大口径投入誘導装置

★あけみちゃんの使い方

コーヒーの麻袋にあけみちゃんをさしこみます。
(袋が開いた状態になっていてコーヒー豆を取り出しやすい)

コーヒーは60kg入りの麻袋できます。その状態から、焙煎機を使ったほこり飛ばしを するわけですが、麻袋のままだと口が閉じてしまって非常にやりにくいのです。 それと、袋がすぐに転んでしまうのです。いかに、短時間でコーヒー豆を出すかを 考えてあけみちゃんはつくりました。

あけみちゃんのひさし部分が袋のはじを押さえてくれるので 最後までスムーズにコーヒー豆を取り出す事ができます。
コーヒー豆の入っている袋は、長いので袋の奥の豆を取り出すのはけっこう大変なんです。 しかし、あけみちゃんのひさし部分が袋のはじを押さえてくれるため最後までコーヒーの袋の奥まで 手が届きます。たかがこのひさしですが、あるとないとでは大違いなのです。けっこうこのアイデア 気に入っています。

仕入れた生豆は焙煎機を使ってほこりをおとし12kgづつに小分けします。
(生豆の小分けにはあけみちゃんとこわけちゃんが活躍します)

もともとこのあけみちゃんは、このような姿になる予定ではなかったんです。 あけみちゃんは、穀物タンクというものでこれに掃除機をつけて麻袋に入っているコーヒーを 吸いとってほこりだけを掃除機に吸わせるという装置を作ろうとしたのです。 実験でコーヒーを吸わせたら途中でタンクがべこっとへこんじゃったんです。 吸引の負圧にぜんぜん絶えられなかったんです。あっけなく全自動ほこり吸いこみ装置は 夢と消え、そのかわりにあけみちゃんになったのです。  

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

開閉型踏台機能付計量器

★はかるくんの使い方

こわけちゃんをはかりにのせます。
はかるくんは、もともと踏み台なんです。選別機にコーヒー豆をいれる時に使うものなんです。 うちの店では生豆が12kgづつ袋詰されていますから、それを選別機のホッパーにつめるのも 大変なんです。(詰めるときは当然人力です。)安全のためにもしっかりした踏み台でなければ 怖いんです。それと、はかりがドッキングしているところがけっこう優れものなんです。

豆をいれて12kgにします。
選別機は、15時間循環するようにできており、終わると下のコンテナにたまるようになっています。 はかるくんのふたを開けこわけちゃんをはかりにのせて、選別後の生豆を投入して12kgきっかりにします。 ここで使っているはかりは、実は単なる体重計でできる限り正確なように100g単位のものを使っています。

こわけちゃんをぬいて、袋のチャックをしてできあがり。
  狭いところでいろいろな作業をするため収納にはけっこう気を使っています。 このはかるくんも踏み台と計量機の機能を持っています。どちらの機能も選別機にはなくてはならない 機能です。だから、選別機のすぐそばでいつでも使えるようになっていなければなりません。 仕事をしていて思うように動けなかったりしたら、すぐにいろいろな装置をつくっちゃいます。 いろいろなものをつくるから、また作業場が狭くなります。狭くても、動けるようにまた、装置を 作るという堂々巡りをやっていたりなんかして。そんなことをしているぼくを、 パートさんたちは、いつもあきれています。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

汎用袋詰誘導機

「こわけちゃん」

★こわけちゃんの使い方

袋にかぶせます。
これは、生豆が12kgはいる袋に小分けするときに使う道具です。 コーヒー豆は通常60kgの麻袋にいれられてきます。これは、ぼくらのような小さな店には 邪魔になります。そこで、最初にする作業がコーヒー豆のほこり飛ばしであり小分けなんです。 その時に活躍するのが、こわけちゃんです。 これをつくるためにこの袋をもってデパートで 人目を盗んで袋がちょうどかぶさるごみ箱を見つけてきました。それを二つつないで バケツをじょうごにしてできたのがこのこわけちゃんです。

豆をいれます。
こわけちゃんのすごいところは、袋をかぶせた状態で立つことです。これにより、 豆をつめる作業がひとりでできるのです。ほこり飛ばしをしたあとの一次保管 選別後のコーヒーをつめる2次保管など非常によく働いています。バケツのじょうごが あるので、けっこういいかげんにいれてもこぼれることはありません。 バケツに目盛があり、だいたいどのぐらいの量がはいったかがひとめでわかるのも便利です。

こわけちゃんをぬきます。
だいたいバケツの8割まで豆が入ると袋がいっぱいになります。 ごみ箱とバケツをつないでいる10mmのボルトを持ってこわけちゃんを引き抜きます。 この時、袋の端を持たないとひき抜いた時に転んでしまうので気をつけましょう。 ぼくは、発明が好きでどんなものでもそのまま使ったことがないんです。 当然、改良しようとする材料は新品でデパートに売っていたものです。 それを買ってきてすぐにぶっ壊すのでよくみんなからおこられます。 ちなみに、ぶっ壊した8割はこっそりと葬り去られます。 こわけちゃんはその中では幸せものです。使われているのですから

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

FAQの物置 2

質問  カリタの3つ穴はそんなにすごいことなのか? 昔、特許だとか聞いた気がする。( 男 34歳 )

回答  すごいです。 なんといっても、ずーーーーっと進歩しないところが ただものではない。 つまり、カリタのドリッパーのすばらしさは何の変哲もないことです。 そのため、抽出者の技術に依存してしまい、おいしくいれる人もいれば、 まずいコーヒーをたてる人もでるわけです。うーーーん、ほめてないなぁ。 (それに疑問を感じなかった珈琲屋も問題のような気もしますが・・・・)

質問  コーヒー豆は最初は柔らかい豆なんですか?( 男 18歳 )

回答  はっきりいってかたいです。焙煎した豆は、歯でかめば割れますが、 生豆はぜんぜん割れません。焙煎したときに、約1.5-2.0倍にふくらんで 豆がもろくなるようです。まあ、簡単に言えばポップコーンの元のとうもろこしは めちゃめちゃかたくて食べられませんが、ポップコーンにすれば食べられるようなものです。 しかし、コーヒー豆はいった後もまずくて食べられません。悪しからず。

質問  砂糖とミルクを入れて飲むことは はずかしいことなの?( 女 24歳 )

回答  コーヒーは、おいしく飲むのが基本ですから恥ずかしくはありません。 逆に、エスプレッソを飲むときに砂糖もミルクも入れずに目を白黒させながら コーヒー通のようなふりをしてブラックで飲むほうがよっぽど恥ずかしいと思います。 ちなみに、エスプレッソをブラックで飲むと粉っぽいんですが、砂糖とミルクをいれると その粉っぽさが消えます。

質問  アイスコーヒー用と普通のコーヒーと どういうふうに違うのでしょうか???( 女 31歳 )

回答 基本的にアイスコーヒー用の豆というものはありません。 アイスコーヒーにあう豆はありますが・・・ 実際には、深く煎った豆を使う事が多いです。これは、深煎りで苦味の 強いコーヒーのほうが冷やしたときにはおいしく感じるからです。 (ホット用のコーヒーを冷やすと酸っぱく感じておいしくない)

質問  コーヒーゼリーを上手く作れないんです。 ぷるんぷるんでのどごしがつるんとしていて、 コーヒーの香りと味をそこなわない美味しいコーヒーゼリーを作りたいのです。 コーヒーゼリーにあう豆とかのことを教えてください。お願いします。( 女 **歳 ) 

答  コーヒーゼリーは絶対の自信があります。 まず、コーヒーの種類ですが、ゆかた美人(アイスコーヒー)を使うのが基本です。 苦味が強いコーヒーのほうが冷たく冷やしたときにおいしく感じるからです。
それと、一番ゼリーで重要なのは、あのぷるるん感です。 これを決めるのは、ゼラチンをどれだけ正確にはかれるかが問題となります。 当店では、0.2g単位のはかりを使ってゼラチンを計量しています。 (単なる自慢だったりして・・・・)
詳しくは、コーヒーゼリーもつくつちゃおうをみてください。

質問  コーヒーを飲みすぎるとホントに胃が悪くなるのか?( 女 26歳 )

回答 コーヒーが胃液を活発にださせる刺激物ではあるようです。 ですから、空腹時にはあまり飲み過ぎてはいけないと思います。 どんな薬もほどほどがいいようにコーヒーもやっぱりほどほどにしたいものです。 ちなみに、ぼくのほどほどは、1日に10杯ぐらいなんですけどね。 (一応ぼくは、それだけのコーヒーを飲みながら、10年間病院にいったことがありません。)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

FAQの物置 1

ここは、初心者のためのFAQのデーターを格納するための物置です。 どちらかというと真面目に答えているものよりもしゃれで答えているもののが 多かったりして・・・・・

質問  コーヒーのフィルターは何回ぐらい使える物なのでしょうか?( 女 28歳 )

回答  たぶん、ネルドリップのフィルターの事だと思います。 手入れがよければ100回ぐらいは使えるでしょう ただし、ネル自体のしょうが抜けてしまう事が多いので そこまで使う人は少ないと思います。 大体の人がろ過スピードが遅くなってくると変えてしまうようです。 (それと、汚くなってくると・・・・・)

質問  コーヒー豆って、いぶしているから黒いんですよね?( 男 23歳 )

回答  未成熟豆なんかは、どれだけ煎っても豆が黒くなりません。 それから考えると、コーヒーの生豆成分の中の糖分なんかが炭化して あのコーヒーの色ができるんじゃあないでしょうか。 (カラメルの色とコーヒーの色は同じだと思う・・・たぶん)
もし、いぶしてあのコーヒー色ができているんだったら、 表面だけコーヒー色になってコーヒー豆の内部は生豆のままの色に なってしまうんじゃあないでしょうか。

質問  夜眠れなくなるのは本当ですか ( 女 27歳 )

回答 ちょっと正しくてちょっと違います。コーヒーの持っているカフェインは 少量では脳を沈静化させます。この場合は、逆に眠くなります。 大量にカフェインを取ると逆に脳が興奮します。この場合は、質問のとおり眠れなくなります。 つまり、どちらの性質もあわせもっているわけです。結局、カフェインの効果よりもコーヒーを 飲んだという気持ちの方が強いように思います。 

質問 今コーヒー豆を保存するのに冷蔵庫の野菜室に入れて保存しています 保存に適した温度などありましたら教えてください!( 女 31歳 )

回答 通常使いかけのコーヒーを保存するのに適しているのは 冷蔵庫のボトルポケットだと思います。温度の問題ではなく 使いやすさの問題なんです。うちの袋の場合、ボトルポケットに 気軽に入れて置けるサイズなのです。ちなみに、長期保存の場合は、冷凍が いいように思います。開封後の保存は、だしたときに水滴がつきにくい程度の 冷やし加減でいいように思います。

質問 コーヒーって毎朝、起きてすぐに飲むんですがそれって大丈夫? というか体に悪くないんですか?( 女 27歳 )

回答 大丈夫です。なぜならば、ぼくがそうだからです。 しかし、珈琲が胃液の分泌を活発にさせる事を考えるとやっぱり、 食後がよいと思います。しかし、やめられませんよねぇ。

質問 エスプレッソマシーンを買いましたがうまく使いこなしていない気がします。 上手い使い方があったら教えてください。( 女 25歳 ) 

回答 コレは簡単です。最初からいい機械を買ってください。そして、エスプレッソ用の 豆を買ってください。ついでに、うちのホームページをみてください。以上。
機械式エスプレッソの泡を科学する


質問 コーヒーの飲みすぎは 太らないですよね!? ( 女 23歳 )

回答 ふとりません。コーヒーは、カロリーもないし脂肪を燃焼させる 効果もあります。だから、やせることはあってもふとることはありません。
ケーキといっしょに飲んだら・・・・・太るかもしれない。  

質問 豆だったらどのくらい日持ちしますか? ( 女 24歳 )

回答 どれぐらいのクオリティーを求めるかによります。 腐る腐らないでいえば、めちゃくちゃもつでしょうし味が変化したということであれば 一週間でも味は変わります。焙煎者の技術や保存の仕方にもよります。 くわしくは、うちのホームページをみてください。
コーヒー豆の保存法 プロ用

質問 誰が最初にコーヒーを飲みだしたの? ( 女 25歳 )

回答 羊飼いだとかお坊さんだとかいろいろな意見がありますが、 最初にコーヒーを飲んだ人は、勇気のある人だと思います。 だって、苦いものって本来、毒なんですから・・・・。

質問 珈琲ミルも持っていますが、手軽なので、 つい、ひいてある豆を買って来てしまいます。やっぱり家でひいた方がいいですか? カフェインについても、気になっているところです。( 女 44歳 )

回答 めんどくさいから、挽いたものを買えばいいんじゃあないでしょうか。 だってコーヒーは別に修行じゃあないんですから楽してもいいんです。 もし、楽しておいしいコーヒーが飲みたければ富士ローヤルの「みるっこ」は おすすめです。そして、もっとおいしく飲みたければ「松屋式ドリップ」を 勉強してください。そのころには、いつのまにか修行のようになっちゃうかもしれませんが・・・・
松屋式コーヒーのいれかた教えます・プロ用

質問 豆の挽き方で、どうしてそんなにも味の違うコーヒーになるのでしょうか。( 女 35歳 ) 

回答 お答えします。ズバリ下手です。といっちゃあ元も子もないですからいいますと ドリップの場合、粉の温度が上がれば苦味がでるし下がれば甘味がでる傾向があります。 粉が細かければ表面積が大きくて抽出速度は速くなります。そして、ろ過速度が遅くなり 濃いコーヒーがでるようになります。てな感じてけっこう味が変わる条件はいっぱい 存在します。ちなみに、プロはそれでも同じ味をだします。あしからず。  

質問 コーヒーの1日何杯までが良いですか ( 男 38歳 )

回答 本によると3杯から5杯ぐらいとかかれていたりします。 しかし、実際にはその人その人でめちゃくちゃ個人差があるんじゃあないでしょうか。 とりあえず、ぼくは飲みたくなくなるまではOKだと思っています。 人間なんて、いらないときは体が受け付けなくてコーヒーを飲みたいと思いませんから・・・・たぶん。 

質問 コーヒーの香りが良いのはなぜですか。( 女 30歳 )

回答 焙煎人の腕がいいからです。同じ豆でも焙煎の良し悪しで香りがでたり でなかったりします。コーヒー豆の持ちも焙煎のうまい下手で決まります。 しろーとでもいい香りのコーヒーをつくっりたかったらとりあえずいい豆を使ってください。 技術がなくてもコーヒーの香りはでますから・・・ただし、プロはもっといい香りを その豆でつくりますけどね

質問 コナコーヒーとかによくある匂いのついたやつ、 あれってどうやって匂いつけてるんですか?ずっと消えない匂いだから。( 女 23歳 )

回答 簡単に言えば、香りのオイルをコーヒー豆に染み込ませています。 焙煎して冷却機にはいったところで、香りのオイルをスプレーします。 そうすると、コーヒー豆は活性炭のようにオイルを吸着してしまうのです。 くわしくは、うちのホームページをみてください。
フレーバーコーヒーをつくろう

質問 ハワイコナにはまっています。 一昨年ハワイ行った時に初めて飲みました。 コーヒーの豆のように2つ割れしていなくて丸くてあんまり採れないものだと聞きましたが、 最近、日本でもよく見かけます。日本で販売されている物は、本物なのでしょうか?( 女 21歳 )

回答 当然本物です。といってもあまり珍しいものではありません。 コーヒー豆は通常2個が一対になっています。(フラットビーンズ) しかし、枝の先端の方では、実がそこまで成長できなくて種が1個しか できないものができちゃうのです。これを丸豆(ピーベリー)といいます。 つまり、必ずある程度の量はピーベリーになっちゃうんです。

質問  もともとはお茶が好きだったのですが、 結婚して主人が飲むのであわせているうちに 毎日飲むようになりました。 やっぱり、コーヒーもカフェイン中毒では ありませんが、飲むとくせになるのでしょうか。( 女 29歳 )

回答 くせになるような気がします。 ただし、体に害を及ぼす事はないですし それと、ご主人のためコーヒーをいれるという 作業でだんなさんに感謝されて非常に大きな見返りも 期待できます。「継続は力なり」です。 そのうち、コーヒーがダイヤに化けるかもしれません。 ほんとかなぁ・・・・・。

質問 挽きたてがおいしいとよくいわれますが、 真空パックしてあるコーヒー豆(挽いてある) はいつまで持つのでしょうか?。( 男 43歳 )

回答 腐るかどうかでいえば持つでしょう。  うまいかどうかでは、ちょっと疑問です。 なぜならば、コーヒーは焙煎してから酸素を抜いても 確実に味が劣化していくのです。 だから、真空パックだからと安心しないでお早めにお召し上がりください。

質問 無糖と加糖がありますが、何故無糖のものは安いのでしょう?( 女 35歳 )

回答 しらん。缶コーヒー自体飲まないもんですから。

質問 なぜ一日3杯飲まないと耐えきれないのでしょう・・・( 女 28歳 )

回答 大丈夫です。どんぶりでコーヒーを飲めば 1杯で十分満足するでしょう。 それと、コーヒー3杯飲んで財布が耐えれるんですからすばらしいじゃあありませんか。 

質問 コーヒーをいれたあと、時間がたつとなぜにごるんですか

回答   一般的にいわれているのは、コーヒーの持っているカフェインとクロロゲン酸が 結合してにごるといわれています。
アイスコーヒーなどで急冷すると良いといわれるのは 析出する結晶のサイズか大きくならずにすむからなんです。 (粒子が小さいと光を乱反射せず透明度が落ちない)
逆にゆっくりとコーヒーが冷えると結晶が大きくなってにごりが生じるようになります。 これは、紅茶で起こるクリームダウンという現象でも同じことです。 (紅茶の場合は、カフェインとタンニンの結合による)
この部分のことは百珈苑さんのホームページに 詳しくのっていますので、参考にしてください。
実際に、コーヒーのにごりの原因はそれだけではないようです。なぜならば、カフェインレスコーヒーと 普通のコーヒーを同じようにコーヒーメーカーで抽出してにごり具合を試してみたことがあるんです。 確かに、カフェインレスコーヒーの方が普通のコーヒーよりもにごりにくいのは事実なんですが 全くにごらないわけではないのです。それと、ただ単に結晶の析出ならばコーヒーを少し過熱すれば 結晶がもう一度溶けてにごりが完全に消えてしまうはずです。しかし、一度にごったコーヒーは、温めても 完全にはにごりが消えないのです。つまり、カフェインとクロロゲン酸の結合以外の理由もあるようです。 (残念ながら、ぼくもまだよくわからない)
それと判っていることはコーヒーのいれ方で味が大きく変わるようににごり具合も大きく変わるということです。

質問 なぜ、自家焙煎の店のコーヒー豆は高いのですか

回答   コーヒー豆は、焙煎すると15% から 20% の目減りがあります。 そして、ハンドピックなどで20% ほど悪い豆が取り除かれます。
(モカなど一部の豆はもっと多く取り除きます。)
実際に商品としてならぶのは3キロ焙煎して2キロぐらいとなります。
つまり、ハンドピックして販売するのとしなくて販売するのでは3割以上 原価が上がってしまいます。
それと、そのコーヒーを選別するのに要した人件費を加えて始めてコーヒー豆の製造原価が 決まるわけです。(ちなみに、3キロのいり豆を選別するのにひとりで約2時間かかる)
本来焙煎などもコストがかかっているんですが、ぼくが焙煎しているので人件費はゼロで 計算しています。 実際に計算してみると、ハンドピックすることによりコーヒー豆は200gあたり250円から300円 原価が上がってしまうのです。
これが、自家焙煎コーヒー屋さんのコーヒーの値段がたかくなる最大の要因です。 (ハンドピックしていないお店は論外!)

手間のかかっているコーヒーだから多少たかくても許してくださいね

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

コーヒーの極意 2

いろいろな人にコーヒーのいれ方を教えることがあるんです。
そのとき、初心者には、リクツで説明することが多いんです。
リクツは教えやすいんですが、教えられた人は、教えた人以上になれない欠点があります。
(なぜ、そうなったかの道筋をはしょるから)
となると、リクツを理解した後の上級者向けの説明が必要になります。
(コーヒーに関する考え方のようなもの)
上級者向けの説明はどちらかというとコーヒーの概念のようなものなので、
自分なりの概念に作りかえることができます。
そのときに、初めて教える側を追い越したことになると思います。
そこから、その人の進歩が始まると思います。

特性を知る
Drip$を舐めてはいけない
その器具の特性を知るためにはいろいろと試す必要がある。
たぶんこうであろうなどと勝手に思ってはいけない。
勝手に思った瞬間から考えなくなるからである。
遊びのつもりでいろいろやってあれって思って考えて・・・
そこから初めてその全容がはっきりしてくるのである。
その装置を一番知っているのは装置を作った人ではなく使っている人なのである。
Drip$は、今までの経験を一回取っ払って 初心に帰って試す必要がある。
今までの経験を信じると大きく間違える。
知識や経験がある人は、とにかく素人になることから始めねば 進歩はない。

過去を調べる技術
結局・・・勉強です
焙煎をやったときのエクセルデーター・・・
はっきり言って膨大にあります。
使い方がよくわからんので宝の持ち腐れです。
だけど・・・残しておけばその気になったときに役に立つ

問題はそのデーターを抽出する技術・・・
これが出来なければ本当にデーターが宝の持ち腐れになっちゃいます。
ちょっとだけ・・・エクセルを勉強することにしよう・・・
特に豆の種類や気温・水分量等を使ってデーターを抽出してそれでグラフを書く
そんなことがやれるようになればいままでの膨大なデーターから 何かがみえてくるようになると思う。

そして、そのみえてきたデーターによって焙煎中どのタイミングではどのデーターを チェックすればいいかがわかってくれば焙煎を進化させることができるような気がする。
その時にはグラフもメモリが1分から30秒になっていきそうな気がする。

グラフをみるという事
惰性のこわさ
焙煎をしている時に10ヶ所のデーターでグラフが書かれています。
サンプルのグラフを下に置いて上にグラフを書かせています。
これが当たり前の状態でやっていました。
全体が見やすいようにある程度時間を詰めてグラフを書いていました。
いつもそれが当たり前の状態でやっていました。
今日たまたま画面にひとつのグラフしか出さずにやってみました。
そして、時間も短めでやってみました。
そしてわかったこと・・・
グラフが速く動き変化が大きく動くとどの操作をやったときにどのグラフが変化するかをとらえるには こっちのやり方のほうがいい
その時々で何を知りたいのかが違うのに惰性で同じグラフを出してやっていた・・・
データーロガーを本当の意味では使いこなしてはいなかった・・・
大切なことはあーでもないこーでもないと装置は使い倒さねばいかんという事です。
それを妨げる原因は、忙しさと惰性です。
それを実感しました。
惰性って・・・楽だから危険なんですよねぇ・・・

排気温・バーナー温・豆温
温度を測る難しさについて
コーヒー豆に熱を加えるという事は、豆温よりも周りの空気の温度のほうが高いという事です。
つまり、豆温<排気温となるわけです。
ところが、測る場所によってはそのようにならないのです。
豆に熱を奪われた後の空気を測ると豆温>排気温となってしまうのです。
(小さい焙煎機を作ると結構そうなる)
熱風式の焙煎機の場合は、作り上げた熱風の温度を排気温とイメージすれば豆温<排気温の式が成り立つ。
直火式の焙煎機では、豆温<バーナー温ならば確実に成り立つ。
しかし、実際にバーナー温というは、非常に測りにくいのです。
バーナーの炎はめちゃくちゃ高く冷たい空気と混ざってドラムの中に入るのです。
つまり、バーナーの炎の影響が高い場所では極端に高い数字をたたきだし・・・
排気を強くして、冷たい空気の影響を受けるとイメージよりも低い数字になってしまう。

では・・焙煎にこの数字たちをどう活用していくか・・・
実はとてもシンプルなことなんですが・・・傾きだけに着目することなんです。
豆温が上昇するときの傾き・・・
排気温との比較を無視して排気温単独の傾きをみることです。
豆温が一定の上昇率で上がっている時に、排気温の上昇率の変化に目を向けるのです。
そうすると釜の中で何が起きているのかが少しづつ理解できるようになってきます。
豆温が一定に上がっていても水分が抜けるときに熱を奪えば排気温の変化に現れるだろうし・・・
2ばせ以降のように発熱反応が加われば排気温の上昇率に変化が現れるだろうし・・・
いつも同じ場所で温度を測っているのならば温度計が壊れない限り意味をもっています。
その意味を理解してあげることが焙煎のコツの一つだと思います。


ハンドピックを考える
ハンドピックとブレンドについて考える
昔・・ある本にヨード臭のある豆にある豆を混ぜて消す話が書いてありました
その当時はそうなんだぁ・・程度にしか思っていませんでした
ブラジルなど生産地では、イロイロな産地の豆を混ぜて味をつくってきます
当然・・その中には欠点豆が含まれています
その状態で味がつくられているとしたら・・・ハンドピックをすると味が狂うことになります
(非常に正しい感じがする)
では・・ハンドピックは必要ないのか・・・
自分の中でいつも考えてきたテーマなのです
そして・・鈴木敏文さんの本を読んでいてわかりました
ハンドピックは必要です

生産者は商社や生豆業者を相手にしています
当然・・・価格や味が重要になります
(当たり前・・・)

大手焙煎屋さんは・・大量の豆と消費者を相手にします
ここでも味や価格が重要になります

ぼくたち末端コーヒー屋は、お客さんを相手にします
つまり・・・生身の人間を相手にしているんです
そして・・・少しの豆を相手にしています
当然・・腐った豆やかびた豆など欠点豆が見える立場にいます
イロイロな豆を混ぜることによってマスキングして味がわからなくなったとしても・・
欠点豆は存在しています
発がん性物質がそこにあるのです
それをぼくが取り除けばお客さんにのくちにははいらなくて済みます
安全なコーヒーをだすことができます
それを決めることのできる最後の砦が末端のコーヒー屋なのです
ぼくは・・お客さんにいいものを売りたい
だから・・やっぱりハンドピックした豆を売ると思います
もし・・ハンドヒックで味のバランスが崩れるのであれば焙煎で工夫する道を選びたい
ブレンドで味を調える道を選びたい

ぼくは腐った・・カビた豆・・死豆など飲みたくない
ぼくが飲みたくない豆を売りたくない
だから・・・ぼくはだれがなんといおうとハンドピックをするつもりです

そして・・・どんな豆にも対処できるように焙煎に力を入れるつもりです

もっというと・・・焙煎を判断できるように抽出には一番力を入れるつもりです
そのコーヒーの最高の味を人に飲ませられなかったら・・
焙煎をしている意味がないですから・・・

ぼくがハンドピックに関してだした結論です

煙突効果を考える
煙突はどれぐらい排気する力があるのだろう
煙突効果を実感する方法・・・・
焙煎機の排気を全開にしてサイクロンの下にあるチャフのたまる引き出しを少し開けます
当然ファンの力で空気を押し出しているわけですからサイクロン内は正圧です
サイクロン内の圧力が高いわけですから引き出しを開けると空気が出てきます
(けっこう・・・・当たり前の話です)
その状態でバーナーを点火します
排気温が上昇すると引き出しから空気がふきださなくなります
ふきださなくなった温度が煙突効率の目安になります
煙突が高ければ早い時期にふきださなくなるし・・・
低ければある程度温度が上がらねばなりません
それをチェックしやすくしたのかマノスターゲージによる測定です

ハンドピックは必要か否か
ハンドピックをまじめに考える・・・
ハンドピックとは・・・悪い豆を取ってよい豆だけにする作業です。
めちゃめちゃ当たり前です。
悪い豆には二通りあります。
最初から悪い豆と後から悪い豆・・・・
最初から悪い豆は、「腐った豆」や「かびた豆」などなど・・・素直に悪い豆です。
これは・・・ないほうがよさそうです(・・・びみょうに、あたりまえ)
問題となるのは・・・あとから悪い豆というやつです。
これは・・・煎りむらです。
実は・・・これが曲者なんです。
生豆でどれだけ選別しても焙煎するとある程度の確率で「煎りむら」ができます。
問題は・・・それがなぜ起こるかということです。
じつは・・・生豆の表面の薄皮が外れるタイミングが豆によって違うことが原因なんです。
つまり・・・薄皮というのは断熱材の働きをもっていて豆に直接熱が伝わるのを防いでしまうのです。
・・・となると、外れるのが早ければ煎りあがるのが早くなり・・・
遅ければ煎りあがるのが遅くなるということになります。
この・・・薄皮の外れるのが遅かった豆が「煎りむら」の原因なのです。
では・・・排気を強くして薄皮を強力にはがせばいいのかというと・・そういうわけではないのです。
そのように強い排気は、コーヒーの味を弱くしてしまうのです。
(いわゆる・・・スカスカな味になってしまう・・・)
結局・・・
商売として考えてハンドピックをしなくてすむように排気を強めにして焙煎を捨てるか・・・
仕事として考えてある程度の「煎りむら」をハンドピックで排除して焙煎をとるか・・・
これは・・・コーヒー屋さんが自分で決めることになると思います。
煎りむらのプロセスがわかった以上・・・ぼくは、焙煎にこだわりたい。
誰がなんといおうが・・・・ハンドピックは必要です。
どれだけいい豆を使おうが・・・ハンドピックは必要です。
(ちなみに・・・味を無視すれば煎りむらぐらい消せる技術は持っていますが・・・ぼくだって・・)
とりあえず・・・ぼくなりのハンドピックについての考え方でした・・・

ドリップに使う水を考える
ドリップに使うお湯は、新鮮な水を沸かしたものがいいか・・・
紅茶をいれるときは・・・必ず新鮮な水を沸かさねばなりません。
これは、紅茶には水に溶けている空気が影響するからです。
(茶葉に空気がくっついて茶葉を浮かせる働きがある)
ただ・・・松屋式ドリップではこの空気がくせものなんです。
松屋式ドリップは、ドリップポットから糸のように細く湯を注ぐのが基本となります。
そして、お湯を自由にコントロールしなければなりません。 ところが、新鮮な水を沸かすと・・・
ドリップポットの注ぎ口の内側に泡がついてお湯のでるのを邪魔します。
つまり、細い注ぎ口の内側に泡がつくと、お湯が通りにくくなるのです。
また、その状態でお湯の量を多くしようと大きく傾けると泡が外れて急に多くお湯がでることになります。
ですからうちの店ではくみおきの沸騰ポットにはいっているお湯を使います。
その方が、お湯の中の空気が抜けていてドリップポットの注ぎ口に泡がつきにくくお湯のコントロールが楽なんです。

えんとつの先端の形状について
煙突の形状と鳥の特性について・・・
煙突の先端は、屋根がついているタイプと「T」型のタイプと「H」型のタイプとかいろいろあります。
どの形状がいいか・・・・
まず・・・問題となるのが排気の抵抗が強いのはダメです。
つまり・・網などが煙突の先端に取付けられていると焙煎を数こなしていったときに クリンカーが網に引っかかって・・・だんだん排気効率が下がっていきます。
・・・となると、網がついていて鳥が入らないタイプでは・・・ダメです。
次に・・鳥が煙突に入るような形状ではダメです。
鳥は、垂直には飛べません。
つまり・・煙突に鳥が落っこちちゃうとサイクロンまではいりこんじゃって大騒ぎになっちゃうんです。
では・・・どの形状が鳥が入り込みやすいか・・・・・
屋根がついているタイプでは屋根の下の煙突の先端に止まろうとします。
しかし・・どんくっさい鳥なんかがバランスを崩して煙突の中に落っこちちゃう可能性が高くなります。
ですから、屋根つきの煙突はペケです。
「T」型の煙突の欠点は、水平に穴があることです。
実は、鳥というのは水平な穴に巣をつくりやすいのです。
つまり・・・水平な部分に巣をつくられると煙突としての排気効率が下がります。
そして・・・ついてにいうと、何かの拍子に鳥自体が煙突内に落っこちてくる可能性も持っています。
ですから、「T」型の煙突はペケです。
「H」型の煙突は、鳥が煙突のふちに止まってバランスを崩しても煙突内に落っこちることもなく 「H」型の水平部分に、鳥が巣をつくることもありません。
つまり、排気効率が下がることもなく、煙突内で鳥に暴れられることもないのです。
てなわけで、ぼくの考えでは焙煎機の煙突は「H」型が一番いいと思います。
(ちなみに、うちの店は「H」型)


焙煎機の冷却機について
冷却機のかくはんを動かすべきかについて
富士ローヤルの焙煎機には冷却機がついています。
そして、かくはん用の羽根がついています。
コーヒー豆の冷却というのは、できるだけ短時間に冷やさねばなりません。
ところが・・・少量の焙煎では豆が冷えないのです。
なぜか・・・それは、冷却機にある羽根が問題なのです。
冷却機にある羽根は、豆をかくはんするためともうひとつ豆を集める働きがあります。
大量の豆を冷却する場合は、冷却機の底にある空気の吸われる穴がコーヒー豆で見えない状態になっています。
その状態であれば、必ず空気は豆の隙間を通って冷やしながら抜けていきます。
ところが、豆が少量の場合は問題がおきます。
冷却機の底の穴が見えるようになってしまうのです。
その状態では、空気の流れの性質として「流れやすいところを空気はとおる」のです。
つまり、豆の隙間はまったく通らずに、直接底の穴から空気が抜けてしまいます。
だから、少量の豆を焙煎すると冷却に時間がかかってしまうのです。
それを防ぐ方法は、たったひとつしかありません。
冷却機のかくはん機を動かさずに手で豆を平らにならすのです。
そうすれば、冷却用の空気は必ず豆の隙間を通って効率よく冷やしてくれることになります。

焙煎機のグリスについて
たかが、グリス・・されど、グリス・・
富士ローヤルの焙煎機には、軸受けとしてボールベアリングが使ってあります。
はっきりいって・・・コーヒー豆はあまり重くないし回転スピードも遅いのでベアリングに対する負荷は弱いです。
しかし、弱いといってもグリスが切れれば当然ベアリングが壊れちゃいます。
問題は、そのグリスの塗り方なんです。
グリスは、油を含んでいます。
しかし、焙煎機は熱をだすのでグリスの油分が少しづつ抜けていきます。
(固くなって、ぼろぼろと落ちだす)
その段階になったら、グリスを塗りなおす必要があります。
そのときに古いグリスを落とすのに使うといいのが「ブレーキクリーナー」です。
これを少量グリスにかけて、綿棒で取り除く
それの繰り返しでグリスをきれいに取り除きます。
そのとき気をつけなければならないのは、古いグリスを押し込まないことと 「ブレーキクリーナー」を多くかけないことです。
綿棒でグリスを取り除くことて焙煎機の内部にグリスがはいることはあまりありません。
しかし、グリスを溶かしたときに多くかけすぎると浸透性がいいので焙煎機の内部に入り込んでしまいやすいのです。
それだけは、気をつけねばなりません。
(グリスくさいコーヒーができてしまう)
あとは、焙煎機を回転させておいて「プリントごっこ」のインク用のへらでグリスをベアリングにたっぷりと塗ります。
(ごみやほこりなんかもグリスが止めてくれて一石二鳥なんです)

古くて新しいネルドリップ
なぜ、抽出の王道なのか・・・
コーヒーのうまみを形成している成分には二種類の傾向があります。
ひとつは、松屋式が得意としているお湯に非常に溶けやすい成分・・・
これは、お湯の中に粉を入れておけば溶けるわけではなく、しっかりこの成分を溶かしたら サーバーに排出してやらなければならないものです。
(ボナポットなどでだしにくいのはそのためです)
もうひとつは、物理的な刺激を与えないと溶けにくい成分・・・
コーヒーのオイル分などがこれにあたります。
(これは、ボナポットでもとけます)
ところが・・・この物理的な刺激が強いと不純物も多く溶け込むことになりまずいコーヒーになる可能性が大きいのです。
そして、いれたてなのに濁っているコーヒーはこの部分の抽出の失敗にあたります。
これからわかるのは・・・抽出したらすぐにその成分を排出する機能とコーヒーの粉にやわらかく物理的な刺激を与えて コーヒーのオイル分を溶かしだす機能の二つが必要となるわけです。
その二つの機能を兼ね備えている器具というのがネルドリップなのです。
ペーパードリップでも、ひとつめの成分を溶かすのはネルとは変わりません。
(粉の目詰まりの関係からネルほど細かくはひけない欠点はありますが・・・)
もうひとつの成分であるコーヒーのオイル分を溶かすときに必要な物理的な刺激を与えたときの ネルの特性・・・
・お湯をさしたときにお湯の勢いをやわらかくする柔軟性
・どれだけ細かい粉を使ってもこすことのできるろ過力
このふたつが、手軽な器具がいっぱいでてきても抽出の王道と言わしめている原因だと思います。

抽出の選択性について
たかが、抽出・・されど抽出
フレーバー式カップテストを研究していてわかったことは抽出の選択性というものです。
このフレーバー式カップテストではコーヒーがしっかりとにごります。
それも・・・見事なまでに・・
・ では・・この濁りはなにから生ずるのでしょうか・・・
まだ・・正確にわかっていませんが、どうもコーヒーの油が関係しているんではないかと考えています。
松屋式など透明なコーヒーは、ミキサーにかけるときれいにあわ立ちます。
しかし・・・松屋式で抽出したあとのコーヒーかすとお湯を適当にミキサーに入れて動かしてみると泡が立たないのです。
しかし、そのコーヒーかすを使ったコーヒーであってもカップテストのようなしっかりとしたにごりが生じます。
つまり、コーヒーかすの方に残っていた成分はにごりと関係している成分だということです。
そして、その成分は泡を生じにくい成分ということなんです。
(現段階でその成分がコーヒーの油分という保証はありません。ただなんとなく・・・)
とりあえず、松屋式抽出法というのはコーヒーの成分の一部を選択して抽出していることははっきりとしました。
参考ページ・・・泡の不思議

「蒸らし」という言葉の謎
昔から使われている言葉ですが、ちょっと・・・
ぼくたちコーヒー屋が、焙煎で使うことばで「蒸らし」という言葉があります。
これは、焙煎機の排気を絞って釜の中を「蒸し焼き」状態にすることをいいます。
ぼくも、この言葉になにも違和感もなく使っていました。
当然蒸し焼き状態ですから、空気の流れはめちゃめちゃ遅いもんだと思っていました。
(たぶん、他のコーヒー屋さんも同じだと思う)
昔、自分の焙煎機に排気監視窓というものをつけたときに 排気を絞っているのにチャフ(豆表面の薄皮)が勢いよくとんでいるのにびっくりしたことがあります。
実際に風速計で測定した時にびっくりしました。
一番排気を絞った状態で一秒間に14リットルの空気が流れているのです。
(ちなみに、ぼくの焙煎機のドラムの体積は16リットル)
これだけ空気が流れているのに「蒸らし」ということばはちょっとおかしいんじゃあないでしょうか。
ただ、しっくりとくる言葉をぼくも思いつきませんが・・・・
参考ページ・・・焙煎機の排気 2

炭焼珈琲と過熱水蒸気
なぜぼくが過熱水蒸気に燃えるのか・・・・
昔、ある珈琲屋の社長さんから「炭焼きで煎った珈琲は長くもつ」といわれたことがあります。
(その当時は、あまり意味がわかりませんでした)
そして、たまたまある人から「君の煎ったコーヒーは1ヶ月、香りがもたないよ」といわれたのです。
(いやみではなく、素直な意見・・・相手は珈琲屋さんですから)
もともと、もたないのが普通かなぁと思っていたんですが、 だんだんもしかしたら・・・と思ってきたんです。
それは、過熱水蒸気の研究をはじめて松屋式ドリップをしていて後半ででる成分に 嫌味がでなくなりコーヒーの味が濃くなってきたのに気づいたんです。
もしかして、今までの焙煎方法では豆の内部の化学変化が不足して コーヒー豆がもたなかったんではないか・・・
そんなことを考えるようになったんです。
(単に焙煎技術がなかっただけだったりして・・・・・・)
そう考えると、炭焼珈琲が長くもつといわれたのにもつじつまが合います。
炭焼珈琲は、空気の流れに依存しなくて豆に熱を加えることができます。
豆の成分を抜きにくく熱を安定的に与えられる技のような気がするんです。
(炭焼の焙煎機では、普通のものよりも釜内の温度差がでにくいような気がする)
そして、豆の内部まで化学変化を起こしているので 香りや味がながくもったんじゃあないかと考えました。
もし、この仮説が正しければ過熱水蒸気の焙煎をうまくやれば炭焼の焙煎機よりも 制御が楽で炭焼の焙煎機と同じぐらい焙煎豆が長くもつ焙煎機ができるんじゃあないかと思っています。
さて、この仮説が当たってますことやら・・・・乞うご期待。

焙煎の概念
さるでもわかる焙煎学・・・・
珈琲豆の内部に熱を加える方法は、たった一つの方法しかありません。
豆の表面の温度を上げて表面から徐々に内部に熱伝導で加熱するしかありません。
あたりまえのことを整理すると・・・・
排気温と豆の表面温度との差が大きければ大きいほど豆は熱を吸収するスピードがはやくなります。
(本体温度の上昇スピードがはやい・・・傾きが急になる)
豆の表面温度と豆内部の温度差が大きければ大きいほど豆内部に熱が加わりやすくなります。
(ひじょうに、あたりまえ)
この中で、問題となるのが豆の表面と豆内部の温度差なんです。
焙煎が、温度に依存する以上も豆の表面と豆内部の温度差があれば 化学変化の進行状態に内部と表面に差がでます。
この差を少なくすれば、コーヒーの味が濃くなる事になります。
(非常にあたりまえのことですいません)

最終更新日:2016年 12月 1日 (木)

コーヒーの極意

いろいろな人にコーヒーのいれ方を教えることがあるんです。そのとき、初心者には、
リクツで説明することが多いんです。
リクツは教えやすいんですが、教えられた人は、
教えた人以上になれない欠点があります。
(なぜ、そうなったかの道筋をはしょるから)
となると、リクツを理解した後の上級者向けの説明が必要になります。
(コーヒーに関する考え方のようなもの)
上級者向けの説明はどちらかというとコーヒーの概念のようなものなので、自分なりの
概念に作りかえることができます。
そのときに、初めて教える側を追い越したことになると思います。
そこから、その人の進歩が始まると思います。

炎の不思議
カロリーと温度・・・・ ガスを燃やしたときの熱量は、どれだけのガスを燃やしたかで決まります。 (あたりまえですが・・・・・)
この熱量が、コーヒー豆の焙煎という作業の中で豆の温度を上げることに使われます。 (すんげーーー、あたりまえ)
熱風式焙煎機とは、ガスを燃やした時の熱風使って焙煎する方法です。
ガスを燃やしたときの炎の温度は1000度以上になります。
しかし、すぐに他の空気と混ざったりして高温の空気が大量にできるだけになります。
つまり、ガスをどれだけ燃やしたかによって熱量は決まりますから 炎が近くでも遠くでも熱量は変わらないことになります。 (ロスはこっちにおいといて)
となると、炎は少量で高温の熱風と考える事ができます。
直火式焙煎機で、炎とドラムを離すということは 直火式焙煎機から離れて熱風式焙煎機になるということです。
つまり、直火式焙煎機というものはガスを燃やしたときの熱量のみを 使う焙煎ではなく炎の温度をも使う焙煎法なのだということになります。 つまり、炎の不思議がつまった焙煎法なのです。
(ちょっと、直火式焙煎を誉めすぎかなぁ・・・・)

焙煎機の平衡状態
そのとき火力をあげるべきか・・・・否か コーヒーの焙煎をおこなっている人でないと全く興味のわかないことを書きます。
焙煎機は、豆の温度をはかるセンサーがついていて、豆の投入温度もこのセンサーを 使います。ただし、このセンサーは、釜全体の温度をはかっているわけではないのです。 ちょうど、熱風の通り道にこのセンサーはありますから、熱風の温度を測定しているのです。 (当然、釜に熱が奪われるわけですから、少しは釜温度も反映している)
豆を投入した釜は、当然豆のが温度が低いですから、釜から輻射熱が豆にいきます。 つまり、ガスバーナーの火のエネルギーと釜の持っているエネルギー(輻射熱)を 加えたエネルギーが豆に加わるわけです。 その後、豆の温度があがってくると釜の温度よりも高くなります。 そうすると、もう釜からエネルギーは、もらえなくなります。 (熱は、高い側から低い側へ流れる)
つまり、今までと同じだけエネルギーを豆に与えたければ、釜の温度よりも豆の温度が あがったぐらいの時期に火力をあげてやらなければならないということなんです。
当然、気温なんかによって釜の冷え具合が違いますから、投入温度を一定でやる事には 危険があります。2回目以降の焙煎であっても焙煎後何分たっている釜かによって 大きく変化してしまいます。
釜自体をはかるセンサーがあれば、釜自体の冷え具合もチェックできるし 豆と釜の熱に関する平衡状態がわかって非常に役立ちます。

コーヒーとかえる
刺激のない焙煎について・・・・ こんな話があります。水の中にかえるをいれてゆっくりと水を温めていくとかえるは ゆだって死んでしまうと・・・・・
(実際にぼくは実験してません。かわいそーーで)
かえるをほんのちょっとおどしてやればびっくりして逃げ出せるでしょう。

コーヒー豆のはぜというのは、コーヒー豆が生豆の成分から いり豆の成分に変わらなくっちゃと、 がんばっている状態だと思うんです。
ただただゆっくりとコーヒー豆の温度を上げていくと豆がはぜません。
これは、かえるがゆだって死んでしまうのと同じように 豆ががんばって変化しようとしていないような気がします。
かえると同様にコーヒー豆も少しは、びっくりさせていり豆の成分に変わるように 手助けしてあげなくっちあいけないように思います。
そうすることによって、コーヒー豆は劇的な変化をとげるような気がしてならないのです。
その劇的な変化の引き金は、ほんの少しの刺激で十分なのです。
変化する潜在能力はコーヒー豆のなかにたっぷりと含まれていてそれを引き出すためだけ なのですから・・・・・・
結局、焙煎とはコーヒーの持っている潜在能力をいかに引き出すかということになるようです。たぶん。

たっぷりの愛情をそそいでください
コーヒーを薄めるということ・・・・ 松屋式のドリップでは、人数分の半分まで抽出したら後は、お湯で薄めてしまいます。 この行為にちょっと罪悪感を感じる人は、このように思ってください。 コーヒーのエキスにたっぷりの愛情を注いで始めてコーヒーが出来上がるのです。 つまり、コーヒーを薄めるのではなくコーヒーに愛情を加えるのです。
だから、コーヒーが薄くなるのではなく愛情が濃くなるのです。
ひさしぶりにぼくらしい、いんちきくさい説明をしてしまいました。 (けっこう気に入っていたりして・・・・)

イメージによる焙煎
* ここでかかれていることは、ぼくの焙煎に対する勝手な見解です。 他のコーヒー屋さんは、他の考え方でコーヒーを焙煎していると思います。 どちらが正しいかは、ぼくも良くわかりません。読んだ方が勝手に判断してください。
焙煎の基本
・焙煎は熱によって起こる化学変化である。
・生豆の成分を煎り豆の成分に変化させるには、
一定のプロセスを与えるために一定の時間が必要である
・焙煎の時間を決めるのは、火力と豆の投入温度である。
・コーヒー豆は、水分が抜けなければ煎れない。
・排気を開けすぎると、成分が抜けたスカスカのコーヒーになる。
・排気を絞りすぎると、コーヒー豆が煙をかぶってしまう。
・豆のはぜに必要なのは、熱エネルギーである。
・排気を開けると、火力が相対的に落ちる。
・ドラム内の湿度が高い方が、豆に熱が伝わりやすく豆の成分が飛びにくい。
・外気温が低ければ、排気力は強くなる。
・鋳物の焙煎機は、熱しにくく冷めにくい。

上に書いたのが焙煎における基本的なルールです。
たとえば、火力が高ければ短時間でコーヒー豆を焼くことができます。しかし、コーヒー豆の成分は できません。だから、高速の焙煎機は嫌いです。(使っている焙煎屋さん。ごめんなさい)
電気の焙煎機は、熱量が足りないため排気を高くできません。(温度が下がるから)
排気でコーヒーの味を作るんだから、排気の調整か自分の思い通りにできない焙煎機もだめです。
熱風式の焙煎機は、排気が強くなってコーヒーの成分を残しにくいからちょっとだめです。
てなわけで、焙煎機は昔からあるようなガスの直火式の焙煎機が好きです。 特に、富士ローヤルの機械は大好きです。排気のファンも排気効率ではなくモーターのパワーで排気したり いろいろな部品が非常に改造に適している部分が大好きです。未完成な焙煎機を改造して完成に近づける のが結構楽しいのです。

火力がコーヒーをつくり排気が味をつくる・・・・
ここからが本題です。焙煎のプロセスのイメージです。
コーヒー豆は、排気を絞って焙煎するとドラムの中はサウナのように湿度が上がります。 そして、コーヒーは気持ちよくゆっくりと汗を流します。 一汗かいた後、窓を開けて乾燥させます。 元気よく豆がはぜ始めたら、ついでにたきつけてやります。 豆が煙でむせない程度に排気を開いてやります。

つまり、焙煎とは、コーヒー豆が嫌がらないような操作をして気持ちよく 生豆から煎り豆に脱皮させてあげるお手伝いをすることなんです。

挽いたときのコーヒーの香りをカップの中にいれる
香りを残す方法・・・・ これは、相当技術がいります。松屋式の抽出をひととおりマスターしていなければなりません。
ミルで挽いた瞬間の一番いい香りをコーヒーカップの中まで残す方法なのです。
普通にコーヒーを抽出するとコーヒーを挽いた瞬間の香りとコーヒーを抽出してカップに入ったコーヒーの 香りは少し違います。これは、揮発性の高い香りは抽出したコーヒーまで残らず、 抽出時に飛んでしまうのです。
そこで、この揮発性の高い一番いい香り(挽いた瞬間の香り)の残し方を教えちゃいます。 はっきりいって科学的ではありません。たぶんいつかは科学的説明がつくと思いますが、今のところ 方法だけしかわかりません。
蒸らしは、普通におこないます。
抽出は、30cm以上高い位置からお湯を非常に細く注ぎます。
そのときに、お湯とコーヒーの粉が垂直になるように注ぎます。

たったこれだけなんですが、はっきりいってむずかしいです。
ひまなときにでもチャレンジしてみてください。 そうすると、ミルで挽いたときの香りと同じ香りがコーヒーカップの中まで残すことができます。

豆の種類とたて方(ふかいりのコーヒー)
ふかいりのコーヒーをたてる・・・・ コーヒーとしてはアイスコーヒーやカフェオレなどに使うコーヒーをイメージしてください。 このコーヒーの特長は、成分が溶けやすいこととコーヒー豆が持っている炭酸ガスの量が 通常の2倍あるということです。
(通常のコーヒーが200gあたり500ccの炭酸ガスを持っているのに 対してふかいりのコーヒーは、200gあたり1000cc持っている)
つまり、蒸らしの時間を長く取らないと完全にガスが抜けきれないのです。
(通常3分の蒸らしのところを5分ぐらいすると良い)
ふかいりのコーヒーのもっているうまみと甘味を引き出すには、低温で抽出します。 これは、うまみ、甘味は低温でも溶けるのに対してふかいりの豆に一番多い苦味は 高温で溶ける傾向があるからです。つまり、高温で抽出すると苦味が強くでて うまみと甘味が判りにくくなってしまうのです。
そこで、うまみや甘味を強調するのに 苦味がたくさん溶けないように低温で抽出するわけです。

豆の種類とたて方(苦味系のコーヒー)
苦味系のコーヒーをたてる・・・・ コーヒーとしては、マンデリンをイメージするとわかりやすいと思います。 苦味の強いコーヒーは、酸味系のコーヒーよりも渋みがでにくい傾向にあります。 そして、少しぐらい渋みがはいっても苦味が味として強いのであまり、気になりません。 その少しの渋みとミルクが混ざるとコーヒーのコクが増します。
つまり、抽出のときに普段よりも長めに抽出してもいいのです。 そうしたほうが、苦味系のコーヒーが、そのコーヒーらしくなるような気がします。
(この苦味系のコーヒーは、豆が持っている苦味のことでふかいりの苦味ではありません。)

豆の種類とたて方(酸味系のコーヒー)
酸味系のコーヒーをたてる・・・・ キリマンジャロのような酸味系の豆をイメージしていただくとわかりやすいと思います。 酸味の強いコーヒーは、渋みを必ずといっていいほど持っています。 となると、この渋みをださないように抽出すればいいわけです。
つまり、酸味系のコーヒーは、普通のコーヒーよりも渋みを多く持っていて、 普通のコーヒーを抽出するときよりも早めに渋み、いやみがでてくるというわけです。
そのぶん、普通のコーヒーよりも早めに抽出をきりあげてお湯で薄めればいいわけです。

豆の種類とたて方(モカ)
モカをたてる・・・・ モカの特長といえば、あの独特の強い香りとコーヒーの甘さだと思います。 (ふかいりのコーヒーの甘さではなくコーヒー豆が持っている甘さ)
欠点は、死豆が混入していたり、発酵豆が混ざっていたりしたときかびくささでしょう。 (焙煎でモカの持っているかび臭さをある程度消すことができますが・・・・)
いれ方のポイントとしては、蒸らしをしたあと、抽出の時できるだけ早くひたひたの 状態にします。お湯の太さを太くするのではなく細く少しスピーディーに円を描くのです。
そして、ひたひたになったらその状態を維持するようにお湯をさします。もし、お湯が よく通るように感じたら、ほんの少しだけコーヒーを細かくひきます。 こうすると、非常に高い濃度のコーヒー液ができることになりかび臭さが溶けにくくなります。 そして、普通より少し早めにきりあげます。(人数分より手前)

ドリップの心得 2
心でたてる・・・・ これは、信じる人だけ信じてください。はっきりいっていんちきくさいです。 ただし、ぼくはこれが極意だと思っています。
コーヒーを抽出するとき、半眼でコーヒーをいとおしむような感じでコーヒーを抽出します。 そして、好きな人を思い描いて、その人の喜ぶ姿を心に描いてください。 抽出技術が同じならば、心で思い描ける人の方がコーヒーはおいしくなります。
コーヒーの抽出は、9割は技術力で1割は精神力だと思います。 あとの+αは、人柄だと思います。 いんちきくさくて、すいません。

ドリップの心得
大草原でコーヒーをたてる・・・・ コーヒーの抽出を練習しているとだんだん細かいことにこだわるようになっちゃうんです。 つまり、お湯を細く注ごうとかお湯できれいに円を描こうだとか思っちゃうんです。 すべて大切な技術なんですが、最終的にはコーヒーがうまければいいんです。 ある程度技術ができてきた人には、大草原でコーヒーをたててるようにイメージしてもらいます。 そうすることで細かいことにこだわらずにコーヒーをたてることができます。 それと、必ず左手を腰に手をあてて胸をはってもらいます。 これは、腰に手をあてることにより重心が安定するし、 胸をはることによりコーヒーと目の距離が遠くなります。 コーヒーは全体を見ながら抽出するものなのです。 一点を見ながら抽出するとコーヒー豆の状態がわからなくなってしまうのです。 ちなみに、人間の目は真剣にじっと見るときは望遠レンズのように視野が狭くなり、ほげーっと しているときは、広角レンズのように視野が広くなります。コーヒーは、ほげーっとした状態での抽出が ベストです。
ほげーっとした状態・・・・なーんも考えていない無心の状態

松屋式 vs カリタ式
同じペーパードリップでもスタートが違います・・・・ 松屋式ドリップは、喫茶店など業務用の技術から発生しています。 業務用のコーヒーの場合、どうしても古かったりくず豆が入っていたりと コーヒー豆のレベルとしては高いとは言えません。
そのコーヒーで業務用の場合は、大量だしや長時間味が変わらないコーヒー そして、なによりもおいしいコーヒーを作らなければならないのです。 その難しい命題を克服しょうというところから松屋式ドリップは発達してきました。

それに対して、カリタ式ドリップは家庭用コーヒーと共に発達してきました。 自家焙煎の挽き売り店と共に発達したともいえます。
(ほとんどの自家焙煎のコーヒー屋さんが指導している抽出法)
自家焙煎のコーヒー屋さんの豆はいりたてで新鮮なうえハンドピックも行われています。 つまり、コーヒーのレベルとしては高いと思います。
(すべての店がレベル高いとは限りませんが・・・・)
カリタ式のドリップは、コーヒーの持っている味に依存するいれ方なのです。
だから、レベルの高いコーヒーならばカリタ式でもそれなりにおいしくなるんです。
家庭用では、コーヒー液を半日もたせたり大量のコーヒーを作ったりすることは普通ありませんから。 では、自家焙煎の挽き売り店のコーヒー豆で松屋式ドリップをしたらどうなるでしょう。
・・・・・・・うまいに決まっているでしょうが。当然

自分がコーヒーだったら
コーヒーの立場になって考える・・・・ 焙煎も抽出もすべて人間の側にたって行っています。焙煎ではガス圧だとか排気温だとか 数字に置き換えます。抽出でも湯の温度が何度だとか蒸らしが何分だとかやっています。 これは、すべて人間の立場であってコーヒーの立場ではありません。コーヒーの内部で 起こっていることは、コーヒーの立場になってみなければわかりません。 コーヒーの立場にたって耳をすませれば、どうすればいいかわかってくるような気がします。 そのあと、人間の立場で翻訳をすればいいのです。
うーーーん、哲学だなぁ。(とりあえず、ちゃかしてみる)

おいしいコーヒーは・・・
おいしいコーヒーは飲み物のひとつに過ぎない・・・・ コーヒー屋をやっているとまずいコーヒーなんかコーヒーでないと思ってしまいます。 インスタントコーヒーや缶コーヒーなんかはコーヒーでないと思ってしまいます。 だけど、コーヒーメーカーのコーヒーがおいしいという人がいたり インスタントや缶コーヒーが好きという人も確実にいます。 相手の好みに対して文句をいうことよりも相手の好みをみとめてから、 自分らしいコーヒーをたててあげましょう。 長い時間かけておいしいと思ってしまった記憶を慌てて変えさせるる必要はありません。 おいしいと思ってくれるまでのんびりといきましょう。 おいしいコーヒーも飲み物のひとつに過ぎないのですから。

悪い生徒も使いよう
渋み、いやみについて・・・・ 集団行動が苦手だったりする生徒は、逆にいえば、独立心が旺盛だったりします。 ほんの一面をみてすべてをみたつもりになってはいけないんです。 つまり悪い生徒もいい面があったりするんです。 コーヒーの後半ででてくる渋みは単体では悪い生徒なんです。 しかし、うまみのだけのコーヒーにすこし渋みがはいるとミルクが入ったときに こくがうまれるんです。いやみがまったくないコーヒーもブラックで飲むにはいいですが、 渋みを少しいれたコーヒーにミルクをいれて飲むのもけっこうオツなものなのです。

良い生徒と悪い生徒
松屋式の抽出について・・・・ 学校では良い生徒もいれば悪い生徒もいます。いろいろいてはじめて学校です。 コーヒーの抽出とは、良い生徒だけを集める作業なのです。 学校で避難訓練をすれば、良い生徒はすばやく校舎から避難するでしょう。 しかし、悪い生徒は、かったるいなぁといいながらだらだらと避難するんです。 だから、良い生徒が避難したらすぐにドアを閉めちゃえば良い生徒だけを 集めることができるわけです。これが、コーヒーの抽出です。 コーヒーを蒸らして抽出にはいったらうまみが早くとけてきますので うまみがとけたらすぐにやめてしまえば、うまみだけのコーヒーができるわけです。

コーヒーと小鳥(2)
松屋式コーヒーの抽出法・・・・松屋式ドリップはあさいりのコーヒーでもけっこううまくいきます。 卵もふんも持っている小鳥の卵だけをとりたかったら、小鳥をお風呂にいれるように そっと刺激を与えないようにお湯をさすんです。 そうすると、小鳥は気持ち良くなって卵を落としてしまうのです。 しかし、ゆったりと気持ちよくなっただけなんでふんは落とさずに済んでしまうのです。 ふかいりのコーヒーの場合は最初からふんを持っていない小鳥のわけですから 簡単にうまくいってしまうのです。

コーヒーと小鳥(1)
カリタ式コーヒーの抽出法・・・・ふかいりのコーヒーは、ふんをだした後の小鳥のようなものなんです。 小鳥は、卵をかかえてじっとしているんです。そこに、勢いよく小鳥たちを脅すようにお湯を注ぐと 驚いた小鳥はびっくりして卵を落としてしまうんです。その、小鳥の卵がコーヒーのおいしい成分なんです。 ところが、この抽出の欠点は、ふんをだす前の小鳥では、びっくりすると卵も落とすけれどふんも同時に 落としてしまうのです。ふんを落とさせずに卵だけを落とさせるのが非常に難しいのです。 ちなみに、ふんも卵も持っている小鳥があさいりのコーヒーなのです。ですから、コーヒーの抽出は あさいりのほうが難しいのです。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

コーヒーで燻製をつくろう

コーヒーは焙煎という工程によってコーヒー独特の味や香りが 出来上がります。生豆の状態では、青臭いようなお世辞にも いい香りとはいえない代物です。それが、焙煎という工程を経て 始めてあのコーヒー独特の香りがつくられるのです。 だったら、その焙煎のときにでる煙を利用して燻製を作ったらうまいんじゃあ ないだろうかと考えて試してみました。

燻製の材料

煙突に材料を入れる

出来上がり

煙突を使った燻製

煙突掃除用のふたをはずして、煙突の中に燻製の材料を入れます。
(試したのは、チーズとソーセージ)
この状態でいつも同じように焙煎をします。 実際には、煙突内の温度は、40℃から100℃前後になり通常の燻製機と なんら変わりません。ちなみに、左の写真は10回焙煎した後の燻製です。 実際に食べてみると煙の流れがはやすぎて煙っぽさがなく燻製らしくないように感じました。 それと、水の抜けが強すぎるように感じました。ただし、まずくなかったです。

(写真・燻製機のアミの上に材料がのっている)

コーヒー燻製機を作る

焙煎した直後のコーヒーは、大量の煙を出しています。 通常の焙煎では、冷却機にいれてコーヒーを冷やして焙煎の進行をとめます。 この焙煎直後のコーヒーを缶にいれその上に燻製の材料を置いておけば 勝手に燻製が出来上がると考えました。 ついでに、排気を調整するするためのシャッタもつけておきました。

いりたてのコーヒーを缶にいれる

本体(材料がはいっている缶)をのせる

(写真・燻製もどき?)

燻製機で燻製をつくってみる

1回目は、豆を2はぜまで焙煎して排気を全閉でやってみました。
これは、めちゃくちゃ苦くなってしまって食べれる代物ではなかった。
2回目は、1はぜまで焙煎して排気を全開にしてみました。
このときは、思ったよりも材料に煙の匂いがつかずに燻製らしさが でませんでした。

燻製機の問題点としては、
・煙の絶対量が少なすぎる。(加熱がないため煙の供給不足)
・燻製機内の湿度か高すぎる(コーヒー豆の持っている水分だと思う)

てなわけで、コーヒー豆のはいる缶の底に穴を多数あけて、下からヒーターで 熱を加えるように改造することにしました。

燻製機・改(ヒーター付)

くず豆をいれて下から加熱

燻製機・改で燻製に再度チャレンジする

前回の燻製の失敗は、コーヒーを煎ったときの煙を利用して燻製をつくったんです。 煙をこもらせると、苦くなってとても食べられたものではなかったんです。 逆に排気を全開にしておくと燻製らしくならないんです。 そこで、煙を連続的に供給するように下からヒーターで加熱するようにしたのです。 ところが、燻製機内の湿度が高くなりすぎて思うように燻製にならないのです。
煙には、液体の煙と固体の煙があります(液体の煙とは、雲のように細かい液体の粒のことです。 そして、固体の煙とは煙の粒子です) つまり、ひかりを反射するためにはこのどちらかでなければならないはずです。 燻製で使う煙は固体の煙ではないかということです。 つまり、サクラなどのチップを燃やした煙は、固体の煙ではないかと 思いました。結局、煙の粒子(固体)がチーズなどの表面に吸着して燻製が出来るのです。 ところが、コーヒーを燃やそうとすると液体の煙が大半をしめているため 思うように固体の煙がチーズの表面に吸着されないのです。 このコーヒーを燃やしたときの液体の煙が、コーヒーの燻製を失敗させる原因ではないかと 思いました。(今回の説はひじょーーーーに自信がない。ただ、まずい燻製をもう食べたくないので ちょっと強引に結論を導いてしまいました。)

コーヒーで燻製はやめましょう !!

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

オイルローストコーヒーをつくろう

(写真・オイル ローストマシン)

てんぷら油でコーヒーを煎ってみる

焙煎とは、コーヒー豆に熱を加えてコーヒー豆の成分を化学変化させる作業です。 ということは、焙煎機で焙煎しなくても油で揚げてもコーヒー豆は焙煎できるんじゃあ ないかと思ったんです。 (しゃれのつもりで考えていたら、特許の公開公報にでているらしい・・・人間考えることは同じみたい)
ちなみに、“コーヒー焙煎の化学と技術”という本の128P、 ”その他の焙煎方法”の項目に載っていました。
その本によると、”コーヒー豆を180-260度に加熱した植物油脂に定時間接触させることによって焙煎し 冷却後油分を遠心分離機にて除去する技術”と書いてありました。 コーヒーを油で揚げるのが自分が最初ではない事がわかりちょっと残念。

(写真・油の中入れてすぐのコーヒー豆)

とりあえず揚げてみる

1回目は油の温度180度でコーヒー豆をいれてみました。 ひくい温度でいれるとどうもコーヒーが、カラッと揚がらないばかりか豆のはぜが 弱いようです。それと、非常に油がまわった感じてきれいに出来ませんでした。 いわゆるべたべたした感じ。 (実際、油で揚げてもコーヒー豆ははぜがおこるのには驚きました)

(写真・きれいに油で焙煎されている)

二度目のチャレンジ

二度目は、油の温度225度にしてみました。これは、はっきりいってこわいです。 油から煙が出始めて火が入りそうなぐらいの温度にしてからコーヒー豆を 投入しました。この温度で、コーヒーをいれると水分が勢いよく蒸発していき きれいにコーヒー色になってきます。そして、豆が勢いよくはぜて静かになって 泡が少なくなってきたら油からとりだしてペーパーフィルターでこして 油をとります。乾いたペーパーで出来る限り油を吸わせます。

(写真・生豆とオイルローストしたコーヒー)

できあがり

実際にコーヒーをいれてみました。 ひいて香りを調べると普通に焙煎したものと比べると香りが弱いように思います。 そして、ちょっと油の香りが残っていました。 松屋式ドリップでいれたのですが、最初の蒸らしの段階のふくらみは、 少ししかありませんでした。 ただし、コーヒー液のほうに油が浮くことはありませんでした。 これは、コーヒー豆が油を吸着していて流れ出すのを防いでいるからだと思います。

味について
コーヒーの味ですが、油の味はほとんど感じませんでした。(残念ながら、全くではない) コーヒーも、けっこう飲めました。しかし、普通の焙煎機で焙煎したものと比べると 明らかに味と香りが弱く感じました。
油で焙煎する場合高温の油で焙煎しなければならず、短時間で焙煎が終了してしまって コーヒーの成分が完全に変化していないように思いました。 しかし、実際飲めるコーヒーになってちょっと驚きました。注・・・・よい子はまねをしないでください。 はっきりいってめちゃくちゃこわいです。

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)

オイルローストコーヒーを試す・週刊フレーバー
オイルローストコーヒーを極める・週刊フレーバー

クラシックブレンド準備中・・・

きっちりと生豆をブレンドし水分を馴染ませるために数日間寝かせておきます

年末の特別ブレンド・・・・・
35年前の手間のかかる製法を現代に復活させました・・・
生豆のほこり飛ばしをしっかりやった後にハンドピックをきっちり時間をかけてやり・・・
その生豆をブレンドした状態で何日間か馴染ませてから焙煎をする。

とにかく35年前のこだわりと現在の焙煎技術の融合で作りあげる3品
ホットな小休止・クラシック
天使の休息・クラシック
ハートにくちづけ・クラシック

クリアーでピュアな珈琲を期待してください