コーヒー屋はブリッジに気を付けよう

業務用の焙煎機には、サイクロンというチャフを取り除く装置があるんです。

そのサイクロンでチャフを取り除いで煙を煙突で外に排出する訳です。

そこでけっこう問題となるのがブリッジという現象・・・

ゴミがたまる部分の手前の一番細い部分でチャフが詰まってしまって下に落ちなくなるんです。

当然・・・ジャンじゃ焙煎するとチャフはサイクロンに流れてくる・・・

しかし・・・チャフは下に落ちることができない。

チャフはどんどんたまってきて最後は煙突から外へ排出されることとなります。

そうなると・・・めちゃめちゃ近所迷惑です。

大量のチャフが煙突から飛び出すわけですから車や庭などがチャフだらけとなるわけです。

そうなっちゃたら・・「おきなや」でプリンを買ってお隣に謝りに行かねばなりません。

ちなみに・・30年コーヒー屋をやっていてプリンをお隣にあげたのは3回・・・

そして・・・このブリッジの原因は2つ・・・・

一つは焙煎し過ぎてサイクロンチャフだまりがいっぱいになってチャフがあふれた場合・・・

これは、自分の所の焙煎機でどれだけ焙煎すると一杯になるかは把握しておかねばなりません。

もう一つの原因がサイクロンが汚れてきてクリンカーで細い部分にごみがたまりやすくなってきた・・・。このときは突然にブリッジができて外にチャフをまき散らします。

焙煎が終わってチャフを片付けようとしたときにチャフの量が少なくて唖然とすることとなります。

そして・・・「おきなや」でプリンを買うことになるのです。

それを防ぐ方法はないかというと一応あります。

「ブリッジ検知回路」ブリッジが起きるとサイクロンの細い部分の空気の流れがなくなり温度が下がる現象を利用してブザーを鳴らす装置です。

これにより・・・当店では「おきなや」のプリンを買うことがなくなりました・・

真ん中の赤いボタンの辺がブリッジ検査回路これによりブリッジが現れるとブザーで知知らせてくれる。