【DFR環】コロンビア・エル・バルジェル・ティピカ Washed[Medium]200g

【コロンビア・エル・バルジェル・ティピカ Washed】
生産国 :コロンビア
エリア :カウカ県ハンバロ
農園名 :エル・バルジェル農園
生産者 :ホセ・リサンドロ・イピア
標高  :2100m
品種  :ティピカ
生産処理:ウォッシュド
カッピングプロファイル: ブラッドオレンジ、ライム、グリーンアップル、ハニー、ミルクチョコレート、ブライトシトリック、スムースマウスフィール

¥3,500 (税込)

在庫切れ

商品コード: dfr-ElVergel カテゴリー:

説明

【動画:新作珈琲の試飲】

【動画:コロンビア・エル・バルジェル・ティピカWashed テスト焙煎】

【動画:コロンビア・エル・バルジェル・ティピカWashed 本焙煎】

「大粒!コロンビア・ティピカWashed」
コロナ感染拡大、世界情勢不安、そして、天候不順等の気候変動等、様々な要因が重なり、コロナ以来、生産量は振るわず、コーヒーの生豆価格は上がり続けています。
先日、コロンビアでは過去最高値を更新したとニュースが流れたばかりです。

コロナ後、目に見える形で変わったと実感するのは、「コロンビアコーヒーの品質低下」です。
コロナ前は、香味、豆の大きさ(スクリーン)、欠点豆の混入率、価格等、生豆のグレードにより明らかに差がありました。
コロナ後は、香味、豆の大きさ(スクリーン)には生豆のグレードにより差を感じるものの、価格、欠点豆の混入率はコモディティとスペシャルティの境を
感じられないくらい差がなくなってきています。
それを実感したのが、「ビジャ・ファティマ・ティピカWashed」です。

コーヒー生豆選定のため取り寄せたサンプルは明らかに欠点豆が多いことが気になりました。
焙煎後のハンドピックの出来で香味が変化する程で、欠点豆の混入率だけみるならば、完全にコモディティグレードです。
ビジャ・ファティマは特徴的な香味を持つコーヒーですが、欠点豆が多かったため、同じティピカ種でグレードが高い「コロンビア・エル・バルジェル・ティピカWashed(Top Specialty)」を取り寄せてみました。

コロンビア・エル・バルジェル・ティピカWashedは、欠点豆が少なく、生豆は綺麗でした。
欠点豆が少ないですから、勿論、雑味がなくクリーンです。コーヒーとしては突き抜けた香味はなく、酸味も甘味もマイルドでバランスが取れています。
香味だけみるならば、スペシャルティグレードに近いと判断しました。

生豆のグレードは香味だけでなく、欠点豆の混入率も含めて、決まります。どちらもティピカ種の大粒を用意することが出来ました。
是非、飲み比べてみてくださいませ。好みを知るキッカケになれば幸甚です。

「柚子餡の甘酸っぱさ!クリーンカップのエル・バルジェル」
欠点豆の混入率が低く、生豆を見ただけで品質が高いことが良く分かります。
それは、香味にもよく現れています。

雑味を感じない澄み渡る香味、滑らかな喉越し。このクリーンカップは丁寧に生産された証です。
ビジャ・ファティマを生豆で徹底してハンドピックをしたとしても、このクリアさは出せません。

酸味・甘味はマイルドでバランスが良く、総じて、優しい香味「梨」を連想します。
黒糖のようなコク、柚子餡を想わす甘酸っぱさは、クリアだから見える香味です。

野性的なビジャ・ファティマとは対照的です。
是非、飲み比べてお試しくださいませ。

【 微気候に恵まれたアンデス山系の秘境 !エル・バルジェル農園】

 カウカ北部の秘境

 エル・バルジェル農園は、コロンビアの中でも最も標高の高い、標高5,364mネバド・デル・ウイラ火山を東にのぞむ2100mの高地に位置する農園です。
 農園の周囲には標高3000m級の山々が聳え立ち、豊かな火山性土壌とハンバロ川へと流れる水資源に恵まれた土地です。
 また昼夜の寒暖差、冷涼な気候はこの地で生産されるコーヒーを特徴づける微気候の1つでもあります。

 エル・バルジェル農園

 エル・バルジェル農園を営むホセ・リサンドロ・イピア氏。農家に生まれ、若い時からピッカーとして様々な農園で働き、
 いつかは自分の農園を持つことを夢見て、情熱をもってコーヒー生産に携わってきました。転機となったのは2010年初頭。父から農地を譲り受けた事がきっかけです。
 ホセさんは、妻のラズさん、娘のアストリッド、リセスと共に、農地にコーヒーを植え、エル・バルジェル農園を始めました。
 ティピカとカトゥーラを育てていく中で、この地を訪れたBanexportの農技師チームのサポートを受け、栽培方法や生産処理方法のレクチャーを受けた事がきっかけで、
 スペシャルティコーヒーのマーケットにリーチできるようになります。その後、彼らが主催するカウカの地域コンテストへ参加するとエルインヘルト農園のコーヒーは
 高く評価されファイナリストへ選出。市場価格よりもかなり高い価格で販売する事ができました。
 その後、農場のインフラの改善や新しい品種への投資、家の修繕など、スペシャルティコーヒーを通して、秘境とも言えるこの地で大きな成果をあげる事ができています。

 適切なコーヒー生産を学びながら

 現在2Haの農地では、この地に古くから残るティピカ種、そしてカトゥーラ種が生産されています。コーヒーの木は定期的に剪定と年に3回の施肥を徹底し、安定した品質と
 収量が担保できるように、そしてチェリーはBrix値を元に、深みのある赤いチェリーのみを収穫するように、農技師のサポートの下で適正化を図り品質向上に努めています。
 生産処理は、高地ゆえの冷涼な気候に合わせてチェリーの状態で12時間の初期発酵を設けた後、果肉除去を行い24時間のタンクでの発酵処理、その後3回の水洗で
 ミューシレージを綺麗に洗い流し乾燥工程へ移ります。乾燥は、パラボリックパティオと呼ぶ高床式のハウス型のアフリカンベッドを使用し、攪拌を繰り返し、
 ウェットパーチメントの厚さを調整しながら12日間かけてゆっくりと理想的な水分値へ仕上げていきます。乾燥に時間を掛ける事で、枯れにくく品質の安定したコーヒーに仕上がります。
 収穫期は、こうした一連のスケジュールの中で、半月ほどのサイクルで3カ月に及ぶ収穫作業が行われています。

こちらもおすすめ…