焙煎機のバーナーとシリンダーの距離が離れると同じカロリーでも大量の熱風ができます
(当たり前・・・・)
逆に距離が短ければ少量の高温の熱風となるわけです
(これも当たり前・・・)
ついでにいうと熱風式の焙煎機はバーナーから空気取り入れ口の距離が長いから
遠火と同じこととなります
問題となるのは排気の量です
焙煎機は排気の量だけ熱風を吸い込むことができるのです
そうすると必然的に熱風の温度が低いと大量に熱風を吸わせないと豆の温度が上がらなくなります
(そうすると・・・釜内の湿度があがらない)
つまり・・・バーナーとシリンダーが離れている焙煎機は火力を上げて大量に高温の熱風をつくり
その一部を排気として豆のほうに送るということになります
バーナーとシリンダーを離した焙煎機は大量の熱風をムダに捨てていると 考えていいとおもうのです
結局・・距離を離しすぎると熱風の量と使う熱風の量のバランスが悪くなるような気がするのです
それに対して直火式の焙煎機でバーナーとシリンダーの距離の短い機械は
作る熱風を効率よく豆に伝えることができます
それと・・熱量と温度というふたつのものをのふたつの焙煎に使うことができるのです
ただ・・煎りむらが出やすい欠点もありますが・・・

遠火の強火で直火の焙煎機は半熱風の焙煎機と特性が似てきます。
炎がドラムから離れれば離れるほど熱風の温度が下がります。
これは大量の空気と混ざることにより温度が下がるだけで熱量が消えたわけではありません。
直火の焙煎機を使うのであれば炎の持っているカロリーと炎の温度の二つの性質を使うべきです。
これが熱風や半熱風の焙煎機では絶対にできない性質だからです。
