説明
【動画:本焙煎 ケニア・ワチュリAA-TOP】
【動画:本焙煎 グアテマラ・レタナ・ブルボン・Washed】
【動画:本焙煎 コロンビア・エル・ナランホ+シルキーゴールド+ビジャ・ファティマ】
【動画:新作珈琲の試飲】
「定石通りのしなやかな甘味」
前回は学園祭用に「どら焼きに合うブレンド」として、軽いテイストに仕立てました。
今回は、酸味を取るか、甘味を取るか迷った末、「王道の甘苦」仕立てに致しました。
迷ったのには訳があります。
ケニアのトマト香と酸味が透明感ある液体から綺麗に感じられたからです。
珈琲愛好家の方々には「綺麗な酸味」と評価されるでしょうが、
一般の方には「酸っぱい」と評価されそうな後味でした。
Coffee Proの店頭にいらっしゃるお客様の第一声は
・「酸味が苦手」
・「酸っぱくない珈琲が欲しい」
と酸味に関することが大半です。
ここまで酸味が苦手なのかと実感する毎日です。
「珈琲は苦い飲み物」というのは「昭和の固定概念」ではなく、
実際に好まれているまたは欲している香味が「苦味」だからこそ、
言われ続けられる言葉なのではないかと感じるようになりました。
話はそれましたが、環ブレンドのコンセプトは
「誰もが愛する正統派珈琲」
です。
ということで、綺麗な酸味の後味ではなく、「より甘い香味」を選びました。
芳ばしい香りと共にやや重厚感を感じる珈琲からは
ほんのりとした苦味と甘い香が拡がります。
「定石通りの甘苦さ」と実感して頂けます。
長い余韻も質の高さを物語っています。
飽きずに飲める「上質な珈琲」とは、こういう珈琲です。
酸味が苦手な方に強くお薦めしたい「正統派珈琲」が完成しました!