焙煎機の違いは面白い(プロバットの焙煎機を使って感じたこと)

サイクロンの違いについて

プロバットの焙煎機と富士ローヤルの焙煎機サイクロンの違いをみてなるほどなぁと思いました。
プロバットは焙煎機からサイクロンに向かう配管が細いなぁと違和感があったのですがよくよく考えてみると細くするしかないのです。そして・・・サイクロンも細目で頑丈につくるしかないのです。

富士ローヤルは正圧でサイクロンに空気を送り込むのに対してプロバットはサイクロンの上に排気のファンがあるので負圧で空気が流れるのです。簡単に言うとプロバットのサイクロンは掃除機で吸う構造に対して富士ローヤルはブロアーで空気を送り込む構造なのです

プロバットのサイクロンがめてちゃめちゃ気密性を持たせているのも隙間ができるだけでそこから空気が入り込んで排気効率が一気に下がってしまうこととダストボックスの部分に隙間ができるとサイクロンの機能が失われることになります。(ゴミが外に飛び出すことになる)

一方富士ローヤルのサイクロンはブロアーでちょっとぐらい隙間から漏れても大勢に影響がないのです。

プロバットのサイクロンはサイクロンとしての機能ともうひとつ

排気の圧力を安定させる働きが大きいように思います。
それとサイクロンの手前の補助ダンパーのようなものを調整して最初の圧力を一定に保ってどの焙煎機でも同じ条件を作り上げるようにしている感じでした。

富士ローヤルの3キロ・5キロの焙煎機の切り替えダンパーの所にある空間はプロバットのサイクロンのような排気の圧力を安定させることに寄与していることになります。

これによりダンパーの開度と排気の動きが正比例的になる感じがするのです。
この辺が単独ファンよりもいいところだと思うのです。

まぁ・・・たった一回焙煎させてもらったけどほかの焙煎機で焙煎するのも面白いと思いました。

ニードル弁のノブを交換する

焙煎機のバーナーに使われているニードル弁のノブをダイヤルインジケーターに交換しました。
バーナーを微調整するためにニードル弁を使っているんですが何回まわしたかがけっこうわからなくなるんです。圧力計の数値を基準ににしているんですがそこまで最短でノブを回したい。
そうなると何回まわしたかが分かった方が使い勝手いいと考えたわけです。

それとノブのサイズが大きい方が正確に数値を合わせやすいのです。

こんなちょっとした改造が仕事のストレスを減らしてくれるのです。

パルスフロー抽出について

現在のマイブームがパルスフローです。実際には点滴抽出の延長としてのパルスフローなのです。
ぼくがこのパルスフローに興味を持ったのは節水蛇口の開発者の方の出ている動画がきっかけだったのです。皿のよごれを大量の水で洗い流す場合・・・実際によごれに当たっている水は一部でしかなく大半の水はよごれに触れることなく流れてしまうのです。そこで使われていた技術が水の球を連続でよごれに当てるという方法・・・これならばすべての水がよごれに当たって汚れ落としに活躍することになるわけです。このやり方だと今までの1/10の水でよごれが落ちるらしいのです。

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この考え方を珈琲に応用すると点滴抽出と水柱を使った抽出の違いが出る可能性を持つと思ったのです。点滴抽出の一滴の水は珈琲の粉に当たって広がる時に珈琲の成分をしっかり溶かすんじゃないだろうかと思ったのです。昔やっていた波打ち際理論的な感じとパルスフローは本来セットのものじゃあなかったんだろうかとも思いました。ある程度の高さから珈琲の粉に落とされた水球ははじけるときに
パルスを発生させます。そのパルスが抽出効率上げる可能性を持つ。
もしその仮説が正しかったら今までぼくの中では2杯程度の抽出でしかパルスフローの効果がでないという考えが間違いであることになるのです。球のお湯が珈琲の粉に当たった所だけにパルスフローの効果が表れるとなるとパルスフローの効果は表面の面積に依存することになって20g程度の抽出では効果があるけど200gぐらいの抽出では上部の粉の面積に対して粉量が圧倒的に多いので効果が表れにくくなってしまうということになります。

しかし、球状のお湯が珈琲の表面に当たってその時にできたパルスが水を伝わって内部の粉にも影響を与えるとしたらある程度の粉量でもパルスフローの効果が期待できると思うのです。

その辺の実験をやってみたいと思っています。

水柱で抽出する実験をするためのドリップ$

点滴抽出用ドリップ$

脈動流ができやすいドリップ$

脈動流ができにくい

いきなりコーヒー使って感じたこと

いきなりコーヒーはすごくこだわって作られていたコーヒーメーカーだと思います。
試して問題点を克服して作り上げられたすごいコーヒーメーカーだと思います。
特に焙煎後の冷却の風を利用して抽出時の湯気をミルの側に来させない構造なんかはすごくうまくできていると思いました。たぶん、失敗から問題点をきっちり克服した感がすばらしいです。
もし・・このいきなりコーヒーがつくられたころにクラウドファンディングなんかがあったらお金が集まっていただろうと思います。

きっちり説明したらこのコーヒーメーカーを作りあげた人たちの執念を感じることができると思うのです。モノづくりのすばらしさを感じることができるのです。

水量計に鏡を取り付ける

ほかの人からしたら全然たいしたことではないと思うのですがぼくにとっては重要なのです。
過熱水蒸気ノズルの手前にある水量計は低い位置にあります。水量をみるためにはしゃがんでみなければなりません。ただ・・とにかく狭いところでしゃがんで水が適切に出ているをチェックするのは大変です。そこで単純に鏡を取り付けた訳です。めちゃめちゃ単純で誰もが思いつくアイデアなんですがこれで充分に効果があるのです。しゃがまずに水量がチェックできる。けっこうありがたいもんです。

アイデアは複雑なものよりもこんな感じのシンプルなものの方が使い勝手はいいものです。

絞り出すことの価値

朝・・・ポット1本分のコーヒーをたてるのです。
その時に珈琲の極意という格言を解説するという動画をやっているのです。
これがけっこう大変なのです。
なんせ毎日ですから1週間に6個は格言が必要になる。
格言の出来・不出来なんてどうでもよくてとにかく毎日1個は必要なのです。
そうなると無理して絞り出すことになる。
無理にでも絞り出していると自分の考えというのがみえてくるようになる。

たぶん・・・
なんでも無理して絞り出そうとすると自分の潜在能力まで使えるようになるような気がする。
適当な解説を語りながら自分の考えを整理するのに役立っている気がする。

とりあえずやれるところまではこの習慣は続けていこうと思う

過熱水蒸気に流量計を取り付ける

過熱水蒸気トラブルで一番多いのがノズルの目詰まりです。
目詰まりがおきると綺麗な霧ができず安定した蒸気がつくれなくなります。
今までは、ノズルの手前の2方弁に温度計を取り付け温度が上がってきたら
ノズルの目詰まりを疑うようにしていました。

今回・・・・
ダイレクトに流量計を取り付けてどれだけの水が流れているのかがみえるようなりました。
いゃあ・・・これは調子いい。

なんでこんな簡単なことを思いつかなかったんだろう

過熱水蒸気に取り付けた水量計(テキトーに配管しただけです)

0.1MPAで12ml/min出ていることがわかります。
バルブが目詰まりするとどうなるのか・・・けっこう楽しみです

エアコンのフィルターは大切です

仮店舗で焙煎していて実感することは煙は粒子であるということ・・
すごく当たり前のことで煙は粒子か液体のどちらかなのです。
そして・・・コーヒーの煙は油が多いのです。
温度が高い間は気体であっても温度が下がると固体になってしまうのです。
そして・・その固体となった粒子はエアコンのフィルターの目詰まりを起こさせるのです。
当たり前ですがフィルターが目詰まりしたエアコンはめちゃめちゃききが悪くなります。

実は・・・エアコンがきかない理由が全く分からなかったのです。
仮店舗になってから日が浅いしエアコンもそんなに使っていなかったんで
エアコンが古いからきかないのかなぁと思っていました。

ではなぜフィルターが目詰まりしていたと思ったか・・・
業務用の冷蔵庫が通常3度になっているのに5度までしか下がらなかったのです。
これはおかしいと思ってフィルターとフィンを掃除したら3度まで下がったのです。

てなわけでエアコンのフィルターを調べてみました。

左が掃除前の状態で右が掃除後の状態です。
だいたい半月ぐらいでエアコンのききが悪くなり始めます。
掃除をするとけっこうエアコンがきいてくれます。

扉の断熱が功を奏し焙煎しなきゃあけっこう快適な状態です。

ただし・・・焙煎すると38度まで達することになりますげとね・・・・


お湯はどのように流れるのだろう

蒸らしのお湯はどのように流れているのかを実験する方法を考える
これが思ったよりも難しいのです。
ある程度の量のお湯を流した時とめちゃめちゃ少ない量のお湯を流した時では結果が
全く違ってくるような気がするのです。

ゆっくりお湯を流した場合は、下へ流れる力が強くて横へ流れようとする力が皆無になると思うのです。逆に大量のお湯を流した場合は下に流れることができない部分のお湯が全部横へ流れようとすると思うのです。

これに関してはもうちょっとしっかり実験せねばならないと思いました。
今日の週刊フレーバーの反省でした・・・

うちわがきた・・・

今日・・・でっかい荷物が来まして・・・・
開けてみたらこの前代表が発注していたうちわでした。

実際に使ってみるとけっこういい感じで涼しいのです。
焙煎中もめちゃめちゃ快適な感じでした。
(個人によって感じ方はそれぞれですが・・・)

このクーラーが必要なくなるといわれているうちわがお店に来るとオマケでもらえるのです。
焙煎した豆を冷却するにはちょうどいいサイズのうちわです。
頑張れば冷却器よりも素早く冷却できるかも・・です。

とりあえずネットの注文やお店に来てくれた人にじゃんじゃんあげるつもりです。
通販では最高級うちわ希望とでも書いてください。

ついでに・・・芳香消臭袋(100%珈琲豆使用)もつけちゃいます