新型エスプレッソをつくる

(写真・新型エスプレッソ)

泡のでるエスプレッソをつくろう
機械式エスプレッソできれいな泡がでるのは、なぜかというのが疑問でした。
業務用のエスプレッソでは、ブリエル社の「ファーストクラス」などのように 泡をつくる機能がないエスプレッソでもきれいな泡ができます。
(ファストクラスのほうがいんちきともいう・・・・)
そこで、業務用のように泡ができるかどうかを実験する装置をつくることにしました。
構造としては、直火式エスプレッソにコンプレッサーでエアーを送り込んで コーヒーをだすという簡単な構造です。
(空気入れからちょっと進歩しました)

吹き出しを止めるドーム
(ちなみに、冷酒グラス)

吹き出し口のおもり
(ちなみに、ドリップポットのつまみ)

コーヒーの吹きだし口

細かい部分では、コーヒーが吹き出したのがよくわかるように ガラスの冷酒グラスをつってよくみえるようにしました。
そして、吹き出し口部分には、おもりを取り付けてできるだけ 高い圧力をつくるようにしました。

直火で動かす
(泡がほとんどない)

コンプレッサーで動かす
(きれいな泡がでる)

(左・直火式)
(右・コンプレッサー使用)

結 論

直火で吹き出し口におもりをつけたぐらいではあまり効果はありませんでした。
(ただしちょっとは泡がでましたが・・・・)
つまり、直火でやるとだいたい1kg/cm2以下ぐらいの圧力で抽出してしまいます。
それを防ぐためにコーヒーの粉を詰めすぎると圧力は上がるのですが、 濁ったおいしくないエスプレッソができてしまいます。
むかし、ステンレスのエスプレッソとアルミのエスプレッソではステンレスの エスプレッソのほうがおいしかったのはフィルター部分がステンレスのほうが 丈夫なため細かい穴があけられてエスプレッソの圧力を上げるのに 都合が良かったからだとおもいました。
それに対して、コンプレッサーの方は、けっこう簡単に泡がでました。
エアーの送り方で抽出時間が決まるのでバルブの調整はけっこう大変でしたが 泡のでかたやコーヒーの味に関しては非常に良かったです。

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)