりも粉が動きにくいということ
これは味を考える上でもけっこう重要になります

内起毛の特徴
起毛を内にする場合・・・
ネルのろ過能力を最大限に使えます
どれだけ細かくひいてもこすことが可能なのです
かくはんを起こしても目詰まりはおきません
これはろ過をフィルター表面を使うのではなく・・・
フィルターの厚さをまんべんなく使うからです
内側に起毛がきているとどんな細かい粉も起毛の隙間でとまってしまいます
つまり・・・フィルターを三次元で使うことができるのです
だから内起毛の場合は、粉を細かく使ってかくはんを使ったような抽出に向くということです
きれいな味は外起毛こってりした味は内起毛というのが基本となる気がします

外起毛の特徴
起毛を外にする場合・・・
起毛を外にするということはフィルターとしては表面しか使えないということです
外側の起毛はフィルターとしての効果は期待できません
(表面を通過したら起毛の隙間は自由に抜けることができる)
外起毛の場合は、ネルの厚さでこすということはムリなのです
つまり・・・ペーパードリップと同じで表面しか使えないのです
この場合・・・細かい粉では目詰まりもしくは微粉が通過する可能性が高いのです
だから・・中びき程度の粉がいいと思います
そして・・・粉にあまり刺激を与えないようにしてお湯をさします
そうするとネルのオイルを通過させる特徴が最大限に発揮されるコーヒーができるのです
(内から外のほうが反発力ができにくい)
わかりやすくいうとネルで松屋式をやる場合は外起毛がいいと思います
そして・・・ペーパーの時と違ってオイルのはいったコーヒーができるのです
実は・・このコーヒーがアポロくん・ミニの味に似ているのです

ペーパーとの違いについて
ペーパーはオイルを通しにくい性質を持っています
これはペーパーが一回だけしか使わないということによる性質なのです
蒸らしのときにお湯をかけるとペーパーには水がつきます
本来オイルは液体ですから紙の隙間をとおることが可能です
(でなきゃあ・・・てんぷら油を紙でこすことはできない)
ところが・・水のついた紙というのはオイルを反発する力を持ってしまうのです
そのためペーパーフィルターではオイルが通らなくなってしまうのです
それに対してネルがオイルを通す理由・・・
これは単純にネルの油ヨゴレが原因です
つまり・・・何度も使ったネルというのは油で汚れています
この油ヨゴレのためにオイルを反発する力がなくなってオイルが通るようになるのです
これがネルの最大の特長です

オイルの通過について
ネルドリップと金属フィルターはオイルを通過させます
ただし・・・まったく意味が違います
金属フィルターは単純に穴が大きいのです
だから・・オイルも微粉もすべて通します
そして・・・カップの表面にオイルが浮きます
それに対してネルフィルターオイルでもお湯となじみのよいものだけを選択して通します
このためにカップにはオイルが浮かないのです

ネルフィルターの寿命
ネルドリップで使うネルフィルターはオイルを通すことが特長なのです
これがペーパードリップにない特長なのです
(ペーパーでもオイルを通す技術もありますが・・・)
そして、ネルドリツプのオイルというのはカップの表面に浮かないオイルなのです
(プレスのオイルと根本的な違い)
つまり・・・オイルの選択性があるところがネルドリップのすごさなのです

では・・・ネルの寿命はといいますと・・・
このオイルの選択性が崩れたときということです
カップにオイルが浮くようになったら取替え時ということです
オイルを通過させすぎる様になったらアウトというわけです

そのためか・・プレスの様にオイルがカップの表面に浮いているコーヒーを
ネルドリップの人たちは否定するのだと思います

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

葛根湯コーヒーをつくろう

薬屋さんと話していて葛根湯の苦味とコーヒーの苦味は相性がいいかという話になりました・・
たまたま薬屋さんが葛根湯エキスというものを持っていたのでコーヒーにいれて飲んでみました・・・
・・・・・飲める!・・・・・
その葛根湯エキスというのは、葛根湯を煎じたものを濃縮したものらしい・・・
ということは・・・粉末の飲みにくい葛根湯のエキスだけを溶かすことができればいいということになります
そうなりゃあ・・話は簡単です
珈琲屋というのはもともと、成分を抽出するのが専門ですから・・
・・・てなわけでできたのが・・・
「葛根湯コーヒー」・・効きますことやら・・・

コーヒーの上に葛根湯をふりかける

葛根湯がのった状態のコーヒー

最初に蒸らす

コーヒーの抽出は、松屋式抽出法を参考にしてください

・コーヒーの量は、15グラム使ってつくります(一杯だしの場合)
・コーヒーの粉に穴を掘ってそこに葛根湯を入れます(一袋入れてください)
・あとは通常のコーヒーと同じように抽出します(3分の蒸らしはおこなってください)

葛根湯コーヒー抽出中

出来上がり

抽出は、粉がひたひたな状態を維持するようにお湯をさしてください
そして、100ccまで抽出したらそこでやめて140ccまでお湯で薄めてください
そのときに出来上がったコーヒー液をしっかりとかき混ぜてください
(しっかりかき混ぜないと水っぽくなってしまう)

飲んだ感想
もともとこの葛根湯にはいろいろな成分が含まれていました
その中でぼくかコーヒーと相性がいいと感じたのは、「ケイヒ」がはいっていたのです
これはわかりやすくいえば「シナモン」なんです
つまり、味的にはシナモンコーヒーのような感じになるだろうと考えました。
(シナモンが漢方薬の一種だとは知りませんでしたが・・・・・)
砂糖はお好みで入れてもかまいませんが、ミルクは相性が最悪です
できればブラック飲んだほうがいいと思います
実際に飲んでみると・・・体かポカポカするような気がしました
もしかして・・・風邪が治るかも・・・そんな気にもなりました・・

しかし・・・本当に治るもんかは勝手に試してください
とりあえず・・・この実験をやって体を壊したということはありませんでした
しかし・・・ぼくはもともと丈夫だからなぁ・・・
10年間も医者にかかってないし・・・・

そんなことより・・・風邪をひいたら気合と根性とあとは寝ることが一番だと思います

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

顕微鏡の世界

たまたま・・・コロンビアという豆がくもる現象が起こりました・・・
最初は焙煎の失敗かと思いました・・・
しかし・・・その袋の豆は同じように豆がくもったのです
どうしようと思いました・・・
当然、返品というのも考えました・・・
ただ・・・うちの店にこんな豆がきたのは何かの縁です。
だから・・・なぜくもるかを研究してみました・・・
ちなみに・・・この研究のために顕微鏡やCCDカメラ(顕微鏡に取り付けるやつ)を買っちゃいました・・・

くもるコーヒーの生豆・表面(90倍)

くもるコーヒーの生豆・表面(180倍)

くもるコーヒーの煎り豆・表面(90倍)

くもるコーヒーの煎り豆・表面(180倍)

くもる豆の特長について・・・

これは・・すべてのくもる豆に通用するわけではないと思います。
ただ・・・ぼくが焙煎していて気がついた部分をあげてみたいと思います。
・チャフの量が非常に少ない・・・・・
これは・・蒸らしが終わったころ(約10分後)に豆から外れているチャフの量が少ないと思いました。
それと、その時のチャフが細かいことが特長だと思いました。
・ハンドピックをすると手が非常に汚れる
・豆の煎り止めの時には、コーヒーはくもっていずに冷却で一気にくもる。

普通の生豆・表面 (90倍)

普通の生豆・表面 (180倍)

普通の煎り豆・表面 (90倍)

普通の煎り豆・表面 (180倍)

くもる豆と普通の豆を顕微鏡でみてみると・・・・

実際にくもる豆と普通の豆の表面を顕微鏡でみてみました。
そうすると・・・ひとつの特長がみられました。
くもる豆の生豆表面は、泡のようにみえる内部の細胞がむきだしに近いと思いました。
普通の生豆は、ちょうどゼリーのようなものの中に泡が浮かんでいるような感じにみえるのに くもる豆の方は、ゼリーのような感じがないのです。
泡のような細胞が表面まで達していて壊れているような感じさえみえます。
そして、焙煎した豆の表面をみるともっと顕著になります。
くもる豆の方は、表面がざらついた感じになっていて泡のような細胞がほとんど壊れたようにみえます。
それに対して、普通の豆の方は泡のような細胞がしっかりと確認できます。
このゼリーのような感じがないと表面がけばだって壊れてくもるのだと思います。

くもる豆・断面 (180倍)

普通の生豆・断面 (180倍)

くもる豆と普通の豆の断面を調べる・・・・

普通の生豆とくもる生豆をスライスして断面を調べてみました。
普通の豆の表面部分は薄く白いような膜状の部分が見えます。
しかし、くもる豆の方はその部分が見当たりません。
どうも、くもるかくもらないかは、この薄い膜状の部分がコーヒー豆を保護しているかどうかで決まるような気がしました。
この白い部分がロウ質といわれるワックス部分なのかどうかは、さすかに結論づけるのはちょっと無理があるのでやめました。

とりあえず・・・
わかったのは、くもるという現象は、豆の表面のけばだちでありそのけばだちは焙煎した時よりも冷却で豆のサイズか小さくなったときに 豆表面にできるということまではわかりました。(豆の長径で0.02mmほど小さくなる)
次にくもる豆を焙煎する機会ができたらもう少し詳しく実験できると思います。
なんせ・・・・顕微鏡やCCDカメラが届いたのがその手の豆がなくなってからでしたから・・・・

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

ぬるかんにチャレンジ!

ぬるかんとは・・・
お酒の飲み方としては、熱燗と冷酒の間・・・ぬるかんという状態があります。
熱くもなく、冷たすぎることもない状態です。
コーヒーという飲み物はホットとアイスしかありません。
そして、時間がたてばすべてのコーヒーは常温に近づく。
となれば・・・・そのときにおいしいコーヒーというものがあってもいいんじゃあ・・・
てなわけで・・・つくってしまいました。
名付けて「ぬるかん」・・・!

(写真・500ml のぬるかんとDM用のはがき)

ぬるかんの基本コンセプト

コーヒーというものは、基本的な特性があります。
ホット用のコーヒーみたいにちょっと浅煎りの場合、必ず冷めると酸味を感じるようになります。
これは、人間の舌の特性だから仕方ありません。
それと反対に、アイスコーヒーがあったまってしまうと苦味がきつく感じるようになります。
これも人間の舌の特性だから仕方ありません。
となると・・・ぬるかんの温度帯でおいしく感じるようにブレンドすればできるということになります。
浅煎りのコーヒーと深煎りのコーヒーを適当にまぜて常温で余り酸味を感じず苦味も感じないようにすればいいわけです。
そこで・・・・たまたまお店にあったアイスコーヒーとポットにはいっていた「モカ」を液体の状態でまぜてみました。
・・・・・・・こんでいいじゃん!
そうなんです。
このぬるかんの場合・・・味わうというよりも水分補給という感じなんです。
ですから、いいかげんにアイスコーヒーとホットコーヒーを適当に混ぜて常温で酸味も苦味もあまり気にならないようになったらそれでOKなんです。
ちょっと濃いと感じたら・・・・素直に水で薄めちゃってもいいです。

(写真・カップ-ホルダーにぴったり)

ぬるかんの楽しみ方

ぬるかんは、特にドライブに最適です。
生ぬるいので一気にごくごくとは飲まないしカフェインの効果で眠気もとれるし・・・
ちびちびとゆっくりとひとくちづつ飲むのがぬるかんコーヒー通の飲み方です。
コーヒーは利尿作用があって大量にとるとすぐにトイレに行きたくなってしまいます。
しかし、このぬるかんならば・・・・
そんなこともなくトイレ休憩も通常の1/3に・・・・
(フレーバーコーヒー調べ・・・いいかげん!)

*・・・ぬるかんコーヒーは、しゃれでつくっただけで販売はしていません。勝手につくって遊んでください

ぬるかんをまたまた研究

ホットコーヒーとアイスコーヒーを抽出したあとに混ぜて
「ぬるかん」をつくります
ホット用の珈琲豆とアイス用の珈琲豆を混ぜてコーヒーをたてます
このふたつのコーヒーの味・・・・
まったく違うのです

ブレンドというのはお互いの豆の持っている成分が干渉しあった状態での抽出なのです
だから・・・数パーセント豆が入っただけで大きく変化したりするのです
(逆にたくさんいれたわりに変化が少ないこともあったりする・・・)

ぬるかんは・・・単なるブレンドではなく飲み方なのです

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

ひいた瞬間に発生するガスの量をはかる 2

(写真・実験に使った装置)

実験方法

ガテマラ(2種類)を焙煎してすぐに50gづつに小分けして
アルミの袋に入れる
半分は、保管庫(20度)に保存してもう半分は、
冷凍庫(-20度)に保存写真の装置で30秒間豆をひいて
コーヒーからでる気体の量をはかる

ガテマラガテ深煎
冷凍庫保管庫冷凍庫保管庫
当日74cc74cc174cc174cc
1日46cc56cc152cc134cc
2日80cc50cc166cc140cc
3日54cc36cc150cc110cc
4日44cc28cc136cc120cc

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

コーヒーで燻製をつくろう

コーヒーは焙煎という工程によってコーヒー独特の味や香りが 出来上がります。生豆の状態では、青臭いようなお世辞にも いい香りとはいえない代物です。それが、焙煎という工程を経て 始めてあのコーヒー独特の香りがつくられるのです。 だったら、その焙煎のときにでる煙を利用して燻製を作ったらうまいんじゃあ ないだろうかと考えて試してみました。

燻製の材料

煙突に材料を入れる

出来上がり

煙突を使った燻製

煙突掃除用のふたをはずして、煙突の中に燻製の材料を入れます。
(試したのは、チーズとソーセージ)
この状態でいつも同じように焙煎をします。 実際には、煙突内の温度は、40℃から100℃前後になり通常の燻製機と なんら変わりません。ちなみに、左の写真は10回焙煎した後の燻製です。 実際に食べてみると煙の流れがはやすぎて煙っぽさがなく燻製らしくないように感じました。 それと、水の抜けが強すぎるように感じました。ただし、まずくなかったです。

(写真・燻製機のアミの上に材料がのっている)

コーヒー燻製機を作る

焙煎した直後のコーヒーは、大量の煙を出しています。 通常の焙煎では、冷却機にいれてコーヒーを冷やして焙煎の進行をとめます。 この焙煎直後のコーヒーを缶にいれその上に燻製の材料を置いておけば 勝手に燻製が出来上がると考えました。 ついでに、排気を調整するするためのシャッタもつけておきました。

いりたてのコーヒーを缶にいれる

本体(材料がはいっている缶)をのせる

(写真・燻製もどき?)

燻製機で燻製をつくってみる

1回目は、豆を2はぜまで焙煎して排気を全閉でやってみました。
これは、めちゃくちゃ苦くなってしまって食べれる代物ではなかった。
2回目は、1はぜまで焙煎して排気を全開にしてみました。
このときは、思ったよりも材料に煙の匂いがつかずに燻製らしさが でませんでした。

燻製機の問題点としては、
・煙の絶対量が少なすぎる。(加熱がないため煙の供給不足)
・燻製機内の湿度か高すぎる(コーヒー豆の持っている水分だと思う)

てなわけで、コーヒー豆のはいる缶の底に穴を多数あけて、下からヒーターで 熱を加えるように改造することにしました。

燻製機・改(ヒーター付)

くず豆をいれて下から加熱

燻製機・改で燻製に再度チャレンジする

前回の燻製の失敗は、コーヒーを煎ったときの煙を利用して燻製をつくったんです。 煙をこもらせると、苦くなってとても食べられたものではなかったんです。 逆に排気を全開にしておくと燻製らしくならないんです。 そこで、煙を連続的に供給するように下からヒーターで加熱するようにしたのです。 ところが、燻製機内の湿度が高くなりすぎて思うように燻製にならないのです。
煙には、液体の煙と固体の煙があります(液体の煙とは、雲のように細かい液体の粒のことです。 そして、固体の煙とは煙の粒子です) つまり、ひかりを反射するためにはこのどちらかでなければならないはずです。 燻製で使う煙は固体の煙ではないかということです。 つまり、サクラなどのチップを燃やした煙は、固体の煙ではないかと 思いました。結局、煙の粒子(固体)がチーズなどの表面に吸着して燻製が出来るのです。 ところが、コーヒーを燃やそうとすると液体の煙が大半をしめているため 思うように固体の煙がチーズの表面に吸着されないのです。 このコーヒーを燃やしたときの液体の煙が、コーヒーの燻製を失敗させる原因ではないかと 思いました。(今回の説はひじょーーーーに自信がない。ただ、まずい燻製をもう食べたくないので ちょっと強引に結論を導いてしまいました。)

コーヒーで燻製はやめましょう !!

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

パーコレーターのすごさを知る

コーヒーはうまいだけがすべててじゃないんです・・・

パーコレーター嫌いのぼくが
アウトドアショップ FUTO さんで聞いて感動した
パーコレーターの話をします。
(今ではパーコレーターも好きです)

水筒、カレーヌードル、携帯ガスコンロ、パーコレーター

パーコレーターからバスケットを出して荒びきの粉を入れます。

(写真はカップラーメンの蓋をあけてパーコレーター本体でお湯を沸かしている図)

ラーメンに
お湯を入れている図

(キャンプにはやっぱカレーヌードルです)

分間まっている間にパーコレーターに水をいれ、バスケットをセットしコンロに火をつけます。

(カレーヌードルができあがって食べている最中にコーヒーの香りが漂ってきます。 ちょうど食べ終わった頃にコーヒーができあがります)

食後のコーヒータイム

この間に次のコーヒーをセットします。

釣りの計画やなんかかんかを話している間にコーヒーができあがります。

できたコーヒーを水筒に入れます。 ドリップで作ったコーヒーだと冷めてしまいますが、 パーコレーターのコーヒーは沸騰していますから、水筒を温める様な面倒は必要ありません。

特に寒い冬の釣りなど体を暖める時にポットからのあったかいコーヒーは最高のごちそうとなります。

コーヒーは味がすべてじゃあないんです。

コーヒーを研究してみますと、パーコレーターの欠点がいっぱい見えてきます。 たとえばコーヒーを沸騰させ、その力を利用してコーヒーの粉の中を通したり、 抽出されたコーヒー液をまたコーヒーの粉にかけるという事をするんです。 ドリップコーヒーが一番と思っているぼくにはとても納得できません。

実際に飲んでみるとひどい味です。 入れてすぐでもコーヒーはにごっているし味もひどい。 薄くしなければとても飲めたしろものではないのです。

そんなわけで「パーコレーターのコーヒーはコーヒーにあらず」などと思っていたのです。

ところがある日、FUTOのオーナーの斎藤太さんとコーヒーの話になったんです。

その中で、コーヒーはペーパーフィルターが一番いい事やサイフォン、 パーコレーターがなぜいけないかなどを自慢気に説明しました。 アウトドアの雑誌などにたき火で焙煎しているシーンがでていても、 ネルやペーパーフィルターでコーヒーをいれています。 どう考えてもアウトドアでもパーコレーターの出るまくはないとまで言っていました。

その時、斎藤さんが教えてくれたのが、パーコレーターのよさです。

斎藤
「寒い日に、渓流釣りにいくでしょ。 釣りにきたんだから、めしは簡単にすませたいんですよ。 そんな時、重宝するのがカップラーメンなんですね。

5人用パーコレーターって大きいサイズのカップラーメン2ヶ分の お湯が沸かせるんですよ。 それを食べている間にコーヒーを作るわけです。 そうすると食べている途中でコーヒーのいい香りがしてくるんですよ。 カップラーメンだけだとさみしい食事もコーヒーがあるだけでなんだかリッチな感じになるんです。 それにパーコレーターは熱いコーヒーが飲めて、体があったまっていいんです。

それとパーコレーターでいれたコーヒーを小さなポットに入れて釣りにいくでしょ。 寒くなったらポケットからポットを出してこれを飲むんです。 これが結構うまいんです」

どんなにコーヒーを研究してもやっぱアウトドアでコーヒーを飲み続けている人 にはかなわないなあと思いました。
それ以来、キャンプに行く人には「パーコレーターはキャンプでないと楽しめないんだから パーコレーターを使いなよ」とすすめています。

ちなみに、カレーヌードルになっている理由は、カレーヌードルを食った後は コーヒーの味なんかちったあまずくても関係ないからです。(^o^)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)