抽出について-豆の種類とたて方

ふかいりのコーヒーをたてる・・・・ コーヒーとしてはアイスコーヒーやカフェオレなどに使うコーヒーをイメージしてください。 このコーヒーの特長は、成分が溶けやすいこととコーヒー豆が持っている炭酸ガスの量が 通常の2倍あるということです。
(通常のコーヒーが200gあたり500ccの炭酸ガスを持っているのに 対してふかいりのコーヒーは、200gあたり1000cc持っている)
つまり、蒸らしの時間を長く取らないと完全にガスが抜けきれないのです。
(通常3分の蒸らしのところを5分ぐらいすると良い)
ふかいりのコーヒーのもっているうまみと甘味を引き出すには、低温で抽出します。 これは、うまみ、甘味は低温でも溶けるのに対してふかいりの豆に一番多い苦味は 高温で溶ける傾向があるからです。つまり、高温で抽出すると苦味が強くでて うまみと甘味が判りにくくなってしまうのです。
そこで、うまみや甘味を強調するのに 苦味がたくさん溶けないように低温で抽出するわけです。

苦味系のコーヒーをたてる・・・・ コーヒーとしては、マンデリンをイメージするとわかりやすいと思います。 苦味の強いコーヒーは、酸味系のコーヒーよりも渋みがでにくい傾向にあります。 そして、少しぐらい渋みがはいっても苦味が味として強いのであまり、気になりません。 その少しの渋みとミルクが混ざるとコーヒーのコクが増します。
つまり、抽出のときに普段よりも長めに抽出してもいいのです。 そうしたほうが、苦味系のコーヒーが、そのコーヒーらしくなるような気がします。
(この苦味系のコーヒーは、豆が持っている苦味のことでふかいりの苦味ではありません。)

酸味系のコーヒーをたてる・・・・ キリマンジャロのような酸味系の豆をイメージしていただくとわかりやすいと思います。 酸味の強いコーヒーは、渋みを必ずといっていいほど持っています。 となると、この渋みをださないように抽出すればいいわけです。
つまり、酸味系のコーヒーは、普通のコーヒーよりも渋みを多く持っていて、 普通のコーヒーを抽出するときよりも早めに渋み、いやみがでてくるというわけです。
そのぶん、普通のコーヒーよりも早めに抽出をきりあげてお湯で薄めればいいわけです。

モカをたてる・・・・ モカの特長といえば、あの独特の強い香りとコーヒーの甘さだと思います。 (ふかいりのコーヒーの甘さではなくコーヒー豆が持っている甘さ)
欠点は、死豆が混入していたり、発酵豆が混ざっていたりしたときかびくささでしょう。 (焙煎でモカの持っているかび臭さをある程度消すことができますが・・・・)
いれ方のポイントとしては、蒸らしをしたあと、抽出の時できるだけ早くひたひたの 状態にします。お湯の太さを太くするのではなく細く少しスピーディーに円を描くのです。
そして、ひたひたになったらその状態を維持するようにお湯をさします。もし、お湯が よく通るように感じたら、ほんの少しだけコーヒーを細かくひきます。 こうすると、非常に高い濃度のコーヒー液ができることになりかび臭さが溶けにくくなります。 そして、普通より少し早めにきりあげます。(人数分より手前)

夏空の誘惑、試飲のテイクアウト開始!!

フレーバーコーヒー店頭では、ご希望のお客様にテイクアウト用の試飲珈琲をお渡ししています。

夏になると、ホットとアイスの両方をご用意しています。

アイス用の珈琲は、「ゆかた美人」のみだったのですが、本日より新発売の「夏空の誘惑」も試飲でご用意しています。

一度、テイクアウトでお試しください。甘くて美味しいですよ~!

ゆかた美人とは違う甘さ。この違いが分かる貴方は、もう「珈琲通」

瓶詰めコーヒーのオプション

瓶詰めコーヒーは、ハンドピックしたものを出荷するわけです。

実際にどの程度捨てられているか疑っちゃう人のためのオプションを用意しました・・・

ぼくが実際に選別して捨てた豆をオマケでつけちゃいます。

まぁ・・・選別で捨てられた豆を飲んでみるのもよし・・・・

芳香剤にするのもよし・・・

生ごみに混ぜて臭い消しにしてもよし・・・

備考欄に瓶詰めコーヒーに「くず豆希望」と書いてください

営業努力をしている中川でした・・・

瓶詰コーヒーのためのハンドピック。このハンドピックで捨てられたくず豆を希望者にはおまけで付けます。

瓶詰コーヒーおいしさの秘密

通常の珈琲の注文と瓶詰コーヒーとは全く異なる部分があります。

普通の注文では、ハンドピックがしてある棚から袋詰めして発送します。

ところが、瓶詰コーヒーの場合は、注文を受けてからハンドピックをして瓶を一杯に詰めるのです。

どちらもハンドピックの精度は同じです

ところが・・・通常のハンドピックと瓶詰のハンドピックのでは明らかに違う部分があるのです。

それは・・・注文をくれた決まったお客さんをイメージしてハンドピックすることができるのです。

珈琲の抽出もそうなんですが決まった相手のために抽出するのと、何となく抽出するのでではフォーカスが全く異なるのです。

○○さんのためにハンドピックしたコーヒーが瓶詰コーヒーでは届くのです。

松本君の隣にある黒いビニール袋はハンドピックで捨てられた豆が入っています。芳香剤やコーヒー枕の材料となります。

久しぶりブログを書いてみた・・・

なんやかんやで忙しくブログから足が遠のいていたわけですが・・・

久しぶりに書き込むスペースを貰ったんで書いてみようと思っちゃいました。

今回・・・キリマンの深煎りを焙煎して販売することとなったんですがこれがけっこう面白いのです。

豆の種類が増えるということは、その豆を焙煎した時に置いておく棚が必要になります。

フレーバーでは、だれがみても間違えないように必ず決まった場所に焙煎豆は置かれます。

焙煎前には、煎り豆ケースにチャック袋に入った状態で生豆を3.8キロ正確に計量されて

おいてあるのです。

そして、選別した煎り豆をびんにつめて保管庫に入れておくのですがそのためのスペースも作らねばならないのです。

つまり・・たかが深煎りのキリマンが販売されるというだけなのですがいろいろな部分に手を加えて大騒ぎなのです。

この大騒ぎこそ進歩ではないかと思う中川でした。

マンデリンの深煎りの隣にキリマンの深煎りがおかれる予定

モカの深煎りの上の棚にキリマンの深煎りのストッカーがおかれる予定