パーコレーターのすごさを知る

コーヒーはうまいだけがすべててじゃないんです・・・

パーコレーター嫌いのぼくが
アウトドアショップ FUTO さんで聞いて感動した
パーコレーターの話をします。
(今ではパーコレーターも好きです)

水筒、カレーヌードル、携帯ガスコンロ、パーコレーター

パーコレーターからバスケットを出して荒びきの粉を入れます。

(写真はカップラーメンの蓋をあけてパーコレーター本体でお湯を沸かしている図)

ラーメンに
お湯を入れている図

(キャンプにはやっぱカレーヌードルです)

分間まっている間にパーコレーターに水をいれ、バスケットをセットしコンロに火をつけます。

(カレーヌードルができあがって食べている最中にコーヒーの香りが漂ってきます。 ちょうど食べ終わった頃にコーヒーができあがります)

食後のコーヒータイム

この間に次のコーヒーをセットします。

釣りの計画やなんかかんかを話している間にコーヒーができあがります。

できたコーヒーを水筒に入れます。 ドリップで作ったコーヒーだと冷めてしまいますが、 パーコレーターのコーヒーは沸騰していますから、水筒を温める様な面倒は必要ありません。

特に寒い冬の釣りなど体を暖める時にポットからのあったかいコーヒーは最高のごちそうとなります。

コーヒーは味がすべてじゃあないんです。

コーヒーを研究してみますと、パーコレーターの欠点がいっぱい見えてきます。 たとえばコーヒーを沸騰させ、その力を利用してコーヒーの粉の中を通したり、 抽出されたコーヒー液をまたコーヒーの粉にかけるという事をするんです。 ドリップコーヒーが一番と思っているぼくにはとても納得できません。

実際に飲んでみるとひどい味です。 入れてすぐでもコーヒーはにごっているし味もひどい。 薄くしなければとても飲めたしろものではないのです。

そんなわけで「パーコレーターのコーヒーはコーヒーにあらず」などと思っていたのです。

ところがある日、FUTOのオーナーの斎藤太さんとコーヒーの話になったんです。

その中で、コーヒーはペーパーフィルターが一番いい事やサイフォン、 パーコレーターがなぜいけないかなどを自慢気に説明しました。 アウトドアの雑誌などにたき火で焙煎しているシーンがでていても、 ネルやペーパーフィルターでコーヒーをいれています。 どう考えてもアウトドアでもパーコレーターの出るまくはないとまで言っていました。

その時、斎藤さんが教えてくれたのが、パーコレーターのよさです。

斎藤
「寒い日に、渓流釣りにいくでしょ。 釣りにきたんだから、めしは簡単にすませたいんですよ。 そんな時、重宝するのがカップラーメンなんですね。

5人用パーコレーターって大きいサイズのカップラーメン2ヶ分の お湯が沸かせるんですよ。 それを食べている間にコーヒーを作るわけです。 そうすると食べている途中でコーヒーのいい香りがしてくるんですよ。 カップラーメンだけだとさみしい食事もコーヒーがあるだけでなんだかリッチな感じになるんです。 それにパーコレーターは熱いコーヒーが飲めて、体があったまっていいんです。

それとパーコレーターでいれたコーヒーを小さなポットに入れて釣りにいくでしょ。 寒くなったらポケットからポットを出してこれを飲むんです。 これが結構うまいんです」

どんなにコーヒーを研究してもやっぱアウトドアでコーヒーを飲み続けている人 にはかなわないなあと思いました。
それ以来、キャンプに行く人には「パーコレーターはキャンプでないと楽しめないんだから パーコレーターを使いなよ」とすすめています。

ちなみに、カレーヌードルになっている理由は、カレーヌードルを食った後は コーヒーの味なんかちったあまずくても関係ないからです。(^o^)

最終更新日:2016年 9月 28日 (水)