焙煎機は、本来ことごとくアナログなものです。
火力はバルブの開閉だし・・・
排気だってバルブの開閉なんです。
つまり・・・操作は超アナログなのです。
しかし・・温度が0.1度刻みになったりストップウォッチが0.1秒から計っていたりすると
すごくデジタルっぽく感じてしまう。
ましてやデーターをパソコンとりこんだりするからめちゃめちゃデジタルに感じてしまう
現在の焙煎機になると排気ファンの回転数を表示できるんですごくデジタルっぽくなっている。
しかし、ファンの回転数を同じにしたらいつも排気がイコールかというとそういうわけにはいかないのです。煙突のクリンカーのたまり具合や外の空気の重たさで排気が詰まった感じの時もあれば逆に風が強くてやたらと引っ張る時もある。
大切なのはファンの回転数ではなく排気の風量が現在どうなのかを感じることなのです。
マノスターゲージなど計測することです。
しかし・・マノスターゲージ自体がセンサー部分は素朴な構造だし微圧計の構造だってめちゃめちゃ素朴です。デジタルのおおもとの部分を調べてみるとすごくアナログなものが多いのです。
そこを勝手にブラックボックス化してデジタルを崇拝せずに人間のアナログをもっと信用して
焙煎に取り組むべきだ思うのです。