説明
【動画：テスト焙煎】
【動画：本焙煎】
【動画：試飲】
「安定品質のケニア！ドライイチジクチョコの香味」
ケニア・カグモイニAA-TOPは、DFR環の初期環ブレンドで使用していたコーヒーです。
新物のケニアを探していた際、偶然にも見つけましたので、これもめぐり逢いと思い、今季のケニアは「カグモイニAA-TOP」に致しました。
カグモイニを最初に使用した頃とは、珈琲業界も大きく変わっています。
人手不足、円安、世界情勢不安等の影響で生豆の価格は高騰する一方、品質は低下傾向にあります。
ケニアもご多分に漏れず、生豆は値上がりしましたが、品質は他国に比べれば、比較的、安定しているように感じます。
ケニアの特徴を「ドライフルーツトマトの戻り香」とご紹介していますが、本ロットも健在です！
先ずは、品質を確認して頂きたく、いつもの焙煎度合い「中深煎り」に致しました。
中深煎りにしても消し切れない酸味は高品質なケニアの証。
中煎りでは酸味が立ってしまい、苦味、甘味、酸味のバランスは取れません。
ボディやコクもあるので香味に厚みがあり、ドライフルーツトマトの戻り香が余韻として感じられます。
ケニアの香味を「ドライフルーツトマト」とご紹介してきましたが、
毎回、同じではつまらないと思い、考えてみました。
総じて例えるなら、「ドライイチジクチョコ」。
ドライイチジクの甘味と酸味、それをチョコレートで包んだような甘味と苦味。
どうぞ、カグモイニを飲んで香味をお確かめくださいませ。
＝＝＝カグモイニコーヒーファクトリー＝＝＝
生産されるコーヒーの品質が世界で最も優れている国の一つという評価を得ているケニア。
ナイロビの北西部、ちょうどマウントケニア国立公園とアバーデア国立公園に挟まれた山岳地帯の麓にニエリ地区はあります。
ニエリ地区は、その濃縮されたフルーツのような風味特性が評価され、ケニアの中でも人気の高いエリアです。
カグモイニ・ファクトリーは、ムガガ農協に属するウォッシングステーションで、近隣の5つの村に住む約1000人のファーマーで構成されています。
彼らは、コーヒーの他紅茶やコーン、バナナなども同時に生産しています。ムガガ農協は、他にもガティナ、ガスグ、ケイニ、キアマバラの4つのファクトリーを管理しています。
生産処理は、伝統的な水洗発酵処理が行われ、4つ所有するパルパーを使い果肉除去がされます。
そして、主たる水源として近隣を流れるルイル川から引いた冷涼な水でミューシレージの発酵除去が行われています。
また、カグモイニファクトリーは、国の行政機関からスタッフを派遣してもらい技術指導を受け、
また一方で教育環境の改善を図るなど、高品質なコーヒーの生産と生活環境の向上に常に努めています。
