少量焙煎の勘所

3kgや5kgの焙煎機で少量焙煎をやる場合のポイント・・・・
とにかく釜本体温度が低くなければいけません
つまり・・釜本体温度か高くなると焙煎の進行に大きく影響するからです
(簡単にいうと火力のコントロールで温度上昇を止められなくなってしまう)

これが重要になります
基本的に釜本体温度よりも豆の温度が低ければ
バーナーの熱量は釜本体の温度を上げるのにも使われます
つまり・・豆の温度を上げることよりも釜本体の温度を上げるのに使われてしまうのです
これは・・・金属のほうが豆よりも熱を吸収しやすいからです

少量焙煎を行うときには釜本体温度が低い必要があるのです
温度のコントロールは釜本体温度とともに豆の温度を上げるほうが楽なのです
それとその状態では火力という熱風で豆の温度を上げることになります

逆に釜本体温度上がってしまっている場合は・・・
どれだけ火力を落としても豆に熱が伝わります
(つまり・・熱風の量が少なくなる)
その状態で排気は同じようにひっぱるので冷たい空気の影響で
豆が冷却されながら金属表面からの加熱が
行われていることになります

釜本体温度と排気温度と豆温度の3つの温度の意味が違ってきます

結論・・・少量焙煎は投入温度を下げることと釜本体温度が下がっていることを確認すること

テキストの画像のようです

実際に少量焙煎をする場合は、釜内の湿度がどうしても上がりにくいという問題が生じます。
そこで、その問題を解決するために蒸気を釜内に送り込んで釜内の湿度を上げて豆の水分を抜くようにします。(蒸らしを効果的に行う方法)