【DFR環】あの珈琲を探す旅 Part1 タンザニア ンゴロンゴロ アガワルファミリー[Medium Dark] 200g

内容:あの珈琲を探す旅 Part1 Tanzania NgoroNgoro・Agawaru Family[Medium Dark] 200g
【タンザニア ンゴロンゴロ アガワルファミリー ウォッシュ AA[Medium Dark]】
生産国 :タンザニア
エリア :タンザニア北部 ンゴロンゴロ国立公園付近
農園  :コンゴニ農園
生産者 :オーナーのアガワルさんとその従業員さん
標高  :1,600~1,700m
品種  :ケント、ブルボン、SL39
生産処理:フリーウォッシュド
スクリーン:Sc18up:96.6%、Sc17:2.2%、Sc16以下:1.2%

¥3,500 (税込)

在庫あり

商品コード: DFR-NGORO-1 カテゴリー:

説明


【動画:試飲】

「焙煎3重奏!」
貴方にも記憶に残る珈琲はございませんか?

以前、週刊フレーバーで記憶に残る珈琲は何か?と聞かれたことがあります。
その時、「ケニア」と答えたのですが・・・

珈琲に拘り始めた頃、2000年代前半に「フレーバー:チョコレート」と記載された珈琲から
本当にチョコレートを感じて感動したこと今でも覚えています。
その珈琲が「ケニア・ンゴロンゴロ」。。
※注意:当時のその珈琲には「生産国:ケニア」と記載されておりました。正確には「タンザニア」です。

珈琲屋を始めてからも「あんな珈琲を作りたい」「あの珈琲に巡り合いたい」等と思っていました。

20年以上も昔の話でして、記憶が美化しているかもしれませんし、
当時はまだ農園名まで興味はなかったので、どこの農園かも分からない状態です。

最近、タンザニア・ンゴロンゴロエリアのスペシャルティ珈琲を見かける機会も増えてきました。

そこで、タンザニア・ンゴロンゴロエリアのコーヒーを「あの珈琲を探す旅」と題して、
これから不定期に商品化し、あの珈琲を探すことに致しました。

見つからない確率は高いのですが、気長に探してみようと思います。

当時、ケニアと記載されていた通り、ンゴロンゴロはケニアとの国境に近いエリアです。
ケニア産珈琲がお好きな方に、満足頂ける珈琲をご提供していきます。

第1弾は、「アガワル・ファミリー」です。
残念ながら、こちらのコーヒーの生豆は選別がしっかりされており、非常に綺麗でした。
生豆も硬めで期待はしました。
黒糖のような甘味と雑味のない透明感は魅力的でしたが、酸味、重厚感が乏しく、総じて、「マイルドな珈琲」でした。

では、このマイルドな珈琲をそのまま商品化してはDFR環らしくないと考え、
焙煎で香味の幅を作り、「チョコレート」感に近づけることに致しました。

甘味を引き出しだ中深煎り、重厚感を重視した中深煎り、苦味と余韻を重視した深煎りの3種を焙煎し、ブレンドしました。

一口飲むと、黒糖やキャラメルを連想する甘味が拡がります。
深煎りを2割ブレンドしているので、珈琲としての重厚感もあり、飲みごたえもあります。
飲み干した頃、ほのかな苦味と甘い残り香で、淡いチョコレートの余韻を感じて頂けます。

単一焙煎では香味が平たくなりがちな珈琲でも、手間と工夫で当店唯一の珈琲が完成致しました。

お試しくださいませ。

※香に敏感な方だと深煎りの香を「ナチュラル精製?」「お酒?」等と時折、一瞬、感じる方もいらっしゃるかもしれません。。

===生豆商社の説明===
フラワリーなマイルドカップ

【香味コメント】
フレーバーノート:tea-like, citric, coffee tree flower, nutty, mild-body

アフリカンコーヒーらしいフルーティで甘く、良質な酸味をお楽しみいただけます。
クセはなく複雑な味わいは広くの方々に好まれる味わいです。
特にアフターにかけて伸びるようなボディには注目していただきたいです。
浅煎りでは同じく余韻の長い和三盆を使った和菓子と
中煎りでは華やかな印象のあるクラフトチョコレートと、
深煎りでは素朴な味わいであるヴィクトリアケーキとペアリングするととても合いそうですね。


歴史のあるコンゴニ農園
コンゴニ農園はタンザニア北部ンゴロンゴロ国立公園付近にあります。
1920 年代にドイツ人移民によりコーヒーが栽培され、
第二次世界大戦後には英国主導による農地統合が行われました。
インド軍の退役軍人テレンス・コナー大佐によりコンゴニ農園と名付けられて以降、
代々コーヒーの栽培が引き継がれ、1960 年代後半に現在の農園主である
アガワル家に継承されています。
海外からの評価も高く、国内随一とされる肥沃なンゴロンゴロ・クレーター付近の土壌と
高い標高、そして伝統品種Kentが生み出す伝統的なタンザニア・マイルドコーヒーです。
コンゴニ農園では、品質向上のために香味に影響を与える精選段階の一つ一つに
ちゃんと注力しています。
例えば、コーヒー収穫後の処理をできるだけ早く行ったり、
乾燥中にパーチメントの温度が上がりすぎないようにカバーをしたりしています。


人類最古の地から 
コンゴニ農園の近くに位置するンゴロンゴロ国立公園の中にはオルドヴァイ渓谷があり、
人類の祖先が存在した最古の証拠が残る場所です。
人類学者は200万年前の歴史が残るこの地域で、数多の化石や石器を発見し、
人類はアフリカで進化したという結論を導いています。
そこでは最古のホモ属であるホモ・ハビリスが発見されており、
故に人類最古の地と言われているのです。
そんな人類史としても歴史の深いタンザニアのコーヒーについて簡単に記したいと思います。
タンザニアは、アフリカ東部に位置し、ケニア、ウガンダといった有数のコーヒー生産地と
隣接する国であり、国民の85%が農業にかかわっていると言われるほどの農業立国です。
その中でもコーヒーは、主要輸出品の一つとなっています。


そんなタンザニアコーヒーの始まりは、約300年前とされ、タンザニア北西部の
ブコバ地区に、ハヤ族がコーヒーを持ち込んだのが始まりだと言われており、
当時は宗教儀式や文化的行事で使用したとされます。
商業的にコーヒーが扱われ始めたのは、1890年ごろとされ、
キリマンジャロ周辺から南部にかけて広がっていきました。
その後は、植民地化により栽培促進、独立後の政府による規制など様々な歴史を経て、
現在は政府機関であるTCB(Tanzania Coffee Board)が流通を管理しています。
コーヒーの収穫期は 7月~12月であり、タンザニアの人口の約 6~7% が
コーヒー栽培で収入を得ているとされています。
ほとんどの農園は 1 ヘクタール未満で、
1農家あたりコーヒーの木は380~2,000本ほどとされてます。
生産量の約9割は小規模農家によって生産され、残りの1割は大規模農園で生産されています。

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