「 I 」さんの焙煎機

東浦の「I」さん・・・・アメリカから電動の焙煎機を個人輸入した人です。
そして・・・最初はその焙煎機で焙煎して喜んでいました・・
ところが・・・その焙煎機の性能に満足できずに改造したんです。

そして、今回はヒーター式焙煎機の限界を感じて改造することになったのです・・・
ちなみに・・・ぼくは、何もやっていません・・
すべて・・・「I」さんが、ひとりでつくりました・・
まぁ・・・お手伝いしたといえば・・煙突に色を塗ったぐらいですかねぇ・・・
(やったうちにはいらんだろーーーが・・・ごもっとも!)

(写真・買った当時の焙煎機)

(写真・ドラムだけを使用)

「I」さん改造の道のり・・
「I」さんからガス式に改造したいと相談されました。
(おそかれ、はやかれ改造するとは思っていました・・・)
ただ・・・・忙しいのでやりたくなかったのです・・・
・・・・てなわけで、「I」さんには、アドバイスをする程度の応援しかできませんでした。
だけど・・・やる気があればできるもんですねぇ・・・
見事に完成させてきました・・・
一度目に持ってきたときには・・・バーナーの位置が悪くでコーヒーの味がスカスカになるとなやんでいました・・
このときは・・・バーナーをドラムに近づければ簡単に直るとアドバイスしました・・・
ところが・・・「I」さんは、うちの焙煎機のバーナーの高さ調節の機能よりも・・・・
もっと面白い無段階調節ができるようにしてきたのです・・
いゃあ・・・・・負けちゃいましたねぇ・・・
次に・・ぼくが焙煎機を改造するときに取り入れようかなぁ・・・
・・・・ちょっと、誉めすぎ?・・・

(写真・横から)

(写真・カバーを開いた状態)

この焙煎機の特長
この焙煎機の特長は減速モーターの軸に直結されてドラムがあります。
つまり・・・片側だけでドラムを支えています。
(ドラムが軽いので全然問題ないです・・・)
そして、このモーターは、回転数を自由に変えられるのが特長です。
かくはんスピードは思いのままということです。
(この機能は、けっこういいと思った・・・)
現在は・・排出をモーターをはずして豆を取りだしていますが・・・
モーターを逆転して豆を排出する構造に改造することが可能です。
ドラムのサイズに対してカバーが大きくとってあり・・・煙だまりとしての機能も効果的だと思います。
煙突もけっこう高いし・・・煙だまりの温度も測定できるし・・申し分ありません。
それと・・・なんんといっても高さが無段階に調整できるバーナーがいいです。
これによって・・・力のあるコーヒーがつくれると「I」さんも自慢していました。
(はっきりいって・・・ぼくも、絶賛の機能です)

(写真・ガス圧計とコントローラー)

(写真・排気温とシャッター部分)

(写真・モーター取り付け部分)

細かい部分の説明
ガス圧計かいわい(左の写真)
ガス圧計からバーナーをつなぐホースはワンタッチのホースを使っています。
普通ならば完全につなぎっぱなしなんですが・・・
「I」さんは、片づけのときにそのホースが邪魔になるのこのような構造にしたらしいです。
ちなみに・・スピードコントローラーと微圧計狭く取り付けられているのも・・・
戸棚に入る寸法らしい・・・(なっとく!)
バーナーは、たこ焼き用のものを使用・・・
高さ調節機能は囲炉裏などに使われている自在鉤の原理が使われています。
温度計付きスプーンは、前回の改造品をそのまま使用・・・・

えんとつかいわい(まんなかの写真)
排気の調節をするシャッターは、ぼくが一番使う方法をとっています。
そして・・・その排気温を調べるための温度計も取り付けてあります。
この機械は・・・ドラムのサイズに対してカバーが大きい分煙をこもらせて排出することができます。>
つまり・・・排気を絞ったわりに煙くさくならないという特長があります。

モーター部分(右の写真)
モーターは、減速モーターを使っているだけでなく可変速の機能があります。
(逆転も可能・・・)
ただし・・・現在は、カバーをはずしてモーター部分をはずして豆を取り出しているらしい・・・
取り付け部分は・・・・もうちょっとくふうしたほうが・・と思ったりして・・・
ただ・・・将来は完全に固定して逆転で豆を排出するのが基本でしょう・・・

この焙煎機がどこまで進歩していくのか・・・けっこう楽しみ!楽しみ!
ちなみに・・・この焙煎機について興味がありましたら・・とりあえず、ぼくにメールください。
「I」さんに連絡しますから・・・
しろーとは・・・くろーとを越える・・・かも・・

(写真・温度計斜めにさす)

(写真・可変バーナー部分)

(写真・可変バーナー部分)

「I」さんの焙煎機その後
温度計(左の写真)
ぼくがつくった温度計から新しい温度計に変わっていました・・・
どうも・・・温度計の長さを特注でつくってもらったらしい・・・
(スプーンについている温度計)
特注でありながらけっこう安かったらしい・・・ それともうひとつは熱電対の温度計を常時差し込んでいるようです。
そして、必ず豆がたまっている位置に温度計がいくように斜めにさしてありました。
(ぼくは・・・斜めにさすと美しくないので微妙にきらいだったりする・・・)
ただし・・・焙煎機としては非常に理にかなっていると思います

改良された可変バーナー(まんなかと右の写真)
これがすごい!
脱帽です・・・・・・・
焙煎中にバーナーを上下する機能がバージョンアップしていました・・・
それも・・・非常に美しくできていました・・・
何を利用してつくられていたかという「Fクランプ」という工具を改造して使っていました・・
これならば、自分の思いのままに自由にバーナーの高さが変えられると思いました・・・
小型の自作焙煎機ではこの機能を取り付けると断然性能が上がると思います。
それにしても・・・いい機械になってきたと思います。
問い合わせは直接「I」さんに・・・・・

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

「 I 」さんの焙煎機

春日井の「I」さんから焙煎機をみてほしいと電話がありました・・・
おもしろそうだったので・・・・OKをだしました・・・
いゃあ・・・来てみるとおもしろい焙煎機でしたねぇ・・・・
モーターは・・・・電動のドリルを使っていました・・・
それも・・・めちゃめちゃショボイやつ・・・・
(ただし・・・スピードコントローラーがついていたりする・・・)
温度計の取りつけ方も斬新だし・・・おもしろかったです
ただ・・・残念なのはコーヒーの味がいまいちだった・・・・

(写真・買った当時の焙煎機)

(写真・ドラムだけを使用)

焙煎機の基本構造

この焙煎機は、家庭用のガスコンロに取り付けるような構造になっています。
つまり・・・・ドラムの部分がコンロにのって、ドリルの部分がもうひとつのコンロの上にくる・・・
かんたんにいって・・・めちゃめちゃでかいということです。
温度計部分は・・・
ちょうつがいで温度計を治める部分が下におりてきて温度計を突っ込む構造で・・・
豆をスプーンで取るときには温度計をはずして温度計のついているふたをはずして豆をみる構造です・・・
(この部分がひじょうにおもしろい斬新な構造だと思いました・・・)
ただし・・・・この構造は、けっこうめんどくさいのであまりオススメできません
ぼく的には・・・メカっぽくって好きですけどねぇ・・・・
あと・・・・えんとつの上に煙の量を調節するダンパーが取り付けてありました・・・
ただ・・・ダンパーとして考えるのならば・・えんとつの先端でなくて根元の部分で開閉した方がいいと思いました。

(写真・横から)

(写真・カバーを開いた状態)

この焙煎機の欠点・・・
この焙煎機のカバーは、けっこうでかいです。
容積もあります。
この場合、容積が大きいのは問題ないのですがドラムと横の壁の隙間の大きさは問題だとおもいます。
つまり・・・通常のコンロの炎は斜め上に向かって飛び出します。
その状態で、ドラムと壁の隙間が大きいとドラム内を熱風が流れずに壁との隙間をとおってしまうと思いました。
つまり・・・
熱風はドラム内を通過しなければ意味がないのです。
そういう意味では、たこ焼き焼き機のバーナーは、いいと思います。
なぜならば、ドラムに向けて直接炎を当てる構造だからです。

もし・・・焙煎機の改造を考えている人は、たこ焼き焼き機のバーナーを使うことを勧めます。

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

「 Y 」さんの焙煎機

大阪から泊り込みで焙煎機をつくりにきた夫婦がいました・・・
(・・・・物好きだなぁ・・・・)
最初は焙煎機の改造を依頼されたんですが・・・・
めんどくさかったのでキッパリ断りました。
そんでもしつこくお願いされるので・・・・
自分でつくるのなら手伝ってあげてもいいと答えました。
(わざわざ大阪からくるとは思わなかったもんで・・・・)
ところが・・・・・・
きちゃうんですねぇ・・・・・
物好きですねぇ・・・・
そんなこんなで焙煎機を改造するのを手伝ってしまいました・・・
ちなみに・・・・つくるのに、1日半と焙煎機の試運転で半日かかって・・・・・
丸2日間は・・・・西尾で過ごすことになっちゃいました・・・・
(お気の毒・・・・)

(写真・カバーをつけない状態)

(写真・横からみた状態)

改造の目玉・・・

今までとスプーンの取り付け方法は同じなんですが・・・
今回は、豆のとびだし防止装置を新しくしました・・・・・
カリビアンロースターの改造では必ず必要なのが豆飛び出し防止装置なんです・・・
(これがないと焙煎中に口から豆が飛び出してしまう・・・)
いままでは・・・スプーンの入り口のところに豆飛びだし防止板みたいなものをくっつけていました・・・


今回は、ドラムの入り口を完全にふさいでスプーンの通る程度の穴をあけました・・・
これにより完全に飛び出しは防ぐことができました・・・
それと・・・・豆の投入は、今までどおりのじょうごでスムーズにドラムの中に収まりました・・・
(つくったときは・・・ちょっと心配だった・・・・)
ちなみに・・・今回も軸受けはベアリングを使いました・・・・
・・・・・・・これが一番、楽ちんです・・・・

(写真・カバーをつけた状態)

(写真・焙煎機の全体)

焙煎機の改造日誌
「Y」さん夫婦は、うちの店の開店にあわせて大阪から5時間かけてきました。
今回・・・土曜日と日曜日の2日間を使っての改造の予定でした。
ただ・・・どんな焙煎機をつくるかだとかどんな機能がほしいだとかは全く決まっていませんでした。
つまり・・・・打ち合わせや材料の買いだし・試運転なんかも合わせて2日間でやらなければなりませんでした・・・
そんでもって・・・ぼくは、日常の仕事もやりながらというけっこう大変な状態でした。
だけど・・・・「Y」さん夫婦・・・がんばりましたねぇ・・・
実は・・・・焙煎機の大半は「Y」さん夫婦がつくったんです。
いゃあ・・・つくり方をちょっと教えたら・・・できちゃうもんですねぇ・・・
とにかく・・「Y」さん夫婦のがんばりに驚きました・・・
それから・・・・折り曲げ機は、めちゃめちゃ活躍しました・・・

焙煎機の試運転
試運転のころには・・・なぜか人がわさわさいました・・・
10人近くの人がちっちゃな焙煎機をみてあーでもないこーでもないとしゃべっていました・・・
それも・・・・試運転が店先でしたから・・・
そとからみたら・・・ちょっと異様だったとおもいます。
ただ・・・試運転で煎ったコーヒーがけっこううまく焙煎できたのでちょっとほっとしました。

今回の改造で気づいたこと
カセットコンロを使って改造して感じたんですが・・・・
まず・・・・カセットコンロのカロリーが強いものは改造に向きません・・・
もともと200gぐらいしか煎らないのであればカロリーはめちゃめちゃ小さくていいのです。
下手にカロリーが高いコンロでは、めちゃめちゃとろ火にして焙煎しなければならなくて非常にやりにくいです。
それとカセットコンロが大きいと歯車が邪魔して火の近くにドラムを下げることができなくなります。
これは・・・焙煎機をつくる上ではけっこう致命傷となります・・・
ですから・・・コンロの火がドラムの下にあるときに歯車がコンロ本体の外にでるようなものが改造しやすいと思いました。
その意味ではたこ焼き焼き機ようのバーナーは改造しやすかったんだと改めて思いました・・・

今回の改造では、「Y」さん夫婦もけっこう楽しんで改造していたし・・・ぼくも楽しかったです。
それと・・・自分でつくった機械というのは愛着がぜんぜん違うような気がしました・・・
ぼくは、改造依頼を断って改造を手伝うという形をとったことは・・・本当によかったと思います。
ただ・・・この2日間は・・・けっこう疲れました・・・

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

「 T 」さんの焙煎機

金沢の「T」さんに頼まれて焙煎機を改造することになりました
今回は強制排気でシロッコファンを取り付けることにしました
モーター部分に熱がかかりにくいように モーターとファン本体との間に隙間をあけておきました
焙煎機の改造で一番困るのはカバーとかがステンレスで丈夫なときと
リベットが使われていてバラせないときです
(今回がそのパターン)

(写真・焙煎機正面)

(写真・スプーン兼温度計アップ)

(写真・ガスの配管アップ)

改造の目玉・・・

スピードコントローラーでファンの回転数を変えることが手切るのがこの焙煎機のウリです
それとファン自体が小さいのでカバーのちょうつがいにあまり負荷がかかりません
この焙煎機は軸受けのベアリングが外にあったので スプーンを差し込む部分はかさ上げして取り付けました
この焙煎機の場合・・・カバーが丈夫だったので直接微圧計などを取り付けました

(写真・排気ダクト)

(写真・排気ファンアップ)

(写真・排気コントローラー)

改造のポイント
排気ダクトの給気口は、熱風が豆の部分を通りやすいように てっぺんに3ヶ所取り付けました
排気ファンに直接熱風が当たらないようにファンの位置は一番はじっこの部分にしました
せっかくだからスピードコントローラーも使いやすいように縦型におけるようにしました

(写真・カバーをあけた状態)

(写真・排気の給気口)

今回の一番重要な部分
ドラムとカバーの隙間を徹底的になくしました
これにより排気ダクトに吸い込まれる熱風はドラムの中を確実に通過するようになります
(この部分が焙煎機では一番重要)
あと・・・カバーのてっぺんに18mmの穴を3ヶ所開けて熱風を誘導しています

(写真・焙煎機全体)

(写真・排気・冷却装置)

新たに改造・・・

たまたま・・
焙煎機を使いすぎてシロッコファンが火を噴いたらしい・・・
(実際には単なる断線だった・・)
そこで・・・またまた改造することになりました
今回は、チャフ落とし機能付冷却装置も完備することにしました
この焙煎機は、ドラムに傾斜があるので煙突の接続部分が一番問題となります
そこで市販のパイプを煙突として使うことにしました

(写真・煙突接続部分

(写真・取り外せるファン)

インスタント焙煎機

たまたま・・・安もんの焙煎機を買ったお客さんが・・
改造してほしいともっててきました
はっきりいってこの焙煎機にお金をかけるのはちょっともったいないと思いました
そこで・・・最低限の改造をすることにしました

(写真・もともとの焙煎機)

(写真・豆投入口)

(写真・かくはん用ドリル)

(写真・ドラム角度調整ネジ)

(写真・焙煎中)

焙煎機の改造の仕方
モーターの代わりにスピードコントローラつきの安いドリルを使っています
(2000円以下で売っていた・・・)
そのドリルをU字ボルトを使って板に固定しています
それをコンロにちょうつがいを使って固定しています
ついでに角度を調整するネジも取り付けました
豆の投入は園芸用のスコップを使います
排気の調整は基本的にはないのですが・・・
傾斜をきつくすると排気が強くなります

別にミルクの缶でも十分できると思いました
たぶん・・・3000円前後でつくれると思います
つくり方にもよりますが・・・3時間程度で可能だと思います

最終更新日:2016年 9月 29日 (木)

強風はすごい

朝からすごい風です
いわゆる強風です
とんでもない風です
足踏み式のアルコール消毒の機械が転んでポンプが完全に壊れました
(明日には届く予定)
扉が勢いよく開いてライトに激突・・・
チャイムが吹っ飛びこれもぶっ壊れ・・・・
(明日には届く予定)

今日は風に振り回された一日でした

プラスチックが劣化していたのでちょうどいい交換時期でした

チャイムの音に飽きていたのでちょうどいい交換時期でした

扉がぶつかってライトが付かなくなりました・・・
(強風の最大の被害でした)

ライトとぶつかった扉・・・けっこう被害がある感じです

焙煎機の違いは面白い(プロバットの焙煎機を使って感じたこと)

サイクロンの違いについて

プロバットの焙煎機と富士ローヤルの焙煎機サイクロンの違いをみてなるほどなぁと思いました。
プロバットは焙煎機からサイクロンに向かう配管が細いなぁと違和感があったのですがよくよく考えてみると細くするしかないのです。そして・・・サイクロンも細目で頑丈につくるしかないのです。

富士ローヤルは正圧でサイクロンに空気を送り込むのに対してプロバットはサイクロンの上に排気のファンがあるので負圧で空気が流れるのです。簡単に言うとプロバットのサイクロンは掃除機で吸う構造に対して富士ローヤルはブロアーで空気を送り込む構造なのです

プロバットのサイクロンがめてちゃめちゃ気密性を持たせているのも隙間ができるだけでそこから空気が入り込んで排気効率が一気に下がってしまうこととダストボックスの部分に隙間ができるとサイクロンの機能が失われることになります。(ゴミが外に飛び出すことになる)

一方富士ローヤルのサイクロンはブロアーでちょっとぐらい隙間から漏れても大勢に影響がないのです。

プロバットのサイクロンはサイクロンとしての機能ともうひとつ

排気の圧力を安定させる働きが大きいように思います。
それとサイクロンの手前の補助ダンパーのようなものを調整して最初の圧力を一定に保ってどの焙煎機でも同じ条件を作り上げるようにしている感じでした。

富士ローヤルの3キロ・5キロの焙煎機の切り替えダンパーの所にある空間はプロバットのサイクロンのような排気の圧力を安定させることに寄与していることになります。

これによりダンパーの開度と排気の動きが正比例的になる感じがするのです。
この辺が単独ファンよりもいいところだと思うのです。

まぁ・・・たった一回焙煎させてもらったけどほかの焙煎機で焙煎するのも面白いと思いました。

いきなりコーヒー使って感じたこと

いきなりコーヒーはすごくこだわって作られていたコーヒーメーカーだと思います。
試して問題点を克服して作り上げられたすごいコーヒーメーカーだと思います。
特に焙煎後の冷却の風を利用して抽出時の湯気をミルの側に来させない構造なんかはすごくうまくできていると思いました。たぶん、失敗から問題点をきっちり克服した感がすばらしいです。
もし・・このいきなりコーヒーがつくられたころにクラウドファンディングなんかがあったらお金が集まっていただろうと思います。

きっちり説明したらこのコーヒーメーカーを作りあげた人たちの執念を感じることができると思うのです。モノづくりのすばらしさを感じることができるのです。

ジェネカフェという焙煎機について

このごろジェネカフェで焙煎を何度かやっているんですが・・・
初心者にはもってこいの機械なんです。
動きが遅いので豆の状態をじっくりみることができる
豆の状態で熱風の温度を自由に変えることができるのです

つまり・・業務用の焙煎機で起きているであろうことをチェックすることができる
豆がしぼんでえぐれた感じを観察できることはけっこう勉強になる。

だだ・・・後半で回転スピードが上がってヒーターのパワーがあったらもっとぼくの評価は高かったと思いますが・・・

ちなみに・・・コーヒープロのオークションに出品予定です。

生豆保管庫

以前は麻袋で生豆が届くとほこり飛ばしをして12キロづつに小分けして冷房の効いたところに保管していました。そんな感じて20年ぐらいやってきたのです。

多分普通に考えたらそんなに悪い保管方法ではないと思います。
それでも細かい部分でクレームがきた・・・
(まぁ・・・代表なんですけどね)
12キロの生豆用の袋ではどうしても生豆が呼吸をしてしまい水分量が変化してしまう・・・
ぼく的にはそれが普通と考えていたわけですが水分計で毎回測定していてあることに気が付いたのです。頻繁にエアコンが入る気密性の弱い部屋では湿度が高くなりやすくその湿度を珈琲豆が吸収して水分量が上がってしまう可能性を持つということ・・・
(代表は・・・それを嫌ったわけです)

12キロの小分けに使っていた袋

すべての豆を3.8キロづつに小分けして気密性の高い袋に入れて保管する・・・
てなことを代表が言ってきたわけです。
簡単に言うと60キロの麻袋で考えれば15袋に分けねばならないわけです。
8種類の豆すべてを小分けするととんでもないスペースが必要になります。
現在使っている保管庫にどうやったらはいるのか
考えれは結構パズルなんです。

3.8キロの生豆

考えれば何とかなるもんです。
この3.8キロの生豆をコンテナに詰めて積んでいくのならばけっこう省スペースになることが分かってきました。しかし、このやり方では60キロの豆が上に伸びることになる・・
そこが大変ではあるけどそれならば気密性の高い水分量も変化しない状態にすることができる。
そして、その豆がいつの豆で水分量がいくつであったかが一目瞭然になる。
そのデーターが焙煎豆まで引き継ぐことができる。

そこまでが分かってくるとがぜんやる気ができてくる。

エアコンで冷やされている保保管庫(1箱で4袋が入っている)

次の改造は生豆の計量部分となる予定です。
ここまでくるともっとバージョンアップを目指したくなるものです。
代表は数字に強いせいか2g単位のはかりで膨張率などを計っているのがずっと不満だったのです。
ぼくは今まで今のはかりで問題ないと思っていました。
しかし、生豆の計量と煎り豆の計量が同一のはかりで測定できるのならばできるだけ精度のあるはかりがベストです。ということで次は、精度のあるはかりを焙煎機の排出部分採用しようと考えています。

というよりも注文はしてあるんですが届くのが相当後になりそうなのです。

生豆に貼ってあったカードが煎り豆ケースに張り付けてある(トヨタのかんばん方式)