氷で冷やすということ(アイスティー再発見)

現在アイスティに凝っているというか氷の性質に凝っている感じです。
昔、二度ごしのアイスティーをつくっている時には氷と紅茶の温度差しかみえていなかった気がします。今は、温度差よりも溶解熱に着目することが重要だと思っています。
溶解熱に着目すると氷に対する見る目が変わります。
溶けやすい氷の価値を感じることができるようになるのです。
製氷機の氷のように0度の氷の溶けやすさこそアイスティーで使いやすいと感じるのです。

氷は溶かそうとするとよく冷える
氷は溶かしすぎると冷えすぎる

・茶葉 4g(通常3gの所少し多めにする)
・出来上がりの紅茶・300g
・0度の氷 100g

一回目の冷却は1/3の氷を使って冷却します。
ここでは氷を完全に溶かし切ってしまいます。
溶かし切っても30度程度なのでクリームダウンを起こすことはないのです。

2回目の冷却は、たっぷりの氷をサーバーに入れてしっかりと氷をかき混ぜます。
しっかりかき混ぜることによりサーバーも氷の温度まで下がります。
その状態でサーバーの水をしっかり切ります。
2回目は氷と紅茶の温度差で冷やすのです。
つまり、氷を溶かして温度を下げるのではなく氷との温度差でさげるのです。
サーバーのガラスの表面が水滴で曇るまでしっかりとかき混ぜ冷やします。
そして、氷がある程度残った状態で終わることがポイントとなります。
これにより冷蔵庫の温度まで急冷する訳です。
そして、その状態で冷蔵庫で保存するのです。