急に寒くなりましたね。【HARVEST】制作日記④

いやはやいやはや…。
少し間が空いてしまいました。
すいません。
突然夜が寒くなって、案の定体調を崩してしまいました。
つい1週間前まで窓を開けて寝ていたのに、今では窓を閉め、長袖長ズボン、羽毛布団をしっかり被らないと寒くて寝られません。
秋はもうとっくに隣に来ておりました。
皆様も急な冷え込みにはお気をつけ下さいませ。

ではでは、秋のブレンド【HARVEST】制作日記の続きを少し

ブラジル・モカ・グァテマラ・コロンビアの4種のブレンドでなかなか良い物が出来ていたのですが、何か物足りなさを感じて、ちょっとだけ違う豆を足すことにしたのでした…。

はてさて何を足そうかと思い、まずは「ブラジルの深煎りと中煎りを使ってみる」、「モカの深煎りと中煎りを使ってみる」などの同じ豆で煎り加減の違う豆をブレンドして、試飲をしてみました。
これに関してはあまり独特な変化を感じられなかったのと、これを試すにはあまりにも多くのサンプル作りと試飲を試さなくてはいけないような気がして、気持ちが萎えてしまいました(^_^;)

そこで、役に立ったのが昔の記憶です。

「タンザニア」を少し入れよう!
(昔飲んでいたエスプレッソに、少しだけタンザニアが入っていた事を思い出したのです。)
そう、タンザニアと言えばキリマンジャロですね。
そうと決まれば、あとは比率を決めなければいけませんが、とにかく飲んでみたくなり、前の4種の豆のブレンドで美味しかったものに、少しだけキリマンジャロを足してエスプレッソを淹れてみました。
これがなかなか良いのです!
「おぉ!ちょっと見えて来たんじゃない⁈」って事で、ここでもあまり迷わずに5種類目の豆が決まったのですが、こう言う偶然のような、閃きのような事は色々と経験させていただいているからこそですね。
Coffee Proさんで、過去に2種類のブランドを作らせていただいているのも、ありがたい限りでございます。

短いですが、今回はここまでです。
【HARVEST】制作日記はもう少し続きますので、お付き合い下さいませ。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

秋のエスプレッソブレンド【HARVEST(ハーヴェスト)】制作日記③

ここまでの流れで、ブラジルベースで深煎り多め、使う豆はブラジル・グァテマラ・コロンビア・モカまで決まりました。

まずは簡単に…
ブラジルを2、グァテマラを1、コロンビアを1、モカを1
こんな比率で深煎りと中煎りを変えながら、何個かブレンドを考えてみました。
そして、実際にコーヒー豆を50gブレンドし、エスプレッソを抽出していきます。
エスプレッソは4杯抽出できるのですが、
・まずはそのまま飲んで味を見ます。
・美味しいな~と思ったものはカプチーノにして味見。
・お湯で割って味見。(あまりにも暑い日は水で割ってました…)
・もう一杯は比較のために取っておく。
こんな感じで味見をした後、次のブレンドに移るのですが、僕が使っているコーヒーミル(グラインダー)はコーヒー豆が残りやすいので、刃を外してしっかりと掃除をしなくてはなりません。
そこが意外と時間を取られたりします。


こんな感じで、1種類試すたびに軽く掃除をしながら、1日2~3杯を試飲して気に入るものを探していきます。
なので結構時間をかけて、のんびりじっくり作業していきます。

こういう作業は急いだからと言って良い結果が出るとも限らないので、慌てずじっくり、体調が悪い時や忙しい時にはお休みしながら進めていきます。
そしてたどり着いたのは、もう一種類豆足そうかな…でした。

本日はここまでにしておきます。
特に劇的な展開などはこの先もないのですが、もう少しお付き合いくださいませ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

秋のエスプレッソブレンド【HARVEST(ハーヴェスト)】制作日記②

さて、ベースはブラジル、深煎りを多めに使うというところまではすぐに決まったわけですが、そのほかの豆は何にしよう…。

と言うことで、過去に作ってボツになったブレンドをもとに、美味しい!とメモ書きがあるものをピックアップしてみたら、こちらもすぐに決まりました。
ブラジル・グァテマラ・コロンビア・モカの4種類です。
実は僕、この4種のブレンドが大好きでして、大体の場合コチラを使っておけば間違いがないと思っておりますw

第1弾で作らせていただいたブレンド「Smooth Espresso」はキリマンジャロ・マンデリン・メキシコの3種類をブレンドしているのですが、実はこれ先のブラジル・グァテマラ・コロンビア・モカの4種で色々と試作しすぎて豆が無くなってしまった後、余っていた豆で試作している中でたどりついたBESTなブレンドだったのです。

そんなわけで昔のメモのブラジル・グァテマラ・コロンビア・モカの配合比率や感想などをもとに、ブラジルをベースとした配合を思いつくがまま書き出していきました。

そのメモの中から10個ほどピックアップして、実際にブレンドしエスプレッソを抽出していきます。
ドキドキですよね!

いきなりすごくおいしいものが出来たりして…なんて毎回考えますが、なかなかその域には達せられず、だいたいが「ちょっと酸っぱいかなぁ?」や「うわっ!苦い!」とかになってしまいます。
とは言え、データは取れますので、その経験をもとに配合比率を変えて行くのですが、これがなかなかに大変な作業でして、1日に2~3種類ほどの試飲にしておかないと、カフェインの取りすぎなのか、何故か具合が悪くなってしまうのです。

こうして長い長~いトンネルを進むような作業が、本格的に始まっていきました。

本日はここまでです、次回へ続きます。
読んで下さりありがとう御座いました!

ぼくのXでトリ子さんを紹介しておりますので、良かったら見て下さいませw

秋におススメのエスプレッソブレンド、【HARVEST】発売されました!

お久しぶりです。
一ヶ月以上ぶりの更新となってしまい申し訳ございません。
夏が暑すぎて、体力が削られて削られて…。
50年以上生きてきて、本当の意味で日差しが痛いと感じた夏は初めてのような気がします。
今を生きる子供たちは本当に大変でしょうね。

まぁ、そんな暑い日々が続く中、僕も空調の無い部屋でエスプレッソをひたすらに作っていたのですが、最終的にはかなりの自信作が出来ました。
とは言え、すべての可能性を試したわけではないので、まだまだ探求は出来るのですが、僕が求めていた秋のイメージにはかなり近づけたと思います。

秋のエスプレッソブレンド【HARVEST(ハーヴェスト)】制作日記①

今回、秋のブレンドを作るにあたってのコンセプトは「秋のスイーツに合うコーヒー(エスプレッソ)」でした。
真っ先に思い浮かんだのは、僕が住む八百津町の名物でもある栗きんとん。
そして、栗きんとんに合う飲み物と言えば日本茶。しかもちょっと苦め…。

そんな安易な発想から、今回のブレンドは深煎り多めで行こう!と決めたのでした。
そして豆の選定ですが、栗と言えばナッツ、ナッツと言えば…ブラジル?

よくブラジルの豆はナッティと表現されることがありますが、実はそんな格好いい理由では無く、ブラジルと言う言葉の持つ懐かしさや哀愁(僕の勝手な思い込みです、すいません)から、秋のブレンドはブラジルをベースにしよう!と決めました。

僕がまだまだ全然コーヒーのことを知らなかった子供の頃は、コーヒーと言えばブラジル、ブラジルと言えばコーヒーでした。
そんな思い出の中のコーヒーに哀愁を感じ、秋になるとブラジルが飲みたくなります。
僕だけかもしれませんが…w
(※ちなみに予測変換で豚汁(ぶたじる)と出てくるのですが、こちらも秋になると飲みたくなりますね。)

こんな感じでブラジルベースで深煎り多めのブレンドにすることを早々に決めて、制作に取り掛かるのでした。

本日はここまで、次回へ続きます。
読んで下さりありがとう御座いました!

書き忘れておりましたが【HAEVEST(ハーヴェスト)】とは収穫の意味でございます。
秋の収穫をお祝いするという意味では、新嘗祭と名付けたかったところですが、【Niiname Festival】ではちょっとなぁ…と言うことで、【Harvest Festival】も考えましたが、ちょっと長いので【HARVEST】となりました。


Milk Brew Coffeeでプリンを作ろう!

お久しぶりです、まだまだ暑い日が続いておりますが、皆様は元気にされておりますでしょうか?
早速ですが、ミルク出しコーヒープリンの作り方がわかり難いという事でしたので、追加説明を入れておこうかと思います。
まずはコチラを見てください。

こちらはMilk Brew Coffee用のコーヒーパックに付いている、プリンのレシピです。
最低限必要だと思ったことは書いたつもりですが、あまり細かく書いても読みにくくなるので、かなり簡素な内容ではありますね。
と言うことで、こちらのブログで言い訳と追加説明をさせていただきます。

まずは「ゼラチンを使っているのにプリンって言うの?」と言う質問には、「商品としての親しみやすさと響きの良さを優先しました。」と答えさせていただきます。
本当は「ミルク出しコーヒーゼリー」ですが、ゼラチンの量を少なくしてなめらかにすることで、プリンっぽい食感を楽しんでいただきたく、名前も「ミルク出しコーヒープリン」にしております。
「プリンと言うならやはり卵を使って作らないとね!」と言う人は、ぜひ卵白を使って作ってみて下さい。

・ゼラチンと砂糖の量は、お好みで変えていただければ結構です。
ゼラチンは無糖でも固まりますので、甘いものが苦手な方は無糖で作っていただいても大丈夫です。
ミルク出しコーヒー500mlに対してゼラチンが5gと言うのは、結構少なめです。
1%のゼラチン量では、かなり柔らかい食感になりますので、固めが好きな方は2%の10gにしてみて下さい。
そんな感じで、液体量に対するゼラチン量は1%~2%になるようにしていただければよいかと思います。

・ゼラチンをふやかすときは、液体に対してゼラチンを振りかけるように入れてください。
ゼラチンに対して液体を注ぎ入れると、玉になりやすくなります。

・電子レンジで温めるときは40秒でも構いません。温かいうちによく混ぜ合わせてゼラチンを溶かしてください。
ただ温めすぎてしまうと凝固力が弱くなってしまうので、温めすぎを防止するため30秒の表記とさせていただきました。

どうでしょうか?
多分この辺りさえ気を付けていただければ、美味しく作る事が出来ると思うのですが、まぁ1回くらい失敗したとしても、あきらめずに作ってみていただきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

7月26日土曜日、Coffee Proさんにてエスプレッソマシンを使った実演を行います。
エスプレッソも良いですが、アイスラテやアフォガートをぜひ召し上がっていただきたいです。
こちらにメニューを貼らせていただきます。


とは言えこのメニュー、今回の「愛す・クリーム エスプレッソ」を購入いただいた方のみへの対象ですので、お間違えの無いようよろしくお願いいたします。

時短するなら環メソッド

「この暑い時期にコーヒーを楽しもうと思うと、お湯を沸かすのは嫌だし、もうお湯に触るのもなんか嫌なんだよね…。」
なんて人にはとっても助かる水出しコーヒー・牛乳出しコーヒーですが、時間がかかってしまうのが難点ではあります。
まぁ、その時間をかけて作る所に価値を見出していただけるのであれば、それはそれでとても良い事だと思うのですが、時間がかかると言う事で敬遠されてしまっては悲しいですよね。

と言うわけで、今回は環(たまき)メソッドを紹介させていただきます。
Coffee Proフリークの方々にはもうお馴染みの抽出方法でしょうが、もしかしたらこのブログを読んでいる人で知らない方もいるかもしれませんので、簡単に説明させていただきます。

環メソッドとは、簡潔に言うなら『コーヒー粉をお湯で濡らし、尚且つレンジを使って強制的にガス抜き・蒸らしをする事で抽出時間を短縮しよう』と言う方法です。

科学的な根拠の説明は僕には出来ませんが、この方法を用いる事でとにかく時短出来ますし、なんなら少しコーヒーが濃く抽出されているような感覚があります。

図解してある通り、コーヒーパックを40mlのお湯で濡らした後、電子レンジに500wで20秒かけることにより、強制的にガス抜き・蒸らしがされるので、後はそこに水や牛乳を注いでおくだけです。

そうすれば約1時間後には抽出できますので、かなり時短になります。

知らなかった…。と言う方は、とにかく一度試してみてください。

ちなみに、僕は麦茶とかでは試していないのですが、もしかしたらこう言ったお茶系の物でも使える方法かもしれないですね。

【早送りVer】レンジで時短!ミルク出し珈琲
【早送りVer】レンジで時短!水出し珈琲(8h→1h)

ミルク出しコーヒー用のパックが出来ました。

お久しぶりです。
今回のブレンド「愛す・クリーム エスプレッソ」を使って何かできないかと思い、「夏なんだし塩分取りたいよね!」ってことで、塩コーヒー、塩エスプレッソを試しているんです…。
が、結果はあまりよくないです(笑)

ネットで調べると、「意外とおいしい!」とか「この組み合わせには驚いた!」とか書いてあるので、期待してやってみたのですが、やっぱり塩入りのコーヒーでした。
高価な塩を買えば美味しいのでしょうけども、ブログ用のひとネタであまりお金も使ってられないし…と言うことで、追及するのは辞めました。

ってことで本題ですが、このたびMilk Brew(ミルク出しコーヒー)用のパックを販売させていただくこととなりました。

豆は、今回アイスクリームとの相性を考えて作った「愛す・クリーム エスプレッソ」を使用しております。
レシピはざっと、こんな感じで


極力簡単にしてみましたが、もちろん牛乳パックに直接入れていただいても結構です。
その場合は1ℓの牛乳パックの中身を少し減らして、コーヒーパックを入れたら、スプーンなどで上から押し下げて豆をしっかり濡らしてあげてください。

コーヒーパックは一つ40gですので、コーヒーが濃いほうが好きな方は牛乳500ml、牛乳が強いほうが好きな方は牛乳800ml~1ℓを使用していただければよいかと思います。
完成後に飲んでみて、お水を加えたり、牛乳をさらに加えたり、砂糖を加えたり、お好みでアレンジしてください。
ただ、甘いコーヒー牛乳が飲みたいからと言って、先に砂糖を入れてしまうと、コーヒーの成分が抽出されにくくなりますので注意してください。

基本は水出しコーヒーと変わらないので、時間はかかりますが、火を使わなくても良いので今の季節にはありがたいですよね。

次回のブログでは、そんな時間のかかるミルク出しコーヒーを時短で作る「環メソッド」を紹介させていただきます。

ミルクコーヒープリン(ゼリー?)

前回のブログでも書いた通り、ミルクブリューで作ったコーヒー牛乳で、プリンを作ってみました。

プリンとは言っても、黄色くならないように卵白だけを使って作るような本格的なものではなく、ゼラチンで固めるだけのいわゆるミルクコーヒーゼリーです。
とは言え、いかにもゼリーと言う感じにしたく無いので、固まるか固まらないかのギリギリを攻めてみました。
ゼラチンは全体の1%ほどになるように、今回は500mlのミルクコーヒーと5gのゼラチンを使います。
甘みはきび砂糖を40g使いましたが、特にこだわりは無いのでどんな砂糖を使っていただいても構わないです。
砂糖と練乳を使うと美味しいと書いてあるレシピもありましたので、試してみても良いでしょう。
もちろん無糖でも良いと思います。

では、早速5gのゼラチンを50mlのミルクコーヒーでふやかします。(この時、ゼラチンを液体に振りかけるように入れると玉になりにくいです。)

5〜10分ほどふやかしたら、電子レンジで適当に温めてよく混ぜます。(温め過ぎてしまうと、固まりにくくなったり、ゼラチンの臭みが出てしまったりするので注意してください。)

ゼラチンが溶けたら残りのミルクコーヒーと合わせて、よく混ぜた後カップに注ぎ入れます。(溶け残りが気になる方は一度濾してください。)

3〜5時間ほど冷蔵庫でしっかり固めたら完成です。

と、言う事で実食!


ちょっとトロトロ過ぎましたかね?
とは言え、とても美味しかったです。
ミルクブリューなので、コーヒーがとても優しく抽出されていて、予想以上の出来栄えでした。

今回、制作途中の写真などを撮り忘れてしまいましたが、簡単ですし火も使わないので、気になった方は是非作ってみてくださいませ!

相変わらずミルクブリューです。

前回のミルクブリューが僕には少し濃く感じたので、全体の1/4ほどの水を追加したら、ちょうど良くなりました。
結局、濃く感じたら水を足せば良いし、苦く感じたなら砂糖を足せば良いかと思います。

とにかく楽なのが良いですよね。

と言う事で、「500mlの牛乳パックに25gのコーヒーパックを、ただ入れるだけ」で試してみたのですが、こちらも十分美味しくいただけました。

コーヒー豆は20gでも良いかもしれません。

そして、牛乳だと濃く感じたので、低脂肪乳(加工乳)でも作ってみましたが、こちらもまた十分美味しくいただけました。


特濃牛乳だとどんな感じなのかなぁ…と、色々試したくもなるのですが、次回はこのミルクブリューで作ったコーヒー牛乳を使って「コーヒー牛乳プリン」を作ってみようかなぁと思います。

【今回のレシピ】
コーヒー豆・・・25g(愛すクリーム・エスプレッソ)
牛乳パック・・・500ml(一本)
お茶パック・・・一つ
甘さはオリゴ糖でつけております。(一本購入しておくと、色々使えて便利です!)

とにかく暑さに負けず、楽しいコーヒーライフを送って下さいませ!